2013白馬・八方・栂池(1)2013年08月22日 23時14分34秒

倉下から白馬三山
3年ぶりに白馬へ行った、というか行けた。
なおのこと、8月中に行けたのは実に7年ぶり。

ここんところ体調よくなかったし、特に心臓の動きが変だったりしたので「栂池や八方なんて登れるか?」と思っていたのだけど、意外と、過去最も調子よく登れたりしたのである。

ということで、他のネタも挟みつつ、しばらくは白馬三昧をば。

この写真は、倉下の端から見た白馬三山。
この直前まで八方に登っていて、池では残念ながら峰々を拝むことは出来なかったのだけど、降りてから見るとこの様子だったと。

今年は雪の残りが多い気がする。
まあ、8月だからと言うこともあろう。いつもは9月末に行くことが多いから。
そのせいなんだか、7年前の夏とは花の種類が大きく違った。少なくとも記憶とはかなり。そのあたりも追々。

そういえば、前回は1000枚撮影で、今回は約2100枚か。まだ足りぬわ(^_^;)

2013白馬・八方・栂池(2)2013年08月23日 19時09分54秒

白馬の前に新潟県柏崎椎谷の写真をいくつか。

今年は初めて椎谷から白馬に行った。

一番の理由は、白馬と椎谷ではその行程の大半がかぶる上に、
財政的な問題から2回に分けて行く費用を捻出できないからである。
今は本当に厳しいので。
2泊3日という強行軍なのもそれが主因で、あとは餌なしでウサギが耐えられる日数や
水やりなしで朝顔の持つ日数なども考慮している。

厳しい状況ではあるが、やはりお墓参りはしたい。
でないと落ち着かない。お墓参りはとても重要なのだ。
そうでなくても去年も夏には行けてなかったので余計。

お盆に行かなかったのは、お盆には京都でやることがあったのもあるし、人込みがいやだったから。
このあたりにもいろいろあるのだけど、それはこの際省略。

そんな細かい事情はともかく。念願叶って行くことが出来たのは大変喜ばしい。

やっと到着した椎谷での一風景。
実った稲穂と晩夏の空。
このあたりは電柱が少ないので空が広い。こういう風景を見ると帰ってきたなと思う。
京都市内では絶対に見られない風景だから。

この場所の横には不動堂がある。
これはそこの灯籠。
よく見ると、ハート型の窓だ。

裏側は月型。

月にハートと言えば、あのセーラー服美少女戦士を思い出したり。

という椎谷トリビアから椎谷編開始。

2013白馬・八方・栂池(3)2013年08月24日 10時31分59秒

観音堂手前から集落と海を望む。
180度の眺望がある。

海が日本海なのは言うまでもないが、中央奥の山が米山。一度登ってみたい。
今年はお寺さんにいろいろと教えていただいたので、次回にチャレンジ。

運がよければここから右手に山がつらなって見えるらしいが、今日はかすんでいてあまり見えない。

その手前左手に見えるのが柏崎原発。
何度も言うようだが、歩いて行ける距離なので、何かあったら即あの世行き。

地元にとって原発は必要悪。危ないのは百も承知だが、しかし生きるのにお金は必要。
安全な都会にいて、電気をばんばん使いながら原発反対などと言う愚か者には、都会で稼いだお金を捨てて、田舎で住んで田舎の実情を知ってからものを言うことを義務づける。
廃止したいなら、代わりになるものをよこせ。それが偽らざる気持ち。


夜のご飯は、富山で買った源の「ぶりのすし」。
源は「ますのすし」が有名だけど、こちらもおいしい。
まずのすしよりずっとお寿司なので酸味は強い。

お供はこのお酒。いつも日本酒を買う「越の蔵」で購入。
シャーベットと書いてあるが、冷凍するとシャーベット状になっておいしいらしい。
が、一般家庭の冷蔵庫程度の能力ではなかなか凍らない。このときも4時間は冷やしたと思うが
全く凍らなかった。

味は「甘い」。ちょっと甘過ぎな感じ。もう少しそれを押さえたらよいのに。

2013白馬・八方・栂池(4)2013年08月25日 07時24分00秒

翌朝。
散歩していると、突然前から飛行物体が。
とっさに連射したら何とか収まった。

カモメもしくはウミネコ。どっちだかはWikipediaを見てもはっきりしなかった。
飛翔状態をこんなに間近に見たのは、初めてかも。


で、着地してテトラポットの上で監視状態。
このまま少なくとも10分以上は居続けた。というか、私の方が先に動いてしまったので、その後どれだけ居たかは不明。

別角度から1枚。米山さんをバックにする立ち姿。

一方こちらは家の上にいた鳶。
このあたりでは家や電柱の上に鳶が居ることもしばしば。
別段珍しい光景ではない。


2013白馬・八方・栂池(5)2013年08月26日 14時57分47秒

昔の薬会社は薬屋に対して販促物だけじゃなくていろいろくれたもの。
販促物としては風船とか独楽とかいろいろあった。
そんな中で一番大きそうなものがこれ。
番頭さんの机、のようなもの。

いやそれよりも、この薬がほしい。
私のような馬鹿に効く薬が。

椎谷には自生する昼顔が結構ある。
朝から咲いてるけどね。これを撮影したのは6時半。
実は昼顔じゃなくて長く咲く朝顔?

