呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(37)2014年06月08日 08時05分44秒

尾道について、まずはホテルへ入る。駅から近く、海岸すぐ脇にある「グリーンヒルホテル尾道」。
一応ビジネスホテルだろうけど、なかなか良いホテルであった。今時のホテルで有線LANがあり、またPCも貸してくれるようである。

雨にも濡れたし汗もかいているので、まずはシャワーを浴びてから、夜は「レスポワール・ドゥ・カフェ」へ行く。予定より1時間遅れでだが、まだそれですんだのは切り上げタイミングがよかったからといえる。

ここは、何回か紹介しているアラ・シャラモンのシェフの方が修行されていたお店である。今でも親交があるそうで、そのお店の人が京都のお店に来られた時は必ず寄られるとか、なんでも「伝説のシェフ」と呼ばれているとか。

前回尾道に来た時にはランチでおじゃましたが、ディナーは初めて。魚のフルコースで予約済み。ちなみに、昼はこんな感じに見える。

まず「嫌いなもの、アレルギーのものはありますか?」と聞かれたのだが、私も友人も幸いそういうものはないので「なんでも来い!」(意訳)と答えた。

ここで話題になったのだが、昔はアレルギーやアトピーなんてなかったよなぁと。聞かないだけで全くなかったわけではないのだろうが、少なくとも今ほど多くはなかったのだろうと思う。
現代日本は衛生面に過敏すぎて、抗菌とかで菌との接触を減らしたり、変な薬を摂取しているから、そういうものが積もり積もって、本人もしくは子供に出るのだと思う。いや、そもそも人間の体は菌類と共生してなんぼだから、そのバランスを崩すとそうなるのかもしれない。体に問題ない程度の不衛生や菌との接触は、抵抗力をつけるのに必要だと思う。

人間、なんでも食べられことはそれだけで幸せ、逆に言えば、食べられないものがあることはそれだけで幸せを逃しているのだから、すでになっている人には気の毒だが、何事も過ぎたるが及ばざるがごとしで、適度な不衛生を許容するのがよろしいかと思う次第である。

雰囲気のいいライトアップで、いやがおうにも期待が高まる。果たしてどんな料理が出てきますか。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(38)2014年06月09日 06時06分05秒

前菜は生ハムメロン。前菜の定番ともいえるけど、しかしどうしてこの組み合わせを食べようと思ったのかねぇ。日本でもスイカに塩をかけると甘みが増すけど、メロンに生ハムの塩気を組み合わせることで甘みが増す、ということだろうか。それならデザートの気もするけど。
そうそう、中央奥にある小さなガラスの容器はろうそく。明かりは上に白熱球(だと思う)があるのだが、このろうそくのおかげでとてもいい雰囲気になっている。

次に出てきたのがこれ。小さなのが一皿に16個も並んでいる。一応全部聞いたのだけど、覚えられない(^_^;)
ほとんどが野菜。右上のだけ卵(キッシュ)。

形も色も盛りつけも手が込んでるねぇ。美しくて食べるのがもったいないくらい。


左下のはゴボウの赤ワイン煮込みだったか?
写真が全部ぼけ気味なのは、人が感じる以上に暗い上にフラッシュを焚かないから。フラッシュを焚くと雰囲気が出ないからね。D90ではISO1600まで上げると精細感がなくなるということもある。暗い室内での撮影は難しい。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(39)2014年06月10日 06時41分26秒

スープ。コーンだったカボチャだったか?
ビールは2杯目レッドガフ。

メインは鯛とホタテとカニと野菜がいろいろ。
上にあるのはライスとサラダ。

19:30頃に店に入ってこのときは20:30過ぎなので1時間経過している。もちろん話をしながらといこともあるが、おいしい料理はゆっくり味わって食べる。というか、味があれば、自ずとよく噛んで味わおうという気になる。
ちなみに、先の16品のお皿を食べるのに20分、スープ10分、メインは40分かけている。今写真で調べたらそうだった。
まずい物は丸呑みするだけ。食べ過ぎで困っている人は、少量のおいしい物をよく噛んで味わって食べるのが良いかと。

