出町おすすめスポット散策ツアー(3) ― 2019年06月10日 05時52分41秒
一行は御苑に入る。御苑の東側を下る。
まずは母と子の森。迎賓館の北に隣接している。
ここは良い休憩場所。今の時期にはここでじっくりしているととても気持ちいい。真夏には蚊が多くて大変かもしれないけど。
何か居ないかとふと上を見ると2本の木が結び合っていた。松のほうが途中で曲がっている。根本で絡み合っている木は時々見かける(大概は縁結びの象徴になっている)けど、このように上で交わるのは非常に珍しいと思う。隠れ縁結びの場所ということで。私にはいい縁があるのだろうか。
これはその南にある染殿井。
京都御所三名水;醒ヶ井(さめがい)・懸井(あがたい)・染殿井の1つ。御所三名水はもう全て枯れているが、懸井;御苑中立売御門北にある;とここは一応井戸の囲いが作られている。醒ヶ井は石碑だけがあるそうなだけど、場所は知らない。なお、祐井(さちのい)というものが京都御苑ほぼ中央北端にある。
また移動して梨木神社。
梨木神社内には「染井の水」という井戸がある。京都三名水の一つで、現存する唯一のもの。先の「染殿井」と水源は同じと言われる。時々汲みに来ている人が居る。無料だけど、節度は守るように。私は実は飲んだことがない。このときも飲めなかった。
その真ん前にあるのがこの木。葉っぱがハート型になるものがあり「ハートの木」と言われるのだそうな。
また移動して今度は廬山寺へ。一般に「ろざんじ」と呼ぶが、お寺には「ろさんじ」と書いてる。紫式部が源氏物語を書いたと言われる場所だ。
ここは庭;「源氏の庭」が有名。普段は庭拝観は有料なのだけど、このツアーでは無料にしてもらってた。いろいろとお得なツアー。
配置は雲をかたどっているそうな。庭は撮影可能だけど、後ろ側;建屋側は禁止。
6月から9月にかけては桔梗が咲く。前に一度見たことがあるが、今は咲いてない。
ここは天皇家とも縁がある。一番左に見える建屋には歴代天皇の位牌があるのだそうな。
ここでお寺の人にいろいろと話を聞かせてもらった。良いツアーである。
建屋前にて。
廬山寺は庭の奥に墓地があり、そこに天皇の御陵もあるし、更に奥には御土居の一部が残っていたりする。言われないとわからないほどの土手だけどね。こちらはそこには今回行かなかった。
一行はさらに次の場所に向かう。
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