新潟編の最後は、扉の上でお見送りしてくれた雨蛙。
昔は窓にたくさん張り付いてたんだけど最近は本当に減った。
こんな田舎でも気候変動か公害の影響がある。

ということで、この後車で白馬は栂池に向かったのでした。

トンボ池夏2013(4)2013年08月27日 07時24分08秒

ちょっと間が開いたけど、トンボ池公開の続き。

これはモリアオガエルの卵。
今年は雨がすくなかかったせいか、この卵も乾燥して堅くなってしまい、孵化可能性は低いのだそうな。異常気象の影響は各所に出ている。

これは無事孵化してちょっと大きくなったモリアオガエル。
寝てる。
この大きさだと雨蛙と全く見分けが付かない。
蛙は振動があると逃げるので、こういうときは絶対に葉を揺らしてはだめなそうな。
一方、蜘蛛は動くものにしか反応しないので、蛙がじっとしているときは安全だが、
動くとやられてしまうことがあるそうな。それは自然の摂理だからいい悪いではない。 

2013白馬・八方・栂池(6)2013年08月27日 21時11分52秒

新潟から移動して、まずは栂池。

最初はホテルに先に寄って割引券をもらってから行くつもりだったけど、時間が惜しいので直接行くことにした。結局その判断が非常に重要になるのだけど、それはこの時点では分からなかった話。

いつもはホテルから栂池に行くので、新潟から直接行く道は知らなかった。
その上、なぜかナビがうまく設定できなかったので看板を頼りに運転していると、こんなところに出た。
白馬の川はほとんどが改造工事をうけているので自然のままのところはほとんどない。
ここもそう。それっぽく見せてるけどね。さぞかし土建屋と議員が儲けたことだろうて。

この先もうちょっと進むと栂池自然公園下に到着。
自然園には、ここからゴンドラとロープウエイを乗り継いで上る。
実は天気予報では雨だったのだが、途中では、曇りと晴れの交互な感じ。
麓では雨がぽつぽつきてる。ゴンドラに乗ると雲の中。

ちょっと心配したけど、自然園入り口についたときにはこの通り日差しも指してきた。
この時点で13:20。
今日回る予定の範囲なら十分余裕はある。
・・・と、このときは思っていた。

2013白馬・八方・栂池(7)2013年08月28日 19時58分56秒

それでは、栂池で見た花を紹介。
これらは自然園に入る前に見かけたもの。

ミヤマセンキュウ(深山川芎)かミヤマシシウド(深山猪独活)。
葉っぱが見えれば同定できるのだけど。
大きさから考えると、後者の確率の方が高そう。
いずれにせよセリ科ということには違いない。
この花には虫がたくさん寄ってくる。臭いが強いのかも。
私の鼻では分からないけど。

ヤナギラン(柳欄)。
これは八方や岩岳でも見かけたのだけど、建物の周りに見られた。

ヤマハハコ(山母子)。
壺のような白い花が特徴的。
完全に開花するともう少し開くらしい。

2013白馬・八方・栂池(8)2013年08月29日 12時55分55秒

オニシオガマ(鬼塩竃)。
この花はあちこちで見かけた。

こちらは花部分のアップ。
背の高さは1mにもなることがあるらしいけど、今回見た中ではそんな高いのはなかった。足下に生えてたから低く感じたけど、40cmくらい?

イワオトギリソウ(岩弟切草)。
今回使ったレンズ「Sigma 18-50mm F2.8-4.5」は被写界深度が浅めなのでピンぼけ部分が多いのはご容赦。
シナノオトギリソウ(信濃弟切草)という種類と酷似しているらしいが、葉っぱに明るい斑点が見られるのが見極めのポイントらしい。黒ならシナノオトギリ。

タテヤマアザミ(立山薊)。
これもよく見かけたため、かえって撮影枚数が少なく、特に同定で重要になる葉っぱを写さなかったのは不覚。

2013白馬・八方・栂池(9)2013年08月30日 08時18分17秒

カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜)。
クモマニガナ(雲間苦菜)かもしれないけど、わずかに見える葉っぱの形から推察。

ノリウツギ(糊空木)。
花の形はあじさいに似てる。
白飛びしている。こういうことがないように本当はRAWでも撮影するつもりだったのだけど、切り替えるの忘れてた。16GBのSDカードだったのでRAWでも余裕だったのに。残念。

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。
上から撮影した写真がなかったので、背が高かったのかも。

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