閑院宮の緑床2014年06月10日 06時50分03秒

御所の南西にある閑院宮邸跡の建屋には、檜を敷き詰めた部屋がある。
御苑内にあった檜、その大きな一枚板を使った物であるが、ここの床が磨かれていて、外の景色が写る。

今の時期は緑の楓が写って美しい。

このときは案内の途中だったので急いでいて計った画角をとれなかったが、うまくするとこう見えるらしい。
http://fng.blog.ocn.ne.jp/kyotogyoen/2014/05/post_923e.html

晴れている日にもう一度行ってみたい。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(40)2014年06月11日 06時48分33秒

最後はデザート。ここでは、個別の売り物にもなっているデザートの中から3種類を選ぶことが出来る。これがまた種類が多くてあれもこれも欲しくなるのだが、悩んで何とか3つに絞る。
アイス系とゼリー系と一番左のは何だっけ?
これに、飲み物。あぁ、左奥のは水ね。

きれいにいただきました。
料理に関しては写真を見てもらったように、いやもうお見事の一言。
シャラモンさんよりちょっと高めだけど、それだけの価値はある。これだけ細かい作業されていればさもあらんと言った感じ。大雑把に言えば、シャラモンさんが見た目の細工の無駄を省いて庶民的価格で美味しいものを出してくれるのに対し、こちらはそれに加えて見た目も考え、少量多品種で舌と目を楽しませるという感じ。

帰り、ふと見るとメッセージカードが張ってあった。でも気がつく人は少ないんじゃないかな?何にしても細かい気遣いに感謝。

尾道に行くときは是非。おすすめ。
そうそう、箸袋などに「S1」と書いてあるのでなんのことだろうと思って聞いてみると、社長さんの名前からとったグループ名だとか。この看板にも名前が書いてある。ここだけでなく、近郊にいくつかの店を持ってられるそうだ。いつかはそこにも行ってみたい。

・・・
帰る頃には雨は本降りであった。いやはや、バスに乗るまで降ってもそこそこで済んだのは日頃の行いがいいからである・・・だといいな(^_^;)。

・・・
ホテルに戻ってから、明日のコースを検討するため友人と打ち合わせ。
この時に今日買ったマンダリンオレンジを食べたが、美味しかった。見た目は普通のみかんだけど、甘みが強い。これで180円とはお買い得。
みかん売り場には試食がなかったのだが、あればもっと売れる思うんだけど。友人も「しまった!」と言ってたし。

あじさい2014年06月11日 18時39分45秒

御苑を歩いていたら、なにやら青い物が落ちていた。
近づいてみるとあじさいの花だった。

「実はそこは花ではなくて・・・」などという学者ぶった意見は聞かぬ。
愛でるにはこれを花と思えば良い。

決して手折ったわけではない。本当にこれが落ちていた。
見捨てるにはあまりに惜しいので、持って帰って皿に入れた。
出水の小川の脇には割と大きめのあじさいの木があるが、そこのはまだ咲いてない。閑院宮邸跡の前にも小さなのがあるけど、種類が違う。誰かが買って持ち歩いていた花の一部が落ちたのだろう。

花に乏しい机の上が、華やいだ感じがする。

花が安らぎを与えてくれるというのはよくわかりつつも、精神的に余裕がない今の自分の状況もわかってしまう。
困ったものよ。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(41)2014年06月12日 06時49分55秒

普段ホテルではあまり寝られないのだが、さすがに昨日は爆睡してた。
それでも5時過ぎには目が覚めたので、そのまま起き出して、向島まで散歩することにする。

起きた時にはまだ雨が降っていたが、外に出たとき(6時過ぎ)にはもう止んでいた。雨は止んでいるがまだ日は出てないし、風があって、寒い。ちょいと薄着だったか。

ホテルの真ん前には船着き場がある。
左端に見えるのが向島への船乗り場。

散歩と言っても渡船に乗ってである。尾道~向島の渡船は3本ほどあるらしいが、ここから出るものは朝6時頃から動き始める。大人100円、自転車・原付きは+10円。6分ほどの旅程。

