祇園祭2015(7)2015年08月05日 06時35分45秒

山めぐりは一旦休憩して屏風祭を見学する。屏風祭とは、祇園祭宵山に合わせて、近所の店が秘蔵のお宝を公開することである。

見ているのだけど、どこがどこかはわからない。GPSログから特定できそうだけど、誤差があるので店の密集している場所では確定に至らない。GoogleEarthのストリートビューで見てみるが、店の外観は写してない上に夜なので多分撮影してもわからない。八幡山近所についてはこういう地図が用意されていた。
ただし、以下の写真がこの場所のものとが限らない。

これは小物のお店にあった、山鉾のミニチュア。
ミニチュアの展示は他でも見たことがあるけど、ここのは復活したばかりの大船鉾も含め(多分)全部揃っているし、細かいところまで作りこまれているし、見事。

中に入ってご覧くださいと言われたので中から撮影。横幅があるので全部を1枚に写すのは難しい。超広角持って行ってたらよかったんだけど。
子供が見ている姿が可愛らしい。

こちらは名の通り「屏風」を中心に中央に山の模型を配している。見事な屏風だけど、奥の方は見えない。
山の模型は左記の物に比べてはるかに大きい。

こちらも屏風。

右手奥には中庭があり、その奥にも部屋が見える。
この辺りは京都の風情がいっぱい。うちの庭にも石灯籠があるのだけど、ここのようにろうそく入れて障子を貼ったら風情満点になるかも。やってみるかな。うさぎが近づくと危ないけど。

超珍しい写真見せてやる!(その14)2015年08月05日 06時36分52秒

蒸気機関車C11-64。
撮影したのは1977年頃、梅小路機関車館で。

蒸気を出しているので当時は動態保存されていたようだが、現在の動態保存リストに同機は入ってない。ということは、動いているこれの写真は貴重だということになる。

C11は現在でも同館にあるらしいけど、今年4月に行った時の写真には写ってなかった。整備中だったのだろうか・・・と思ってたけど、よく調べると、車両基地ではなく東海道線横の引込線上にあった。
蒸気機関車2両のうち後ろ側。ここにあるということは、一応まだ動くのかな?それとも牽引されていったのだろうか。

ここに駐められている車両はおそらく、来年できる予定の新しい鉄道博物館に収蔵されるのだろう。開館が楽しみ。そういえば、先日職安に行ったらどう博物館内に設置されるパノラマ模型の制作人員の募集をしていた。9月から3ヶ月限定。やってみたいなぁと思ったんだけど、3ヶ月限定なので躊躇してしまった。次回職安行った時まだ募集してたら受けてみるか。いい経験になる。

しまなみ海道リターンズ;考察編(9)2015年08月06日 07時02分35秒

ジャム(マーマレード)3種。
左から河内晩柑、キウイ、甘平を使ったもの。各400円(税込み)。「キユーイ」と書いてあるけどね(^_^)。
もちろん地元産の物を使っており、保存料や香料は一切使われていない。基本的には砂糖のみで、若干酸味をつけるためにかレモン、粘度を上げるためペクチンが入っている程度。食べるならこういうのがいい。あっ、「キユーイ」、原材料の欄には「キウーイ」と書いてある。面白い(^_^)。
味は・・・まだ食べてないので不明。自作のマーマレードがまだたくさんあるので。いずれ食べたらここに追記しよう。

おみやげの最後は、糸山サイクリングターミナルの中の売店「風のレストラン」で買ったいか天。300円(税別)。
簡単にいえば、小片に切ったイカの姿揚げにレモン風味を与えたもの。これが意外に美味しい。量からするとちょっと高いけどその価値はある。今度イカの姿揚げ買ったらレモンかけてみるかな。

祇園祭2015(8)2015年08月06日 07時04分38秒

屏風祭の続き。

ここはその名の通り屏風のみの展示。源平合戦、屋島の戦い。

こちらは同、鵯越(ひよどりごえ)の坂落とし。
どちらも有名な場面だけど、平家物語は読んだことないなぁ。源氏物語はあるよ、与謝野晶子訳と「あさきゆめみし」で。

これは別の場所。百花が描かれている。朝顔、フジバカマ、桔梗が見えるので夏の花か

龍と鶴と松の屏風。奥にももう1~2枚あるようだけどはっきり見えず。窓枠にはめられた格子の関係で、この角度からしか撮影できず。
ここでは屏風と琴と生花を合わせてあるけど、合わせて何を展示するかはそれぞれの家の意匠で、そこにセンスが求められるのだと思う。

こちらは大きな生花と襖絵。生花の影がふすまに写り込むことで水墨画のような雰囲気を醸し出している。
ライトアップもセンスのうち。

祇園祭2015(9)2015年08月07日 06時19分16秒

山巡りに戻って、今度は北観音山。南観音山とはご神体も同じの兄弟山である。
先に書いたが、提灯の模様も南観音山と同じ。ただし、吊り下げ方が若干違う。

屋台上では祇園囃子の生演奏。
思ってたより1曲は長い。

あっ、なんかうまい具合に照らされて写せた。
シャッタースピードの調整はできるけど、絞りというか露出時間の調整は狙ったとおり出来ないんよね。カメラ歴は長いけど、「数撃ちゃ当たる」から脱却できないのは困ったことよ(^_^;)。


