高尾山2nd(10)2015年08月26日 07時09分12秒

道を登って行くと、空が開いた場所に出た。そろそろ山頂が近いのかな?

下の方を見ると木を切った跡が。なんかトゲがこわい。回りにいた人も同じようなこと言ってた。
まあ、そこまで人が行くことはないだろうけど、念のためトゲも切っておいたほうがいいんじゃない?と思った。

階段。6号路はほとんど自然のままの道だけど、此処から先はこのような階段も多い。

道端にはすみれが。これもタチツボすみれだね。

案内板は14まできた。横の全体図を見ると・・・ない?剥がれている部分が多分そう。やはり山頂近く。

更に階段を登ると・・・

広い場所に出た。ベンチもあって休憩している人も多い。
でも、山頂までもう少しみたいだから、ここでは休憩せずに進む。

振り返るとこれが。
6号路は今登り専用だから。右下の説明板には英語も併記されているけど、たしかに外人さんもけっこう見かけられた。日本に長く居る人ならわかるけど、観光できて、わざわざここに登る人もいるのかな?
そういえば赤の国の人もいた。彼らはやかましい&行動に品がないからすぐ解る。これからしばらくは減るかもしれないが。

GRANDIA II for PC2015年08月26日 19時55分31秒

SEGAの最後の家庭用ゲーム機、DreamCastで2000年に発売されたGameArtsの名作PRG「GRANDIA II」のPC版が出た。

GRANDIAは1,2,Xtream、3のシリーズ4作が出ている。1はSEGA Saturn用、2はDreamCast、X,、3はPS2用;のちにPS3にPS2ゲームアーカイブズとして出ている。私はすべての作品をやったが、2が一番の名作だと思っている。1は子供向けの冒険譚でわかりやすいので人気が高いが、登場人物の年齢を上げ物語を重厚、というか意味深にしたこの2のほうが物語的に素晴らしい。ちなみにXtreamと3は駄作。2はPS2にも移植されたが、それはオープニングデモをカットしたり、システム的には処理落ちがあったりして残念な出来だった。

ということで、、この思い入れのある作品がPC版で出ると聞けば買わねばなるまい。定価1980円のところ、今月末まで25%オフの1485円になっているので、なおさらである。

(2015/08/30追記:どうも2002年にも一度Windows95〜Me対応版が出ていたことがあるような。これも英語版のみだけど。これはそれの改良版かもしれない。)

ということで、まずは画面をいくつか。


これをみて「おやっ」と思った人は鋭い。実はこれ英語版。日本語版はない。購入自体は日本でもSteamというところから出来る(日本語のサイトもあるし、円で購入できる)。

・・・出たのは良かったんだけど・・・

まだ最初のカーボの村の宿屋のところだけど、すでに問題が見えてきている。

さすがにWindows版だけあって画像はたしかに綺麗。ただしその分処理は重いので、かなりのマシンパワーがないとより高精度描画の設定はしないほうが良さそう。mac mini2014では最高画質は無理に近かった。いや、かなり落としてももたつく。音が出る前は必ず画面が止まるし、プログラム的な出来はあまり良くない。

動画はDreamCastと同じ低解像度のまま。おそらくはDreamCastの動画を作ったその大本のデータがもう見つからないのだろう。DreamCast版をそのまま持ってきているようだ。

まずの問題は、人形劇部分の音と動きが一致してないこと。GRANDIA IIでは動画ではなくキャラクターが音楽に合わせて自動的に動く部分があるのだが、これがだめなのだ。音楽が演じているような部分あるので、これが同期してないと台無しになる。移植者にはこの音の演出までは理解できなかったのか。残念。まあ、PS2版のようにすっぱりカットよりかは数倍増しだけど。

また、戦闘に入るところなど、DreamCastのグラフィックチップPowerVRに依存したような画像処理の部分はバッサリ削除されている。PS2版では別の画面効果に置き換えられていたが、このPC版では版では全く表示されない。普通戦闘ではこんな手抜きでは、ボス戦最後はどうなるのだろう。スケルトン化とかPowerVRを活かした効果全開なのだが。

それよりももっと重大な問題は、操作キーが全くわからなくこと。取説が用意されてない。終了すら出来ない(ESCではない)。Configrationの起動というのがあるにはあるが、エラーが出て起動されない→実は起動方法が2つあって、1つは駄目だがもう一方で可能だった。

