呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(8)2014年05月11日 08時00分44秒

てつのくじら館の展示のメインの1つは機雷掃海に関するもの。ちなみに、海にあるのが機雷、陸上にあるのが地雷。自衛隊の機雷除去技術は世界でも有数なものだそうで。その始まりは第二次世界大戦の終わり以降の日本軍やアメリカ軍が日本周りに撒きまくった機雷の回収に始まり、現代は世界各地での処理に携わることもあるとか。第2次大戦中の機雷が未だ見つかることもあり、2000年以降でも神戸港内で処理されたとあった。機雷は過去の戦術ではなく、現代も使われているし、過去の遺産が見つかる場合もあるで、その除去技術は大変重要なのだそうで。
この辺りの展示も基本的に撮影可能だったと思うけど写真はなし。

で、もう一方のメインが潜水艦「あきしお」。1983年から2004年まで就航していた本物である。
入り口の真横から見るとこんな感じ。いかに大きいかがわかる。
ちなみに、このような形のことを「涙滴型」という。

潜水艦内も撮影可能である。実に太っ腹。
船内は想像よりかは広かったけど、それでも狭いのは狭い。通路は特に横幅が狭い。
もし子連れで行くなら、絶対に中で暴れさせてはいけない。確実にどこかにぶつかるとか下に落ちて(そういう場所もある)怪我するから。写真を撮る人は、一人が立ち止まると後ろの人も止まらなければならないので、手早く。

ベッドに至ってはこの狭さで、寝相の悪い私には絶対無理。そもそも入ることすらできないかも。

こんな部屋もある。

ここが艦長室。さすがに館長は個室である。

忘れてたけどホームページはこちら。載っているイメージ図と実際はちょっと違うけどね。
http://www.jmsdf-kure-museum.go.jp/

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(9)2014年05月12日 06時59分35秒

船内続き。制御盤。アナログの計器がズラリ。今の最新鋭機はデジタルなのかもね。

コックピット。他の乗り物と違って、潜水艦には窓がない=目視による運転はできない。すべて計器による情報によるしかない。だから操舵手には非常に高度な能力が必要になるわけで、それについても展示もあった。これからはカメラを付けて全面スクリーンにする・・・という風にはならないのかな?モビルスーツのコックピットのように(まああれは架空の技術だけど)。

潜望鏡。ちなみにNikon製。ニコンはもともと軍需も多かった会社だからさもあらん。その辺りはCanonとは違うところ。

最後に外観の説明図。

潜水艦ってすごいんだなぁ、と思った次第。
でもこんなん見せても大丈夫なの?とちょっと心配にもなったり。赤い国とかからスパイが来ない?まあ、古い機体だからもういいのかもしれないけど。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(10)2014年05月13日 13時43分18秒

ここで飲んだ缶コーヒー。中国地方限定だそうで。かなり甘口。中国地方って、そういう味付けが好きなの?

で、大和ミュージアムから海側を見た360度分パノラマ。
空が明るくて明るさが変わってしまって繋ぎ目が見えまくってるけど、位置関係はわかると思う。左手の青銅色の屋根の建物がフェリーターミナル。このとおり、大和ミュージアムの真横にある。松山行きフェリーは、その中でも一番左手、写真で左手に見える桟橋のさらに奥にある桟橋から出る。

フェリーターミナル、正確には松山行きフェリーは呉は途中港なのでターミナルじゃないけど、そこからは自衛隊艦艇の港も過ぎ真ん前に見える。どれが何だかはわからないけど、いろいろある。ちなみに、沖合に停泊しているものもある。

そしてこれが松山行きフェリー。多分乗るのは二度目。呉からは初めてだけど。
これが呉港。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(11)2014年05月14日 06時53分17秒

その沖合に停泊していた艦艇。イージス艦に似てる?
こういう機密が多い艦艇を岸壁に接岸するとスパイの侵入などの危険があるため、こうして沖合に停泊させるのである・・・と思ったのだけど、本当のところはどうだろう?

