呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(17)2014年05月20日 06時49分50秒

松山駅に入るとまず迎えてくれるのはこの方。
たしか、アンマンマンの作者であるやなせたかしさんが高知出身で、そこに記念館があるということで、JR四国にはアンパンマン列車が存在する。その関係だと思う。

で、松山駅だけど、何故か駅の番号が2つ付けられている。特にここから2つに線がわかれるわけじゃないはずなんだけど。Y55は予讃線;高松から松山経由宇和島駅までの線で、多分高松から数えて55駅目なんだろう。でもUってなに?

ここから今治へ。乗るのは松山発特急「しおかぜ+いしづち8号」岡山+高松行き。8000系リニューアル車。振り子式らしいけど、松山~今治の間ではそういうふうには感じなかった。この間は振り子が有効なカーブがあまりないのかもしれない。

途中で分かれるが松山~今治間は同じなのでどちら側に乗ってもよい。自由席。
通勤と思われる人がほとんどか。混んでいるというほどではないが、横2席のうち1席はおおよそ埋まっているという感じ。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(18)2014年05月21日 06時38分05秒

朝早いのでYHで朝食はとってない。道後温泉駅前のコンビニでおにぎりを買ったのと、昨日、商店街にあった「寺子屋」というおかき屋で買った手作りおかきを食べる。130円。
お店の前を通った時、とてもい香りだったので1枚買う。
本当は濡れおかきが欲しかったのだけど売り切れてたので、普通の堅焼きで。
その時はもうお腹にはいらなかったので、今日の朝食になった。今食べるか持ち帰りか、食べるのはいつかを聞かれて、袋に入れてくれたり乾燥剤まで入れてくれた。
1枚130円は伊達じゃない。というか、それだけ商品に自信があるということ。
それに違わぬ味と食べごたえ。小食の人ならこれだけも行けるかも。

今治までは約40分。「しおかぜ」の後ろはこんな顔。線の色が違う。

今治駅。ガラス張りで横に異様に長いので、超広角レンズを持ってしても入らなかった。
まあ、写真にとっておこうと思うデザインでもなかったけど。

近くには今治城があるらしいけど、今回は行く時間がない。いずれまた。

ここで別途フェリーで今治に来ていた友人と落ち合って、しまなみ海道の四国側の玄関口、糸山サイクリングセンターに向かう。いろいろ次回からしまなみ海道編。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(19)2014年05月22日 06時29分46秒

今治駅からしまなみ海道起点となる「糸山サイクリングセンター」に向かう。バスがない時間だったのでタクシーで行くが、思いの外遠かった。JRで一駅以上あるからなぁ。

糸山サイクリングセンターは正式名称は今治市サイクリングターミナル「サンライズ糸山」で、しまなみ海道を渡る人に自転車を貸している。
実は宿泊もできるのだが、3月の時点ですでにいっぱいだった。部屋数が少ないのかもしれない。なので、あまりここを拠点にというのは考えないほうが良かろう。

受付で登録する。すでに事前予約は入れてあるので、書類に書き込み、料金を支払うだけ。乗り捨ても可能なので、前払い(もし借りた場所に戻ってきたら、保証金は戻ってくる)。

しまなみ海道の橋の通行料も、ここで「しまなみサイクリングクーポン」を買うとで大幅に安くなるらしい。実に半額で全橋を渡る分の券が付いている。しかも施設での割引クーポンも付いている。250円。
あとからわかるけど、割引クーポンも尾道も含めてなかなかに使えるので、絶対お得。
(注;一応期間限定のようである。延長されるかもしれないけど。)

サイクリングマップももらう。これもとても役に立つ、というか、後でわかるけど正しいルートをたどるには必須。
この絵では子供連れで行こうとしてるけど、1つ2つの橋を渡るなら行けるかもしれないけど、全線走破は絶対無理なので注意。それも後でわかったことだけど。

施設前では自転車の調整をちゃんとしてくれる。ヘルメットは無料で貸してくれる。
今回は荷物の加減もあって前かごに後ろに荷台もあるママチャリを選択。3段変速付き。
後から考えるとこの選択は正しいとはいえなかったのかもしれないが、この時点ではそれはわからなかった。
荷台に荷物をつける紐は持参してきた。
雨が振りそうなので荷物を覆う袋や、かっぱも準備。

センターの中から最初の橋、来島大橋がよく見える。否が応にも期待が盛り上がる。

リュックの紐が車輪に巻き込まれそうだとか、思いのほか早く雨がぱらついてきたとか、椅子が低いとか色々調整に手間取って15分ほどかかってようやく出発。
尾道まではちょうどちょうど70キロ。はてさてどうなりますことやら。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(20)2014年05月23日 06時58分54秒

