基本的に無償でのWindows7から10への入れ替えについて(6)2020年01月26日 07時34分20秒

次はWindows7からの設定戻りというか移行。
この際、一から再構築するという人は読まなくてもいい。
これまでに書いたことと重複するものもある。

クリーンインストールを選んでも前のWindowsシステム系のファイルはC:\Windows.oldというフォルダに保存されている。

(0)まず、Windows10の見た目;特にスタートメニュー周りが気に入らずWindows7ににしたい人はClassic Shellを入れる。これでWindows7→10移行での一番も問題が解決できる;と思っている。

(1)デスクトップ、ドキュメントなど重要なフォルダーの移行は、
 C:\Users\ユーザー名\*をコピーするだけ。

(2)これからインストールするアプリのある程度の設定データは
 C:\Users\ユーザー名\AppData\*をコピーするだけ。
ここにはLocal/LocalLow/Roamingの3つのフォルダがあるけど、Roamingだけでもいいかもしれない。ただし、今回ではなく過去には今までにアンインストールしたソフトの残骸も残っていることが多いので、きれいにしたい人は個別にコピーする必要がある。

(3)ライセンスものソフトの再インストールはこの時点で行う。
先にAppDataを戻しておかないと、完全新規になってしまい、設定を戻すのに面倒がある(AppDataがあっても戻らないものもあるけど)。
何がインストールされていたかの確認は、先にWindows7側で記録していたものと比較しながら。

個別の設定の保存が可能だったものはここで戻す。

(4)フォントのコピー
Windows.old\Windows\Fontsに旧のフォントがあるから、それをコントロールパネルのフォントからインストールし直す。直接C:\Windows\Fontsにはコピーしないこと。重複やWindows10では使えないものもあるようなので。

(6)各ソフトの起動テスト
起動できるか確認する。ものによってはWindows10では動かないものもある。管理者権限での実行をしないと動かなくなったものもある。どうやってもだめな場合はこの際最新版に買い換えるなどが必要。うちでは2種類ほどがこれで買い直しを迫られた。

インストールしないでも動くはずのソフトもすべて確認。

(7)ファイルへの起動アプリの割り付けの確認
ファイルをダブルクリックしたときの実行アプリがすべて解除されるので確認。ソフトをインストールすれば設定してくれるものもあるが、インストールが必要でないものや個別に設定したものはここで再設定する。この割り付けの仕方がWindowと異なるのでわかりにくい。

割り付けといえば、PowerDVDというソフトを入れるとものすごく根深く割り付けやアイコンの変更を行うので要注意。ファイルの割り付けだけならまだしも、光学ドライブのアイコンまで変えやがる。戻すのにはどえらく苦労した。やり方は忘れちゃったけど。こいつを入れる人はそのあたりの設定があるならすべて外し、ないなら後で要チェック。

(8)その他
自動で戻らないところは個別に手動で設定し直す必要がある。
デスクトップに表示するPCとかゴミ箱とかのアイコンを直す。
デスクトップでマウス右クリック~個人用設定~テーマ~デスクトップアイコンの設定

スタートメニュー内構成、スタートアップの内容なども入れ直し。

(番外)うちで困った状況
他の人では当てはまらないかもしれないけどうちで困った状況を。

・RAMDISKを設定していたのだけどそこにファイル出力先をしてしていたものが起動できなくて困った。RAMDISKやネットワークドライブを割り付けていた場合は最優先で戻すべき

・うちではPC内蔵のHDDが認識されなくなった。USB接続ではなく、内蔵。CドライブはSSDでこれは当然認識しているが、DドライブがHDDでこれが消えてしまっていた。電気的な問題ではなかったのでWindows10が認識していない。
先にバックアップをとってあったから、最悪フォーマットし直してと思ったけど、以下の方法で認識させられた。

コントロールパネル~コンピューターの管理~管理ツール~コンピューターの管理~記憶域~ディスクの管理
で電気的につながっている!=Windows10が認識しているドライブがすべて表示される。
ここのVolumeでドライブ名が表示されていないドライブがあるなら、そこでマウス右クリック~ドライブ文字とパスの変更でドライブ文字を割り付ける。

Windowのドライブ文字割付は基本自動だけど、特定のドライブ名にしたい人はここで設定する。

・・・

そんな感じ。

一部買い直しが必要なソフトがあったので完全無料とはいかなかったけど、少なくともWindows10自体は買わなくてすんだ。OSなのに高いからね、それは。

有償であろうと無償であろうとその前後の手間は全く同じなので、Windows7から10にしようとしている人は、まずはこの方法を試されるとよいかと。まあ、ライセンス的にだめなときもあるかもしれないけど。

OSの入れ替えというのはそうでなくても大きな問題を起こしがちな作業なので、バックアップをとった上で要注意で。

何があっても私は一切責任を負わないので個人の責任で。それができない人は金かけてプロに頼みなはれ。
(C)おたくら編集局