戦時中の絵はがき2 ― 2020年08月09日 05時39分03秒
戦時中に貯金を増やそうというキャンペーンが行われていたことは前回書いたが、保険でも同様のことが行われていた。それを担っていたのが「日本徴兵保険株式会社」。
てっきり国策企業だと思っていたら、現在のプルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険の前進;大和生命保険相互会社のさらに前進の名前だそうな。
この絵はがきはその保険をかけたときにもらえた物かもしれない。
名前からしてそうなのだが、戦時色丸出しである。当然のことながら、戦後すぐに改名されている。
もらっても全く嬉しくない絵柄である。小学生並みの絵?絵の上手い人が戦地に行ってしまいこの程度のものしか作れない状況になっていたのかも。
うちにはなぜかこれが3組もあった。
こういうパンフレットもあったので、子供にこれをかけたのかもしれない。今でいうところの学資保険みたいな物だと思われる。
「生存保険」というのが生々しいですなぁ。昔は今より子供の成人するまでの生存率がずっと低かったからこその名前かもしれないけど。私の知る限り私の親の兄弟は全員成人したようだけど。
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