祇園祭後祭宵山2017(5)2017年08月04日 00時00分00秒

八幡山のある町中では屏風祭りが盛んである。少なくとも後祭中では一番。

これは源平合戦の鵯越の坂落としをモチーフにした物。

これが光琳百花図屏風というもので、尾形光琳が描いた物・・・ではなくて、尾形光琳の病父絵を円山応挙が写した物らしい。
なんとなく、京都迎賓館は藤の間にあるにある壁画に似てる。本当は逆だけど。

これは明治以降の物らしく印刷物らしいけど、現代の印刷とは違って浮世絵の彫摺の技術が残る木版画で趣がある。

家にも明治時代に印刷された明治大帝史とか言う本があるけど、当時の印刷は実はかなりきれいだったりする。カラーも居間に置いても色あせず実に鮮やか。いずれここにアップしても良いかな。ちょっとだけ。

八幡山。左甚五郎作と伝わる二羽の鳩が目印。
私は時々、ここで鳩の置物というか笛?を買う。今年も。で、今年は中での撮影が出来なかった。人が多すぎて奥まで入れなかったのだ。残念。昔の風情を残しているのは先の役行者山とここくらいかも。

さらに別の屏風。

現代において、これだけの屏風を飾るのは、このときだけなのかもしれない。それでも年に1度陰干しすれば長持ちするだろうね。

最後は書の屏風。明治30年と書いてある。
文章の意味も書いてあったんだけど写し忘れた。幸せな国のあり方についてだったかな。「主、聖にして天下、?、臣下が国のために?なら福である。夫が妻を信じるなら福である。」後見えないけど、妻が夫をなんとかかんとかというのもあった。まあ、そういうこと。「聖」(ひじり)な政治家なんて見たことないけどね。
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