雪中梅2016年03月01日 08時12分47秒

3月の京都は雪で始まった。
朝5時、いつもの朝散歩の時は外気温1度ほどで、ところどころ凍っていた。
その時はまだ暗かったので、明るくなってきた7時にカメラを持って御苑へ撮影へ行った。

そこそこ人がいる。フィギアというかドールを持って撮影している人も居た。私もやろうかなと思いもしたが、なんか刺さるような寒さというか冷たさなので今日は断念。

梅林の様子。積雪量は1~3センチ程度なので大したことはないが、綺麗に薄化粧っしているような感じ。

出水の小川付近。
雪の時は、水があるとその対比が美しい。金沢の兼六園を見るとよく分かる。

花の上にも積雪。白の花では目立たないので、桃色ならこの通り。
梅なのに「桃色」とはこれいかに。ピンクと書くべき?日本語ではやっぱり桃色だよなぁ?薄紅とはちょっと違うし。

川をよく見ると、鳥が遊んでいる。
キセキレイと思われる。お腹が黄色いのが特徴。御苑ではあまり見かけない子だ(御苑で一番多いセキレイはセグロセキレイかハクセキレイ)。しばらくこの場所であっち行ったりこっち行ったりしながら何かをついばんでいた。冷たくないのかな?

一方、梅を見ていると雪が落ちてくるので何かと思ったらこの子の大群が。
目白。この季節、時々梅の花をつつく目白の大群に出会える。今日はあいにくズームできるレンズではなかったのでセキレイも目白も大きく撮影できなかった。残念。

最後に、雪の京都のお約束「白大文字」。
なんか仙洞・大宮御所内にクレーン車が入っているなぁ。今工事中なのは知ってるけど、こんなところにどうやてクレーン入れたんだろう。門はそれほど高くないと思ったのだけど。

伊勢・志摩旅行(22)2016年03月01日 14時05分49秒

内宮を後にして今度は二見浦に向かう。
移動はタクシーで。もし鉄道で移動するなら、伊勢市に出てJRに乗り換えて二見浦で降りて歩くようだ。

本式の伊勢参りは、二見浦で禊をして、外宮、内宮の順で参る、とも書いてあった。距離から見て順で参るのは多少骨が折れる。なので、私達のように外宮、内宮に参り、時間があれば二見浦に行くという人も多いのではないかと思う。

二見浦の象徴、夫婦岩。

実はこの夫婦岩、縞の向きが男岩(大きい方)、女岩(小さい方)で異なる。本来こんな近くにある岩でこんなことはないはずなのだが、こうなっているのは、大正7年の台風で女岩が倒れた際に間違って向きを逆にしたからだそうな。

そういえば、二見浦に来たのは初めてではない。調べてみたら、1986年に来ていた。その時の写真。
なんかちょっと感じが違ってみる。潮の満ち下限と綱の感じの違いからか。
昔の写真も、現存するものはほぼすべてのスキャンしてある。フイルムがあればスキャナーのフィルムスキャン機能で、プリント物はScanSnapで。分かる範囲で年代別整理はしてあるのだが、場所別分類はまだできてない。いずれしてみたい。

ちょっと手前から見てみるとカエルの像があった。

男岩の左後ろにある岩をよく見ると、上にカエルが座っているように見える。
多分これを模してのことだと思う。「無事カエル」?

◎良作アニメ紹介;R.O.D2016年03月01日 16時46分53秒

「R.O.D -READ OR DIE-」
2001~2年に作成されたOVA。全3話。
超人と呼ばれる悪の組織(?)と戦う紙使いと呼ばれる能力を持ったエージェントの戦いを描いた作品。
脚本:倉田英之、監督:舛成孝二のコンビで作っている。このコンビは他にもいろんな作品で一緒にやってるけど、萌や(巨乳を含む)エロに頼らず、設定と物語で見せるのが力量で、この作品では「紙使い」という設定が素晴らしい。
特に倉田さんのいろいろなことに対する造詣の深さがこの作品には活かされている。この2人が組んでいる作品もハズレがないと行って良いだろう。「かみちゅ!」とか「宇宙ショーへようこそ」などある。

設定が良いので3回で終わらすのもったいないなぁと思った。それがやがてTHE TVにつながっていくのは嬉しい事だった。

これ、北米版で買ったけど、最初のは途中でノイズが入る不良品だった。というかあちらではそれでそのまま正規の商品だった。あちらの品質チェックがいかにザルかを思い知った。で、修正された版も買った。だから2枚持ってる。
日本でこういうことあったら速攻で修正版が配布されるんだろうけど、あちらでは平気で1年後とかある。ノイズだけならまだ我慢もできるけど、再生できないとか言うのも結構あるからなぁ。1枚限りの不良のことが多いけど、ロット不良
=全数不良もある。多分プレスして全く再生テストとかしないまま売ってるんだろうなぁ。だから安いのか。
(会社で導入したアメリカ製PC50台全数不良という壮絶な経験もある。ソフトのプレインストールミス。全数CDから入れ直したんだけど、そのためにはCDドライブを組み入れなきゃいけない個体も多くて、でもネジがはまらなくてひどくく苦労した。中国の品質が悪いのは知られてるけど、アメリカンも結構ひどい。日本製は本当に品質がいいのだ。)

・・・

「R.O.D. - THE TV-」
2003~4年に放映された作品。全26話。
OVAの5年後を描いた・・・じゃなくて舞台とした作品。
主人公を紙使い姉妹と女性作家にして、ある意味「世界統一」をしようとする組織と成り行き上の戦いを描く。正義の味方じゃなくて「守りたい」から戦ったら結果的に世界を救ったという感じ。
最初のうちはOVAとはほとんど接点がないように見えるけど、真ん中で接して、後半はOVA後にあった「事件」へとつながっていく。前半が終わった時に一応軽く説明の回が入るのでOVAの話は知らなくてもいいけど、やっぱり見ていた方がより設定がわかると思う。

OVAより以上に設定が絶妙で素晴らしい。グイグイ引き込まれる。後半はどんどん追いつめられていって「どうなるの!?」と思うけど、最後は一応ハッピーエンドになるし。倉田さんの知識がフルに生かされている。並の脚本家では作り得ないだろう。それを描き切った監督もいい仕事してる。しかもこれが原作無しのTVオリジナルなのだから、すごいとしか言いようが無い。

さらに、作画においてもほとんど手抜きがないし、音声はなんと5.1CHである(OVAも)。TV放送アニメで5.1CHのものは、私はこれ以外に知らない(本放送時は2CHだったのかもしれないけど)。まあ、それがフルに活かされているのはドラキュラの本の話の回だけなのだけど。
→「フルメタル・パニック! The Second Raid」もそうだった。

音楽も好き。最近のアニメでは歌謡曲をオープニングに使ったりするけど、この作品では歌なしの楽曲である。それがオープニングと合わさっていい感じである。ちなみOVAと同じ曲なんだけど、テンポとアレンジが違うのでちょっと違って聞こえる。あの関係ない歌謡曲をオープニングや主題歌にするのなんとかできんのかねぇ。特に下手な歌手(声優?)が歌っているのを聞くと腹が立ってしまう。曲をちゃんと聞きたいと思う作品なんてしばらく出会ってないなぁ。
まったく、最近の、物語も描画もお粗末な乱造アニメとは明らかに格が違う。

ということで、今まで何作か紹介してきたけど、その中でもTVアニメの中では最高位に入る1作。すべての人におすすめ。
(C)おたくら編集局