海上の写真は1枚もなかった。約2時間だけど、その半分は寝てた。

で、フェリーは松山観光港へ。

観光港から伊予鉄高浜駅までは歩いて約12分。連絡バスもあるのだけど、歩いて行ってもちょうどいいような時刻設定になっているようである。

伊予鉄に乗るのも二十数年ぶり。当時はまだ冷房車両が珍しくその車両には「完全冷房車」と誇らしげに書いてあったが、今はもう100%だろう。また、当時は車掌さんが乗っていたが、今はワンマンになっている。

高浜駅から観光港まではバスまたは歩きなんだけど、看板には一応書いてある。元々は延長する予定があったのかもしれない。今もなんとなくそれっぽい土地が一部あったりするけどね。

→調べてみるとやはり延伸計画がある様子。ただし、予算面で難しく実現されていないのだとか。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(12)2014年05月15日 07時12分11秒

松山市駅で市電線に乗り換える。
地元の人は「市駅」と呼ぶ、と思う。私も住んでた時はそう読んでて、未だにそう言ってしまう。

懐かしい釣掛式のモーター音を聞きながら約20分で道後温泉駅に到着。ちょっとレトロな建物。本当に古いのか、そういうデザインなだけなのかは不明。

駅の前にはからくり時計ができていた。毎時0分にはそれが動き出す。ちょうど19時だったので動くのを見ることができた。
最初はこの高さなのが・・・
せり上がって2倍の高さにもなる。更に中からいろいろ出てきて豪勢。
よく見るとわかるが、後ろの建物の窓にも影絵のようなものが投影されている。
少なくとも15分は動いていたような。

今日の宿泊は松山ユースホステル。駅前からの直線距離は近いのだけど、急な坂道の上にあるので行くにはちょっと時間がかかる。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(13)2014年05月16日 06時50分29秒

翌朝は6:40の道後温泉発の列車でJR松山駅へ向かう。
朝早いので朝食はなし。
駅前も朝早くはひっそりしてる。からくり時計はこんなかんじで、手前にあるのは足湯。

駅前には蒸気機関車が止まっている。

坊っちゃん列車という。もちろん夏目漱石の「坊っちゃん」にある「マッチ箱のような列車」に由来するものだ。
実はこれ、単なる展示ではなくちゃんと動く。蒸気機関車のようにみえるのはディーゼル機関車である。市電というのはその名の通り「電車」が通るものであり、ディーゼル機関車を走らすには別免許が必要だったそうで、でもそういう前例がないのでお役所とともに試行錯誤の上実現したのだそうな。
いつ走っているのかなぁ。終着駅では方向転換もするそうだけど、どうやるんだろう。

一方、市電には新旧電車が走っている。こちらは新型。今流行の低床型。

一方こちらは旧型。右は下京都市電だと思うけど、どうだろう。左もどこかで走っていたものであろう。旧型のモーター音とか揺れ方は、うるさいし揺れるしだけど、どこか懐かしい。

あっ、そういえば昨日の夜の話が抜けている。
違うカメラだったので写真が別の場所にあったので。
ということで、それは明日。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(14)2014年05月17日 13時37分33秒

後先になったけど、これが松山YHの夕食。
1080円でこれだけある。味は過剰に求めなければ十分良いかと。
ご飯はおかわり自由。本当はサラダもあるんだけど、私は入るのが遅れたせいで、もうなかった。
あと、デザートもあった。みかんゼリー。

この時相席した人にビールを頂いた。感謝。名前からして地ビールだろう。今のYHはビールOKである。昔のようにミーティング強制参加でもないし・・・って、一体いつの時代の話やねん(^_^;)。昭和55年頃はそうだったのよ。
その人は、お遍路さんだそうで、本当に歩いて回っていらっしゃるとか。もう50日ほど歩いているとか。普段はテント泊で5日1回宿に泊まり洗濯とかするのだそうだ。
60歳位(聞いたのだが失念)だったと思うが、私がその年で同じことができるかなぁ。
今日泊まりの客の中には団体でマイクロバスをチャーターして同じくお遍路している一群もいるとか。おばちゃんが中心。今のおばちゃんは元気だからなぁ。

