新潟2011-24;ステンレスは本当にさびないのか2011年09月15日 10時03分02秒

ステンレスは本当にさびないのか
ステンレスは、その名の通り「ステン」(stain)=さびが「レス」(less)=出ない鋼材として認知されている。

一般の使われ方ではおそらくそれは間違いないのだろうが、
自然環境下でも、長期に及べば、必ずしもそうではないようである。

写真は、ステンレスサッシの一部。
亀裂が走り、盛大にさびが出ている。

うちの田舎は海から10mという、まさにまさに海辺に立っているかのような環境である。加えて、日本海側は冬場に台風がごとき風が吹きすさぶ。
従って、塩分が付くことが非常に多いと考えられる。
その状況下で、少なくともこのサッシは30年は経っている。

このような状況下では、いかにステンレスとは言えこのようになってしまう
のである。

膨らんでいるのは、中にあるプラスチック部材が吸湿/変質して膨らんだためだと思われる。内部からの膨張による力に外部からの化学的作用が加わると亀裂が走る。それにより内部がむき出しになると、錆びることもあるのだろう。もしくは、内部に鉄製の部材があったか。ステンレスサッシの中に鉄製部材があるというのも、おかしな話である。

何にせよ、塩気という物は、都会の人が想像しているより遙かに強力なのである。

そんなところに原発なんぞ建てて大丈夫なんかい?
(C)おたくら編集局