2019祇園祭後祭宵山風景(6) ― 2019年08月01日 06時11分20秒
北観音山。その名の通り、南観音山の北にある。両山とも同じ御神体を奉じているが、場面は異なる、はず。
船鉾と大船鉾とか、同じ御神体を奉じている山鉾は複数存在する。
こちらでも祇園囃子を演奏していて、ちょうど終わる所だった。拍手が上がった。
この北観音山は、先にちょっと書いた、保存蔵を残している数少ない山の1つで、それがこの写真右に写っている蔵だ。その中を写した映像を見たことがあるのだけど、どこだったかなぁ。
そういえばここではもう垂れ幕が飾られている。小さな山と違い、このサイズになると飾るのも大変だから一気にやるということか。
北・南量観音山から次の八幡山までの間は屏風祭りが最も盛んな場所だ。沢山の展示がある。まあ、それだけ昔ながらの大きな家が残っているという意味でもある。
ここは屏風の数もすごいけど、観音山の模型も立派だ。北か南かはわからないけど、町内からすればやはり北か。
こちらの屏風もきれい。それより奥のお座敷の広さのほうが気になったけどね。
こちらはいくつかの種類の屏風がある。
一番奥にある衝立の絵は鷹だと思うのだけど、
羽のところの輝きは、ひょっとして螺鈿?
D7500は超広角レンズ、αは3倍レンズだったのでこれ以上寄れなかった。来年はコンパクトか望遠持って来るか。
2019祇園祭後祭宵山風景(7) ― 2019年08月02日 06時14分54秒
こちらは源平の鵯越えを描いた屏風。
こちらの右上ね。
隣りにいた人が「斜面の傾斜80度くらいあるんじゃない?」とか言ってたけど、80度では馬が駆け下りることは不可能。特に昔の馬は今のように大きくなく足も短かったから余計。80度というのは山の垂直に見える斜面くらい。まあせいぜい45度じゃないかな。それでも人には壁に見える位きついはず。
八幡山。通りで言うと、黒主山と同じ位置の一筋西。
ここは入口が広くて入りやすい。多分後祭で一番広い。
これは屏風祭ではなく昔の山鉾巡行の様子を描いた屏風のデジタルコピー復元物。
上の方に大船鉾、浄妙山、八幡山が見える。
こちらが御神体の鳩。
左のは江戸初期の彫刻家左甚五郎作と言われるもの。右は復元物。今巡航で使われているのは右だけど、上の絵図にあったのは左か、もしくはその前のもの。左甚五郎作といえば日光東照宮の眠り猫もそうだけど、どうも単一人物ではなく当時の名工の代名詞のような感じだったらしいという説もある。
八幡山も祇園歌を残している数少ない山の1つ。残念ながら、この時は聞けなかったけど。もう遅い時間で子供がいなかった・・・ということはなかったけど。鳩の置物買ったのは子供だったし。
「八幡さんの厄除けのお守りはこれより出ます。ご信心の御方様は受けてお帰りなされましょう。ろうそく一丁献じられましょう。ろうそく一丁どうですか。」
この後「ちまきどうですか。~どうですか」。と続くのだけど、そういえば、歌詞は最初以外役行者山と同じか。今はじめて知った。役行者山の歌詞は聞いて起こしたけど、こちらは歌詞の紙が置いてあったので。
鳩のお守りをいただくのと、ろうそくも献じた。
八幡山の町内でも屏風祭がある。
この様に絵だけのものもあれば、
こちらは字だけ。漢文。
名君とはどういうものかが書いてあるらしい。
どこぞの国の君主気取っている連中に読ませたい。
2019祇園祭後祭宵山風景(8) ― 2019年08月03日 06時34分27秒
鷹山。
今年はいよいよ唐櫃での巡行復帰となった。
193年ぶりだとか。後数年で山を再建しての完全復帰を目指している。復元されれば観音山と同じく車のついた大きな山になるらしい。数年前に大船鉾が復帰した時は見に行ったし、鷹山が復帰する時は会社休んででも見に行こう。
復元費用を集めるためか、ちまきほかグッズが他よりちょっと高いのは勘弁してね。
最後は烏丸通に出て鈴鹿山。
飾り。
もう21時を回っていたため子どもたちの姿がなかったのは残念。
ということで、四条通より南にある大船鉾以外すべて回った。大船鉾は遠いんよね。四条通を横切るには労力が居るし。誰かが来てれば一緒に行くんだけど、一人ではちょっと億劫になってしまう。
ではあるけど、やっぱり、後祭の宵山、回れるだけは回る。今回は本当に腰が危なかったけどなんとかここまで保ってくれた。本当にギリギリだった。最後まで回れてよかった。
この後雨が降ってきて、家に帰り着くまでにはだいぶ濡れてしまった。回っている間に振らなくてよかった。翌日翌々日と雨だったので、この日が今年の傘なしで回れた最初で最後だったと思う。今年の梅雨は長かったね。
最後に提灯を1枚。
ちょっと芸術的?