しまなみ海道の看板も当然のごとくある。
待っていると、これから橋を渡って今治まで(実際にはそこからさらに列車に乗って先まで)行くという人に声をかけられた。
私が昨日渡ってきたと言ったら、「風がきつくないかねぇ」と心配されていた。が、風はともかくママチャリでは相当にきつい道のりである、ということをお知らせしたほうが良かったのかもしれない。
自転車で行こうという判断をした時点で、実はベテランさんかもしれないので言えなかったけど。

船を待っていると、のりばの真ん前で漁船が操業している。何が獲れているのかと思ったら、鯛だと教えてもらった(その自転車の人に)。

網に大きな鯛がかかっているのがわかる。こんな近くでこんな大物が獲れるのだから、尾道の海は豊かなわけだ。

後でシャラモンさんで聞いた話だと、夜、海辺で車のライトを照らすとトビウオが一斉に飛び上がることがあるそうな。釣り人がそれを網ですくうのだとか。毎年それを見ると「あぁまたこの季節がきたか」と思うと。今はもう海辺に車は止められないそうだけど。

いずれにしても、それもこの海が豊かな証拠。透明度は向島や因島の方がずっと高いようだけど、魚がいるという面においては。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(42)2014年06月13日 06時25分38秒

渡船はまず向島からやってくる。変わった形の船だが、前後を入れ替えないでいい船だそう。
写真の順は左上から右下へ。

ここから乗る渡船は、向島の川を少しさかのぼった位置まで行くが、アニメ「かみちゅ!」でも出てきた渡船は河口付近まで。ここで2つの航路が交わるので、運行時間がわずかにずれているようであった。
そういえば、前回「男たちの大和」の「大和」を見るときに乗ったのもこれのようである。降り場すぐ横にある造船所に入ったような記憶が。

そのときの写真を見るとこうだった。右奥の橋に「大和」ロケセットと書いてあるなぁ。今気づいた。
なんか屋根も通路も変わっている。通路の幅が1/3になってる。維持費のコストダウン?

船がまた出て行くのを見送ってから、島の散歩に向かう。

梅雨の晴れ間2014年06月13日 08時12分31秒

梅雨の晴れ間に、たまにきれいな青空が広がる。

夏の空と言うより、秋の空に近い感じかも。

御苑に行くたびに、定点撮影をしてる。
目標、366日全日撮影。まだ30日分くらいかな。
何年かかることやら。

呉~松山~しまなみ海道~尾道旅行(43)2014年06月14日 06時58分30秒

向島に着いたはいいが、どこに行くかは全く決めてない。そもそも散歩だし、まだ6時過ぎだし、港の近場で外から見るだけのような場所があれば行こうか。
右上に映画「あした」ロケセットというのがあるみたいなので、行ってみるか。

港の真横には造船所がある。男たちの大和の大和があったのはこの造船所内。

さっきの川はまだ内陸に入っていく。これは自然の川か運河か。地図で見ると運河っぽいけど。

しばらく歩くが、映画のセットらしき物は見えない。神社があったのでお参り。お朝のお勤めをされていた。
後で知ったのだが、ここの狛犬がちょっと変わってるのだとか。そういえばそんな気もしたけど写真には撮ってなかった。残念。

映画のセットは近くには見えないので、あきらめて方向を変えて町中を歩いてみる。今調べてみると、どうも予想以上に遠いようだ。あの地図は縮尺が書いてなかったのでわからなかった。やっぱり地図付きGPSが必要かなぁ。3G版iPadを持つという手もあるけど。

しまなみ海道の終点は一応尾道だけど、「尾道大橋は狭いので自転車は向島で返して渡船で渡った方がいいよ」と書いてあった。その向島での返す場所が近くにあるらしかった。
アニメ「かみちゅ!」では自転車で渡ってたけどね。

尾道の町中にはコンビニが見当たらない。ところが、隣の向島にはあった。
昨日の話では、朝食は抜いて早めにラーメン屋に行こうかとも話していたが、やはりお腹が空いてたのでおにぎり買って食べた。外で食べたら寒かったけどね。
(C)おたくら編集局