フルスクリーンで起動するのだが、終了方法がわからないのでやむを得ずALT+TABでタスクを切り替えて強制終了するが、切り替え自体がやたら遅い上に一度強制終了すると二度と起動できなくなる。再起動するにはWindows自体を再起動しなくてはならない。

この問題点は細かく書くと長くなりすぎるのでいきなり解決法。ゲームのインストール先
SteamLibrary\steamapp\common\Grandia II ~\にあるGrandia2Launcher.exeを直接実行することで設定画面が出る(ちょっと表示はおかしいけど)。
ここで、VideoのタグでAudio=Japanese、Full Screenのチェックを外す(重要)、キーボードのタグで操作キーを確認する。これでOK。また、この上からゲームが起動できるので、起動ショートカットもこれに変更したほうが良い。

ゲームそのものはウィンドウからフォーカスが外れると動かなくなる凶悪な仕様。画面が止まり音まで止まる。だから他の作業との並行動作は不可。Windowsなのに。英語のメッセージをGoogle翻訳で翻訳しながら進めることもあるのだけど、その都度音楽まで止まってしまうので困りもの。
→設定の中の「Pause game when losing focus」のチェックを外せば良いような気もしたが、外しても止まってしまう。だめじゃん。

操作も、DreamCastではレバーの倒し具合で歩くから走るまで無断階に調整できたのがPC版では、歩くか走るしかない。また回転も別キーになるため移動が極めてしづらい。GRANDIA IIでは視点を変えないと見えない部分が多く、回転しながらの移動は必須なのだが、これが出来ないのでものすごく面倒。
->PS3のコントローラーを接続したら劇的に操作が楽になった。ただし、標準の割り当てだとおかしい上に、ゲームの持つ割り当て機能は全く機能してない(バグ?)ので、PS3コントローラーのドライバ側で設定し直す必要がある。その方法については、こちらに。

この作品では音声だけはオリジナル=日本語で出すことが出来る。英語の音声も声色が似た人なので違和感はない。先のAudio=Japaneseはそのための設定。
でもこのゲームでは音声はごく一部でほとんどはテキストを読ませるから、メッセージを日本語化出来ないこの英語版は、プレイするには正直かなり苦しい。この作品の肝は物語にあるので、それがわからないとやる意味が半減する。やりこんで物語をすべて覚えている私ならなんとかなるけど、初見では絶対におすすめできない。ちなみに、英訳自体も「その翻訳はどうなの?」と思う部分がままある。それほど難しい単語があるわけではないので、読み比べるといいかもしれない。「あぁ、日本語であの台詞は英語ではこういうのか」という英語の勉強にもなるかも。ちなみに上の最後の画面のセリフは「あなた誰?見かけないけど」の英訳。

ってな感じで、 15年も経って移植されたからにはそれなりの思い入れはあるんだろうけど、あと一歩残念な出来に思える。もし日本語版を作ることがあるなら、上記点はぜひとも直してほしい。

とはいえ、せっかく買ったのだから最後までやるつもりだけどね。物語(というかセリフ)はほぼ全て覚えてるから脳内補完でGo!

・・・一応良い点も列記・・・
・画像が綺麗
・音声がとてもはっきり聞こえる(今まで気が付かなかった効果音が聞こえる)

・・・
物語はガルミアの塔の事件を超えていよいよ本筋へ。
リュードはそんな人ではないわ!

俺はあの闇を知っている!?

私の中に闇なんてない。私の中に入ってこないで!!

2016/06/02追記:
長い中休みの後、ようやく今日終了。

それにしてもひどい出来だった。とにかく音が途切れすぎる。
効果音が出ないはまだ我慢するとしても、セリフと音の同期が全然取れてないからせっかくのセリフが途中で切れてしまうのは許しがたい。最後の最後、感動のエンディングまでそうなのだから、なんともはや。
よくもこんな出来で発売したなぁ。割引されたのはこの出来の悪さゆえか?

作品としてはおすすめ度120%なんだけど、この移植版に関しては50%以下だなぁ。システムの不出来さに目がつむれるほど寛容で、かつ英語が苦手でない人だけ向け。残念。

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