Mac OS X El Capitanの問題 ― 2015年10月05日 15時55分58秒
1台のMacにMacの新OS;El Capitanを入れてみた。
基本的にはYosemiteと似てて使い勝手の面では慣れが必要な部分は少なそうなのだけど(少なくともYosemiteと同じ操作ができる)、1つ大きな問題を見つけた。
・ディスクユーティリティーでNTFSのディスクの修復ができなくなった。
El Capitanのディスクユーティリティ
見た目がiTunesでiPad/iPhoneなどをつないだ時の画面に似てる。
今までは、BOOTCAMPでWindowsもインストールしている場合、このディスクユーティリティで、Windows上のSCANDISKでは復旧できない問題も修復できたのだが、それができなくなってしまった。El CapitanではNTFSのドライブに対してはFirstAidのボタンが有効にならない。
NTFSはディスク内容をしょっちゅう破壊するダメダメフォーマットで、なおかつSCANDISKはWindowsシステムが入っているドライブに対してかけられないので(SCANDISKに限らず、私の知る限りWindows上に存在するすべての同種のプログラムで不可)、この機能がとても重要だったのだ。まあこれでも100%ではないのだが、ほとんどは直してくれた。
システムディスクに対するSCANDISKは再起動時にかかるように予約できると思われるかもしれないが、それもディスクパーティションを切っていると動かない事が多い。BOOTCAMPでWindowsを入れている場合は100%だめ。SCANDISKもしくはパーティションを切るプログラムにバグがあって、SCANDISKがエラーで止まってしまうのだ。
Yosemite(まで)のディスクユーティリティ
(上のマシンとは別。)
ということで、一旦入れたけどYosemiteに戻した。El Capitanのインストールに1時間かかり、戻すのにもそれくらい。それでもTimeMachine1発で戻せるから、Macはすごい。
Appleにしてみれば自社のOSでは作られないNTFSをサポートなんてしなくても問題じゃないというところなんだろうけど、こんな重要な機能削らないで。いや、SDやUSBメモリに対してはNTFSフォーマットできるから、必要なんじゃないか?
ということで、BOOTCAMPでWindowsを入れている人、さらに、NTFSの復旧をさせている人は、少なくとも今はEl Capitanを入れないように。
2015年10月7日追記:
「EI」かと思ってたら「El」~ELなのね。解りにくい。
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