しまなみ海道は今治と尾道を結ぶ高速道路だが、橋が多いのでこう呼ばれる。西瀬戸自動車道というのが正式名称かもしれない。
今治側から見ると、「来島海峡大橋」(200円)→伯方・大島大橋(50円)→大三島橋(50円)→多々羅大橋(100円)→生口橋(50円)→因島大橋(50円)→尾道大橋(無料)
と連なる。全部渡れば合計500円なので、先のクーポンが半額なのがわかる。
向島~尾道間には新尾道大橋というものもあるが、これは自動車専用なので渡るなら尾道大橋である。

 サイクリングセンターを出発してまずは来島海峡大橋へ。いや、まず最初からしてなかなかつらいものがある。
もちろん体がまだ慣れていないこともあるが、実はこの橋が一番高いところを渡る橋だからでもある。
自転車・原付道はぐるぐる回って橋を登る。途中は車道の下をくぐる。

どれだけ高く上がるかは、糸山サイクリングセンターがこれほど下に見えることからもわかる。

今日は曇りなのでちょいと残念ではあるが、さすがに景色は良い。途中、横手に造船所が見え、折しも船を作っているのも見えた。

地図を見て調べると、おそらく今治造船。

登るだけで約10分。ようやく入り口について橋を渡り始める。


呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(21)2014年05月24日 07時05分55秒

来島海峡大橋は通行料が一番高いだけあって、さすがに長い。ここだけで(前後の自転車道を含めると)約5キロもある。
「海峡大橋」という名のとおり、海峡=島と島の間の上にかかっている。この辺りは、ぱっと見でもわかるほど海流が早い。しかも島も大小多いわけで、こりゃ、水軍も出てくるわなぁ、と思った次第。
一番左が糸山、中央が小島、右の橋の根本が馬島。

実はここは3つの橋が連続でかかっている。途中に2つほど島があるが、普通の人はそこでは降りない。地元民向け。
もう1つは「武志島」、だったと思う。

更に進んだ位置からパノラマ。これでカラッと晴れていればさらにいい景色だったのだろう。だけど、これくらいの日射だったのであまり日焼けせずに済んだ。すっかり忘れていたのだが、基本的に遮蔽物の少ないルートだし、海からの照り返しもあるので日焼け対策は重要である。
写っているのは一緒に行った友人(^_^)。水分の補給は重要。
左根本が馬島、中央手前が武志島、中央奥が大突間島(だと思う)、右根本が大島。

島の所々にピンクから紫に見える花の咲いた木が見える。遠目なので肉眼ではもちろん。カメラで望遠撮影しても
その液晶でははっきりしないが、ぱっと見は桜に見えるが時期がちょっと違うし、藤やツツジとは木の形が違う。
なんだろう?
コンパクトデジカメで20倍で撮影してもこの程度で、細かいところまでは見えない。

来島海峡大橋を渡りきって振り返る。先(というか元)が見えないほど長い。
渡り切るのに約30分かかった。まあ、途中かなり止まって写真は撮っていたけど。「こんなにかかるんかぁ、先は長そうだなぁ」と思ったのも事実。

ここからは大島に入る。先の左に見えるのが橋を降りる自転車道。

拾翠亭一般公開2014年05月24日 13時06分10秒

今日は京都御苑のとんぼ池の一般公開があった。
(正確には昨日から明日まで。)
でもその話はまた別途するとして、拾翠亭(しゅうすいてい)も一般公開していた。

とんぼ池は年2回、5月と8月で無料で、拾翠亭は時々、100円でやってる。今日はたまたま開いてたので、ひょっとしたら初めてかもしれないので入ってみた。
→今調べたら毎週金土と、葵祭、時代祭、御所一般公開に合わせて公開されているらしい。池に掛かる橋はいつでも渡ることができる。

拾翠亭は九条家の遺構で、御苑の一番南、中央よりやや西にある。
京町家+茶室といえば大体あってる。
階段とか床の間とか、どことなくうちの作りにも似てる。
(うちも築90年を超える、京町家づくりだから。ただし、改築はされているので残っているのは一部だけだけど。)

写真は、その1階池側の縁側から。

折しも新緑がまぶしい季節でとても綺麗だった。
植生から見るに、紅葉の頃もそれは美しかろうと思う。

そういえば、池にはすっぽんがいた。かなりおっきいの。
初めて見たかも。

それだけ。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(22)2014年05月25日 07時13分24秒

