しまなみ海道3「魂は燃えているか」(96)2016年07月19日 07時39分24秒

・・・アクションカメラ
Flylinktech SD58
7800円(税込。購入当時)


カメラと書いてはあるけど、事実上超小型のビデオ。
なので常時録画が基本。
いわゆるドライブレコーダーのように、振動を検知して録画を開始することもできるらしいが、自転車では当然使えない。振動だらけだから。

・思ってた以上に小型軽量で持ち運びは楽
コンパクトデジカメのさらに半分くらいの大きさ。厚みはあるけど。軽い。

・液晶画面
この機種は同種のカメラがだいたい1.5インチ液晶なのに対し2インチのを積んでいるのがウリ。
確かに2インチ液晶は見やすいと思うけど、撮影中は見られないので大きさのメリットはそれほど感じない。せいぜい最初の画角確認だけ。
さらにこれがものすごく傷つきやすい。なのでフィルタは必須。専用品はないので、PC用とかを切って貼り付けた。

・電池は2個付属している
嬉しい誤算。
1個で、満充電から約1時間撮影可能だが、1日8時間撮影には全く通用せず。この機種はUSBから給電しながら撮影可能なのでモバイルバッテリーを繋いで対応した。

購入したのは 明日紹介するAnker PowerCore 10400 (10400mAh 2ポート モバイルバッテリー)。
8時間連続撮影しても半分も使われない余裕。ちょっとオーバースペックだったかも知れないが、どれくらいの容量が必要か解らなかったし、購入時に安かったので。

なお、USB給電する場合は防水ケースに入れることは出来ない。ベルトにつけるためのフォルダーに三脚用ネジ穴もあるのでこれで固定して、USBケーブルをつなぐ。

・USBから外部給電を開始すると自動的に録画が開始される。これが実に勝手が良い。
側面の上端子がUSB。その右側がSDカードスロット。

これが何故良いかというと、停車時にはボタン押して電源OFF→バッテリー外す→カメラを外す(盗まれたら困るから、自転車から離れるときは当然こうする)で、戻ってきたらカメラを付ける→バッテリーを接続するだけで録画が開始されるため、ボタン操作が不要になるからだ。
このカメラ、電源ONまでのボタン押し時間が10秒ほどもかかる上に、録画入るためにはモードボタンで切り替えてOKを押すという操作が必要で、しかもこの時は液晶画面を見ていないと操作できないので至極面倒なのだ。これが省けるこの仕様は実に良い。

・操作性は良くない。
ボタンは4つあるけど、それがわかりにくい。メニュー上左右があるのにキーはないとか、録画も一発ボタンでは出来ないなど問題がある。電源挿したら録画が始まるのがせめてもの救い。
防水ケースに入れても操作できるようになっている=防水ケース側にもボタン押下機構を付ける必要があるのでボタンを増やせないという事情はあろうが、なんとかして欲しかったところ。こういう時は、無線操作できればと思う。いや、アプリ入れたらWiFi経由でできるのかもしれないけど面倒なので、赤外線リモコンが欲しい。

・時計はバックアップされない
電池を交換すると初期化される。内蔵電池交換時は外部から給電しておいたほうが良い。内蔵電池は入れた状態で外部電源で動かしておけば、外部電源を外した時もバックアップされるので大丈夫。撮影前に、日付のチェックは必須かと。1日目は気づかなくて日付がおかしい。残念。

・SDカードは付属していない
1920*1080の30fpsで約15分で2GB。最大32GBのカードまで対応のようだけど、その容量では4時間連続撮影可能。1日8時間撮影するとなると、2枚でギリギリ、余裕を見れば3枚欲しいところ(もしくは32GB*2+8GB)。
今回はTranscend microSDHCカード 32GB Class10 TS32GUSDHC10E を購入したが、全く問題なかった。
これ2枚+PCへのバックアップで2日間乗り切ったと。
(ちなみに、2016/07/19現在+2枚の4枚で2日はバックアップ無しで行けるようになった。さらに+2枚発注して3日体勢へ増強中。)

・日本語
取説にも日本語文面があるし、本体も日本語表示に出来る。しかし、いかんせん情報が少なすぎる。これは日本語だけの問題じゃなくてすべての言語で共通で、設定についての説明が全くない。なので、いろいろ設定して確かめるしかない。解ったのは以下のとおり。

Seamless
1動画ファイルのおおよその時間。この時間で分割される。OFFにすると4GBになる。分割時には音が出るので一応わかる。
4GBはWindowsNTのFATで扱える最大サイズである。符号なし32ビットの最大数と言うべきか。プログラムの中にはこのサイズでは扱えない物も存在するので要注意。Adobe Premiere 64bit版では問題ない。

PowerSave
液晶画面を消すまでの時間(本体の自動OFFではない)。OKを押したら解除されるが、その時の押下は無視されるので注意。録画スタートなら2回押す必要あり。DelayShutDownは意味不明。

なお、Languageで本体表示が「日本語」に設定できるが、誤訳が多く意味がわからないので、英語のままが良いと思う。

・画質
最高画質では精細感はあるし、悪くはない。というか、想像よりずっと綺麗だった。CMOSにありがちなローリングシャッターもほとんど見受けられない。しかし、色合いでは青が強い。他の色は普通なのに。広画角ゆえに魚眼的歪はあるけど、気になるほどではない。また、レンズは価格なりに貧相なので、太陽に向かうと、盛大にフレアが入る。

・手ぶれ補正(Anti-Shake)
一応手ブレ補正機能があるが、ONにしても効果は感じなかった。自転車の揺れには効かないのかもしれない。

・三脚に付けるネジ穴は防水ケースとベルト付け用フォルダーにある。
というか、それにしかない。先も書いたとおり、USB給電するなら防水ケースは使えないので、長時間録画では使えない。なので無理やりミニ三脚を使って固定したが、ブレと安定性で十分ではない。
後日車載でも使ってみたが、車載での一時利用では完全固定できない。「固定」に関しては今後も検討が必要である。

・その他付属品
防水ケースを始め、各種取付具が多数付属しているが、どれがどれだかわかりにくい。取説に組み合わせ写真があるので、それで判断するしかないのだが、いかんせんその写真が小さすぎて見難い。

総じて、価格を考えればとても良く出来ていると思う。
青色をなんとかして欲しいのと、ブレ防止を本体でもう少しなんとかしてくれれば言うことなし。

GPSと合わせて経路確認&時間確認には使える。今回も一部なかなか良い映像が撮れてた。

そうそう、製品の箱がなにげに良い、と言うことも書いておこう。
この手の製品って、箱が貧相でつぶれていることも多いだけに、
これはちょっとびっくり。この箱は捨てないかな。

しかし、これはこのカメラだけの問題じゃないけど、アクションカメラ画像は揺れるので、前述の通り、後処理で揺れを軽減するソフトを買った。
けど、完璧に補正するのは無理。揺れ(基本的に上下の移動)はともかく、視点の移動(ハンドルの左右揺れに伴う映像の移動)はどうしようもない。これに関しては、次回までに少し対策を考えようと思う。

編集後の動画はYouTubeにアップしたので、ご覧あれ。全て音声は無し。

3月2日

3月3日
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