ということで、2019年の祇園祭宵山の話は終わり。
しまなみ2019(39) ― 2019年08月04日 06時54分31秒
祇園祭の話が入ったのでしばらく間が空いたけど続き。
・・・
マーレグラッシア大三島。
昨日の写真は夜で暗かったけど、こんな感じ。
そしてこちらが流下式枝条架併用塩田。
読んで字の如くなんだけど、屋根上に何段にも重ねて積まれた竹の枝の上から塩水を巻き、滴り落ちてくる間に水分が飛んで最終的に濃い塩水が落ちてくるので、それを集めてさらに煮詰めて塩を作る、という方式。枝の上に塩の結晶ができてそれを集めるわけではない。濃い塩水を集めるため下は砂利になっていて、その下から集水する。
人工的な成分調整過程がないので海水の持つ塩分だけでないミネラル分が入っており、辛さが穏やかなのだ。それだけで食べても塩辛さが穏やかなのけど、焼き魚とか、塩味が重要な料理に合わせると引き立つ。
買って帰ったものもあるのだけど、いかんせん私がそういう料理をほとんどしないので減らない上に、ここに来るともらえる記念品小袋でも十分な量なので。
スキャンの関係で大きく見えるけど、現物は手のひらに乗るほどの小さな袋だからね。
真正面から1枚。幅が広いため超広角レンズでないと収まらない。なのでD7500。
横手にあるこれは普通の塩の工場。隙間から装置がちょっと見える。
ちゃんと了解を得てから撮影している。数年前に来たときにここが湿られていたのはこの工事のためかもしれない。この辺りにあった、枝の置き場所とか記念撮影場所がなくなっている。
さて、装置の向こう側(上の写真で言うと右手奥)、敷地の外にある木の上に何やら白いものが見える。肉眼でははっきりしないのでコンパクトカメラで最大望遠撮影してみるとこんなものが写っていた。
しらさぎ?の集団。営巣地かなぁ。なんでこんなところにあるんだろう。ひょっとして塩を食べに来てる?動物にも塩は必要。
しまなみ2019(40) ― 2019年08月05日 06時10分57秒
今度は大三島を西岸から北上してグルっと回って東岸を南下する。
まずは海沿いに走る。いわゆるしまなみ海道のメインルートからは外れるが、島の周回には自転車道が整備されている。
しばらくは平坦な海沿いの道。
しかし、道はやがて山の方に入り坂道となる。
前々回はこの逆のコースを走った。その時はどえらくきつく長い坂道で苦労した。今年も高さ的には同じなのだが、こちら周りの方がずっと短い。今日は昨日と違って電動ではないのでフルに力が必要だが、それでも距離が短いと楽。
坂を登りきるとまた前方に海が見えてくる。
しばらくは下り坂だが、速度が出すぎるので注意。狭くない道路で車通りも少ないのだが、極稀に車が来るので。
正面に見えるのがうさぎ島。
今日も行く予定にしている。そのためにはまず盛港まで行かなければいけない。
坂を下りきって少し西方向に走ったところに休憩できる場所がある。
前回来たときにはここにこんな↓テーブルと椅子があったのだけど、今年はなかった。劣化で撤去したのだろうか。いい絵になったのに。
そういえば、なんか海の色もぜんぜん違うなぁ。光の加減かD7100とD7500の色合いの差か。
しまなみ2019(41) ― 2019年08月06日 06時07分47秒
盛港へ。10:48。
当初の予定ではここからうさぎ島;大久野島へ行く予定だったが、次の船までだいぶ時間があるので、後の時間割を考えて断念することにした。結果から言えば、ここで行ってても大丈夫な時間に帰りつけたのだけど、このときにはそこまではわからないので仕方ない。
また海岸沿いを南下する。
中央に見える小さな島は、ひょっこりひょうたん島のモデルになったという島。まあ、モデル候補は他にもあるらしいけど。
多々羅大橋が見えるようになってきた。
で、うさぎ島に行かない分時間が空いたので、とある場所で海側に曲がってドローンを飛ばすことにした。
多々羅大橋の方に少し近づいて見よう。そこから360度撮影のまずは半分。
一番左に見えているのは太陽光発電システム。そう、飛ばした場所は実はこれの真ん前だったのだ。下からではよく見えなかったけど上から見るとよくわかった。
後半。
この辺は海が緑色だなぁ。透明度は高くない。
海岸沿いに道路が走っているのがよく分かる。これをこのまま左手=南に走っていく。
多々羅大橋の方向へも飛ばしたのだけど、これはあまり景色が変わらない。もっとずっと橋に近づけら変わるんだろうけど、ここからでは遠すぎる。ということで省略。
しまなみ2019(42) ― 2019年08月07日 06時28分21秒
途中にあった看板。
多々羅温泉が休館中となっている。話には聞いていたが、これで確認。
多々羅大橋に向かう前に、ちょっと寄り道する。去年探して行き着けなかった「ボッコ製菓」という所に行く。
いわゆる和菓子屋さん的店構えで探したら見つからない。というか普通のお店として探していても見つけられないだろう。さらに、到着したはいいが入口がどこかわからない。