来島海峡大橋を渡り切ると、すぐ休憩所があった。トイレと自販機があったか(橋の途中にはない)。
そこからの眺め。木が多いのであまり見えないけど。

しまなみ海道を走っているとよく分かるのが、植生が京都や大阪とだいぶ異なるということ。花の種類が多いし、季節が少し遅い。私のように雑草の花を探すのが好きな人にはなかなかに面白いコースといえよう。これは休憩所を出てすぐにあった花。

こちらは休憩所の中にあった雑草。
これも。カラスノエンドウのような気もするけど、ちょっと違う気もする。

そして、途中で眼下に見えていた紫の花の正体がこれ。色は似てるけど藤ではない。なんだろう、初めて見た。数多いというわけでもないが、しまなみ海道のあちこちで見かけた。

大橋を降りると一気に下り、海岸沿いに出る。右奥に見えるのが降りてくる道。
橋から先は自転車道は高速道路を外れ普通の道路を走る。
ちゃんとサイクリングロードとして整備されており、色付けもされている。その線に従っていけば、基本地図なしでも迷わない、筈ではある。
しかし、急に曲がったりするところもあるので、ただ単に海岸沿いだと思って走っていると外れてしまうので要注意(迷ったこと数回^_^;)。
ただし、この大島に関して言えば、自動車道と自転車道はそれほど大きくは離れていない。

ここでは八重桜がまだ咲いていた。

公園で来島海峡大橋を振り返る。

この公園にはきれいな藤棚があった。あとで分かるだが、尾道の藤棚はもう花がなかったから、先の八重桜といい、この辺りの季節は少し遅目な気がする。

左手に八重桜が見えるが、風が吹くとその花びらが藤の花の前に舞って、それはそれはきれいな光景だった。
写真ではわかりにくいかもしれないが、花びらがはっきり写っているところからも、いかにたくさん待っていたかがわかると思う。こういう時は動画がいいなと思ったり。そういえばD90は動画撮影できたんだよなぁ。忘れてた。

とんぼ池5月(1)2014年05月25日 07時42分09秒

5/23~25に、京都御苑は東南端にある「とんぼ池」の一般公開があった。
とんぼ池についてはここでも何回か紹介したが、実は8月のみであり、この5月の公開に来たのは初めて。

まず分かるのは、5月の風景は8月とはずいぶんと違うということ。特に池の右側の木がまだ茂ってなく、また池も睡蓮やがまが全然出ておらず、代わって菖蒲が咲いている。そのため、見目の印象が大きく変わる。

とんぼ池であるからには、昆虫や小動物やきのこなどを探して写真に撮るのはお約束。こちらはものさしイトトンボ。これは結構な数見かけられた。

こちらはゾウムシの一種と思われる。御苑の中には葉をくるくる巻いて樽のようなものを作るのとか、何種類かいるようだけどね。


呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(23)2014年05月26日 07時00分26秒

藤の中には白いものもある。あるのは知ってるけど、このしまなみ海道では所々でそれを見かけた。民家が多かったけど、中にはそうでないところにも咲いていた。
手前がぶれているのは、自転車で走りながら撮影したため。

自転車道は途中長い坂道を登る。ここがしまなみ海道で一番の高低差である。走り疲れた、というより慣れてない足にはかなりの負担。ママチャリの非力さを痛感することになる。マウンテンバイクやサイクリング自転車の人は、女性でも(比較的)楽そうに上がっていく。

途中、エディオンの店があった。エディオンといえば、大手家電なイメージがあるが、こういうところでは、こういう店舗もあるということで。地元の電気屋を買い取った、という感じか?

山を超えて反対側の海岸沿いに出る。
村上水軍博物館があるらしいが、今回は因島にある水軍の博物館に行く予定なので、ここはパス。

そこで曲がって海岸沿いを走る。

先に伯方・大島大橋が見える。


とんぼ池5月(2)2014年05月26日 07時14分08秒

野いちごがあった。後で御苑内を歩いたが、何箇所か見かけた。そういう季節。また別の種類の黄色い花も咲き誇っているので、これから先、野生のいちごがしばらく見られる。

これがモリアオガエルの卵。8月には小さな子ガエルを見ることはあったが、卵を見るのは初めて。池の上にかかる樹の枝に産み付けられている。
なんでも、本当に絶妙な場所にあるらしく、それを見て池の泥をさらうとかいろいろ手入れをしているそうな。

この時は、2本の木の計4箇所にそれがあった。
この先梅雨になって雨が降ると、柔らかくなって生まれたおたまじゃくしが下に落ちるのだそうな。

そうそう、今回は水槽の中に入れられたモリアオガエルの大人を始めてみたが、意外にデカかった。体長7センチほどというから、アマガエルよりずっと大きい。
ここにいるのも連れてきたのではなく自然に来たのだとか。御苑内にもこういうのがいるのね。
(C)おたくら編集局