しまなみ海道リターンズ(37) ― 2015年06月10日 08時00分48秒
・・・それはそうと・・・
流下式枝条架併用塩田へは、マーレ・グラッシア大三島の手前を左手に行ったところにある。
昔の瀬戸内ではこれで塩を作っていて、この方法が一番味が良くなるらしい。
しかし、1971年に法律によって禁止されて以降廃れていた。1997年に専売法が廃止され、かつてのことを知る人の協力を得て、ようやく復活させることが出来たらしい。その過程については、先の見学の中にある。
晴れてきて、奥の山も綺麗に見えてきた。こういうところで作られた塩というだけで美味しそうな気がしてくる。
試食というか嘗めることが出来たのだが、塩辛さが穏やかで、変な言い方だが、「塩らしくなく」まろやか。海水に近い辛さと味。魚介類を焼くのとか、煮物に使うととても良い味が出ると思う。家に帰ってから、これを入れて米を炊いてみたら、絶妙な塩味が付いておいしかった。高いのでおいそれとは使えないが、ここぞという時に使おうと思う。
後日、「塩なんですが・・・」と、料理をする人にお土産にあげたら、「いやいや、塩は大切」と言われた。まさに「たかが塩、されど塩」。
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