正面にはない。左手にもない。実は右側の隣との僅かな隙間を入っていくとそこに入口がある。いや、ここまで来ても本当にここが入り口なのか不安になる店構え。狭いので正面からは撮影できない。
店内は撮影してないけど、入ってすぐにショーケースが一応ある。色々売っているようだけど、とりあえず、本で紹介されてたこれを買う。
簡単に言えば、芋餡を薄皮で包んだ和菓子だ。
断面も写したのだけど、ピンぼけでここにはアップできない。中はさつまいもの黄色というかあの色の庵の中にごまが散らしてある。それほどきつい甘さではなく美味しい。一応歴史というか由来のあるお菓子なんだそうで。
「絶対に店を探してでも買いに行け」とは言わないけど、そこそこ美味しいかな。
場所は、後でGPSログ出すときに。前に止まったことのある宿のすぐ近く。
少し休憩してからまた南下を再開する。だいぶ橋が近くなってきた。
昨日の桜の横を通り過ぎて多々羅しまなみ公園へ行く。
今度はちゃんと写った。
しまなみ2019(43) ― 2019年08月08日 06時12分38秒
昨日に続いて多々羅しまなみ公園へ。
柑橘類は紺玉で買ったので、寄らなくても良かったのだけど、休憩で。
いつもとはちょっと違った角度というか場所から。11:45。
実はこれ、なかなか撮影できなかった。この前でたむろしている人が居てなかなか空けてくれなかったのだ。写したいのはよく分かるけど、他にも撮影したい人は居るのだから、気をつけてくれ。あえて目の前でファインダー覗いてアピールしたりするんだけど、全然気が付かない無神経者が多すぎる。
この左手に写っている2人ね。猛省を促したい。
実はここはサイクリストの聖地と言われている。由来はこの看板を読んでね。
台湾は自転車が非常に盛んな国で、その筋では有名なGIANTというメーカーも台湾だ。日本は台湾ともっと親密にすべきだよね。まあ、赤い国本土と国交を回復したときに「中国は1つ」に署名しているから、おおっぴらには出来ないんだけど。情痴国家であるところのあそこから調達しにくくなる電子部材は皆台湾から調達しよう。
公園を出発し、10分ほど走った所で防波堤が見えたので行ってみることにした。もっと先まで行けるけど、自転車無理なのでここに止めておく。
こんな先まで行ける。振り返って1枚。
こういう角度から撮影できる。
一番左端にちっこく見えているのが多々羅しまなみ公園。
ところが、離れている間に自転車が倒れてしまった。
その一部始終をアクションカメラは撮影していた。
風がちょっとあったのでそのせいか、掛けていた土産を狙ったカラスの所業か。
この細い上を大急ぎで戻る。
土産物は無事だったが、アクションカメラのレンズカバーに盛大に傷が付いてしまった。映り込むことはないようだけど、新品に傷付たショックはでかい。
でも気を取り直して先に進む。
しまなみ2019(44) ― 2019年08月10日 16時30分59秒
昨日は新潟に帰る運転で疲れたので休み。これからしばらくの間新潟からなので遅くなったり休んだりするかもです。早くGWの新潟ネタも出したいんだけど。
・・・
道路沿いでは花が咲いている場所が所々ある。今年は例年に比べ季節が遅いので桜はあまりないが、藤は咲いていた。
こちらは真っ白な花が満開だ。
桜に近いけど桜じゃない。花は杏やアーモンドに似ているけどそれらはこんなに花を密集して咲かせない。
なんだろう。
そのとなりではツツジが咲いてる。
ツツジと言えば、京都は蹴上浄水場のツツジが有名でここでも紹介したことがあるけど今年も行けなかった。GW中に一般公開されるとつらいなぁ。しまなみ海道ではほとんど見た記憶が無い。元々少ないか、私が行く時期的なものか。
今度は真紅の桃とまさしく藤色の藤。
目をもっと下に向けてみると、こんな紫の花もある。
昨日多々羅しまなみ海道への坂の途中にあった花と同じだろうか。
ちょっと色が抜けて白くなった花もある。
形状からマメ科の植物ではないかと思われる。
しまなみ海道は、お花畑ではないけど、花も多い道。
しまなみ2019(45) ― 2019年08月11日 19時31分43秒
花を撮影しながら休憩。お土産はこの様にハンドルに掛けている。バランス悪い。
そういえば、この自転車もGIANTのだ。今気がついた。乗りやすいよ。
伯方島に渡る大三島橋へ。
本当は、ここに来るまでにどこかに店があったら昼食にしようと思ってたんだけど店が全然ない。これは伯方島に入ってから探すしかないか?
大三島橋の下の水流も速い。まるで川のようだ。
写真でもわかると思う。
ちょっと進んで、わずかに残ったソメイヨシノとともに1枚。
橋へ登る道の脇には八重桜が植えられているが、まだあまり咲いてない。
ソメイヨシノはほぼ散っている。今年はこの辺りも桜が1週間は遅い感じ。
大三島橋へ。ここも欄干が低く見える。
しまなみ海道の橋の中でここが一番に掛けられたそうな。たしかに距離は一番短かそう。
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