で、食事の後に道後温泉本館へ行く。
なんか横には高いビルがあるし、真ん前にはアーケードがあるし、人はやたら多いしでパンフレットとかにある写真から想像してたイメージと違う。ちょっと幻滅。それが理由ではないが、人が多すぎるので入るのを諦める。

で、向かったのが同じ泉源の「椿の湯」というところ。歩いて5分位、アーケードを抜けた先(途中)にある。本館は一番安いお風呂で400円だが、こちらは360円と少し安い。代わりではないが、石鹸やシャンプーはないので持っていくか買う必要がある。石鹸は30円。ロッカーは100円だったか、無料だったか失念。
地元の人はこちらを使うんだそうで。そりゃ、わざわざ高くて混んでいる風呂には行かんだろう、同じ湯なら。確かに中は混んでない。

道後温泉には初めて入ったが、なんかあまり温泉らしい感じはしなかった。肌がとろける(すべすべになるともいう)感じはない。白馬とか九州のお湯とはかなり異なる湯質のようである。

今日の御苑2014年05月17日 18時27分58秒

最近は週に一度しか京都御苑に行けないので、変化が大きすぎて困っちゃう状態。

今朝、出水の小川に行ってみると川辺に黄色のあやめが咲いていた。
「あやめじゃなくて菖蒲?」という話は去年書いた気がする。

そういう季節。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(15)2014年05月18日 08時01分11秒

道後温泉前アーケード。21時前だというのに、土産物屋だけでなくほとんどのお店が開いている。まあ、これだけの人出があればさもあらん。
まずはほてった体を冷ますためオレンジのシャーベットを食べ、ついでに美味しそうだったみかんジュースを買う。
今回の旅行ではおみやげをケチらないことにした。最も、持ち運べる分量の範囲内ではあるが。
松山名物一六タルトの店ではゆずジュース(100円)があったので飲む。私が飲んだので売り切れのようだった。
砂糖無添加と書いてあったような気がするが、たしかに甘さ控えめであった。でも1回飲めばいいかな。

松山といえば、「母恵夢」(ぽえむ)のクッキーで干しぶどうの入ったクリームを挟んだ洋菓子が好きだった。でもここではお店を見つけられなかった。もう売ってないのかな?住んでた頃はよくおみやげにしたんだけどね。

椿の湯は一律送料360円だけど、本館はなんか色々と料金があってわかりにくい。
料金表を撮っておいたので、次回、もし行くことがあれば研究の上で。

本館遠景。周りも古めの建物が多いと思ってたから、「本当にこれが本館!?」と思ったほど。なんか、どこぞに作られたテーマパークの館のよう。

道後温泉駅から一筋西側に歩いて、そこから左折して150mで本館。
逆に右折して30mほど行くと(正岡)子規記念博物館があるそうで。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(16)2014年05月19日 06時25分49秒

再び時間は戻って道後温泉駅。
電車の運転席。いかにも昔の運転席だけど、ワンマン運転のためのマイクとか、コンピューターらしきものも設定されているのが現代。

「チチチ」という声が聞こえてきたので見てみると、駅舎の窓枠の上につばめがいた。

しばらくすると地面に降りてきた。更にもうチョットするともう1羽きた。餌がいるわけでもなく、兄弟で遊んでいたのだろうか。

「松山」と思って電車に乗ったけど、考えてみればJR松山駅と伊予鉄松山市駅はだいぶ離れているので、行き先を間違えてはいけない。乗った列車がJR行きだったので良かった。市電の路線図は↓感じ。

JR松山までは、時刻表上は20分ちょっとだが30分見ておいたほうが良い。JR松山駅前は道路真ん中にあるため地下道を通って駅まで行く必要があるから。
ここから特急に乗って今治に向かう。
(C)おたくら編集局