良作アニメ紹介;フィギュア17 つばさ&ヒカル2016年02月20日 06時00分00秒

2001年のアニメ。
「地球に不時着した宇宙人がばらまいてしまった怪生物を退治する」と書けば身もふたもないけど、内気だった少女の心の変遷が主題だろう。

アニメといえば、普通は30分だけど(実質20~23分)、この作品は1時間枠(実質45分)である。それで13話あるので実質26話と思われそうだけど、回が変われば話が切れてしまう事が多いので、意味は違う。
1話は連続した話なので、物語がとても丁寧に描かれている。最近のアニメに慣れているとゆっくりしすぎているように思えるかもしれない。特に初回はそういう感じを受けた。もう少しメリハリは欲しいかも。ある意味アニメというよりドラマに近い。

1時間アニメとしては最近は「刀語」がそうだし、OVAでは「異世界の聖機師物語」がそうだった。どちらも物語が丁寧で後者は好きな作品で何度も見ている。下手なドラマに1時間枠与えるくらいなら、丁寧なアニメに1時間与えてじっくり描かせるほうが良いんじゃないかと思いもするんだけど、この尺を描ききれる監督さんはそうそう居ないかもなぁ、と思ったり。毎週じゃなくて月1回でも良いから(刀語がそうだった)。

各種造形は正直しょぼい。このショボさは「ダイ・ガード」に通じるところがある。そんなところに主眼はないという意思表示か。

主人公の声はクレヨンしんちゃんの矢島晶子さん。他は折笠富美子さん、小山力也さん、井上喜久子さんと有名所が出ている。釘宮理恵さんとか堀江由衣さんも脇役で出ている。まだそういう位置づけの時代の作品。

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