金星の太陽面通過 ― 2012年06月06日 14時37分10秒
日食は、地球全体では毎年どこかで皆既日食が起こっているのだが、
金星の太陽面通過は、前回は2004年だったが、その前はその121年前、次は105年後で、しかもこれは地球上どこからでも同じ、という日食より遙かにまれな現象だそうだ。
今回は7:11頃から離れるのが13:47と、実に6時間もかかった。
日食が3時間だったことに比べると長いが、それは言うまでもなく、
見た目の大きさで金星が月より遙かに小さいからである。
昨日が丸1日曇天だったので気になったが、今日は雲は多いけれど晴れで、観測にはまあ条件のいい方である。
が、やはりい金星は小さかった。
日食は肉眼でもはっきり見えたが、金星は太陽めがねを通しても
肉眼では全く見えず、カメラでも、200mm程度の望遠では
1:1のサイズにしてようやく見える程度だった。
しかもどうにもぼけてしまい、2重3重に写っているので最初「黒点」?と思ったほどだった。何回かに1枚それなりに見える写真があったのがこれ。
今頃は夏至(21日)が近いので太陽が高く、三脚の雲台をひねって撮影しているため、どちらが上かは不明。
まあ、なんとか「太陽の前に何かがある」というのがわかる程度。
6時間を約1時間毎くらいに撮影したが、はっきり写っているのがあまりないので金環食の時のような連続写真は出来ないかも。これから写真を確かめていくけど、すべて拡大して見る必要があるから、時間がかかりそう。
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