京都大雪(16);大宮・仙洞御所2017年02月01日 06時34分29秒

仙洞御所南端にある醒花亭(すいかてい)。仙洞御所内に残る数少ない建屋の1つ。
中は見られなかったけど、パンフレットには写真が何枚かあって様子をうかがい知ることができる。ここには載せないけど。
いわゆる茶室ではなく書院造。中から障子越しに見る庭も美しい。

ここにも横に灯籠がある。これは左手奥の灯籠。

そしてこちらは右手にあるキリシタン灯籠。
織部灯籠みたいな形で、下の柱(竿と言うらしい)の根元の方にあるくぼみの部分にキリストだったかマリアだったかの像が彫られているらしい。他の人との立ち位置の関係でそこをアップ撮影できなかった。実は桂離宮にもキリシタン灯籠はあるそうで、天皇家は神道だろうになぜ?と思ったり。

超広角で全景。



阪急京都線の列車について2017年02月01日 06時36分35秒

ちょっと小ネタを。
阪急京都線にはそれはもういろいろな車格の列車が走っている。
他の地方から来た人には、よくわからないことだろう。

阪急は基本「見た目」だけ重視して説明を端折ることが多い(行き先案内とか色々)。なのでわかりにくいことが多いので、特にわかりにくい車格についてここで説明。

阪急京都線で走っている列車の車格は以下の通り。
 特急
 通勤特急
 快速急行
 快速
 準急
 各駅停車
もう1つ特急の特別なのがあるけど限定だから省略。
結構あるみたいだけど、実は大きく分けると2つしかない。

各駅停車はその名の通りすべての駅に止まる。
それ以外は「急行系」で、以下のパターンにまとめられる。

大宮・西院に止まらない急行         特急
淡路に止まらない急行                 通勤特急
南方、上新庄、南茨木にも止まる急行   快速
高槻市まで区間快速                  準急

車両的に区別する方法はない。9300系は主に特急に使われるけど準急でも使うし(準急の9300系が特急の9300系に抜かれることもある)、
逆に3000系すら快速急行になる。最新の1300系は各駅停車中心。

なぜここで「急行」というかといえば、今の「快速急行」が昔の急行そのものだから。
昔、私が大学に通っていた頃の特急は梅田・十三・大宮・烏丸・河原町しか止まらなかった。通勤特急はこれに高槻市に止まってた。あとは急行と各駅停車しかなかった。

当時に比べると今の車格はあまりにわかりにくい。私ですら淡路に行くのに通勤特急乗って「ガッテム」したことがある。いっその事、急行と快速だけにすればいいのに。かつて急行を廃止した経緯があるから、メンツからか、何が何でも「急行」は復活させたくないみたい。
特に準急は「騙し」なので、高槻から京都寄りで急ぐときは乗ってはいけない。

駅でまとめると、
 十三、茨木市、高槻市、長岡天神、桂    すべて
 淡路                               通勤特急以外
 西院、大宮                            特急以外
 南方、上新庄、南茨木                   各駅停車、準急、快速
 高槻市~河原町                      準急、各駅停車
 他                                各駅停車
となる。
なお、快速以上の車格の列車は途中で抜かれることはない。

ということで、阪急に乗る際には正しい列車に乗って、気持ちよくお出かけくださいませ。

おまけ。ここは阪急と新幹線が並走する部分。
左が新幹線。走ってきてくれれば良かったんだけど。逆走のときは相対速度は約400キロ!同方向でも160キロほどの差がある。大昔に阪急が左側を走っていた時期があるというのは有名な逸話。京都線の見どころの1つ。場所?上牧から大山崎の間。

その大山崎の駅で写した2枚。

駅から両方写せた。1970年台のもの。どちらの車両も今や現役引退。
(C)おたくら編集局