古いカセットテープの修理2015年08月07日 06時20分49秒

最近、実家に帰ると荷物の整理をしている。その中でカセットテープが大量に発掘された。そのまま捨てるのも忍びないので、デジタル録音している。例のカセットデッキはそのために買ったものである。

カセットテープは室内と屋根裏との二箇所で発掘されたが、屋根裏にあったものは高温にさらされているためか劣化している物も多かった。室内にあるものよりさらに10年位古いので経年変化の可能性もある。音の劣化もあるが、物理的劣化でテープが回らないことがある。

例えばこのテープ。先に素性を紹介しておくと、上新電機のプライベートブランド品である。1975年前後の品のはず。当時はカセットテープもメーカー品は高かったので、店ブランドの品が売られたりしていたのだ。
このテープ、再生しようとしても一向に音が出てこないので調べるとテープ(正確にはリール)が回ってなかった。テープが走るべき部分を見ると、テープがない。

ハーフのネジを外して開けてみると、リーダー部のテープと磁気テープが外れている。繋ぎ目に塗られていた接着剤が劣化してとれてしまったのだ。
黒い紙は、滑りを良くするためのシート。茶色い粉が付いているが、これは磁性体。劣化によって磁性体も剥がれてきているのだ。

接着剤でくっつけるのが筋なのだろうが、はみ出るとデッキのヘッドを痛めてしまう。昔のオープンリールテープでは編集のためにテープを切り貼りするのは当たり前で、うちにもそれがあった関係でテープの編集キットもあったのだけど、今はもう無いのでそういう手も使えない。なので、先頭数秒の音を捨てて、磁気テープを直接リールに付けることにした。
リールとの接合部ははめるだけ。慣れてくると、1本5分もかからず出来るようになる。

このJACテープはほぼ全てこの現象が、しかも両側で発生していた。修繕して片面側再生&録音したら反対側でまた外れるので、また修繕して・・・という作業の繰り返しだった。プライベートブランド品が安いのは、どこかに価格を抑えるための策があるわけで、これもその1つのツケだといえるのだろう。もっとも、35年も保証されるはずもなく、致し方ないことである。

でもこのテープは比較的修繕しやすいタイプであった。中にはハーフがネジではなくはめ殺して破砕しなければテープが取り出せないもの、

リールの止め部が割れてしまったもの
などもあり、こういうのは、別の(録音済みの)正常なテープを分解して移植するしかない。

ここまでして再生したカセットテープの音は音質の劣化はともかく、内容は懐かしい。中には今は亡き人の声、列車内のアナウンス(生録!)などもあった。こんな機会がなければ二度と聞かれることもなくそのまま捨てられるのを待つしかなかったのが保存されたわけだが、とはいえ私以外が聞くわけでもなく、結局また消え行くしかない。それは仕方ないことだけど、なんか自分の人生の有り様と重ねて考えてしまって、深い哀愁を覚えるのであった。合掌。

しまなみ海道リターンズ;考察編(10)2015年08月08日 06時30分00秒

最後にしまなみ海道一問一答。すでに書いたことももう一度まとめておく。

-コースどりは尾道→今治、今治→尾道どっちがいい?
これはもう尾道→今治。出だしに坂がないので体が慣れるのによいし、来島大橋降りてからがほぼ下り坂になるので最後が楽。その他途中の橋でも尾道側からの方が楽に感じた。

-本当に70キロ?
はっきり言って嘘。ちなみにほぼ直線に近い自動車道は向島から約56キロ。自転車道はかなり大回りになるので相当長くなる。
観光地を回れば余計で、今回は実に130キロもあった。誤差を考慮しても100キロを下ることはない。なので、それなりの体力・気力が必要。

-食べるべきものは?
やはり伯方の塩大三島工場の塩ソフトクリーム。他にも売っているところはいくつもあるけど、そこが一番良い。
例の手羽先も食べたかったし、たこ飯も食べてみたい。

-おみやげは?
柑橘類が安くておいしくておすすめ。それでも何か去年より味が落ちている気がするのは天候のせい?ちなみに、柑橘類は意外に売られている場所が少ない。買うなら多々羅しまなみ公園か、マリンオアシスはかた。
地元で売られている柑橘類はほぼ間違いなく無農薬なので腐りやすい。皮の厚いのは比較的日持ちするが、薄い「せとか」とか「はるみ」は足も速いので注意。
地元産柑橘類を作ったストレートジュースも各種売られていて、飲み比べるのも良いかも。今回は「えひめでこたん」と言うのを使ったのを飲んだけど、疲れて体に染み入るおいしさだった。種類によって違うけど、500mlで300円前後だったかと。
あと、「島レモンのホワイトチョコサンド」や「されど塩」もお勧め。

-少しでも安くするには?
道の駅に「瀬戸マーレ」という冊子があり、そこに割引券が付いているので使うと良い。
なお、来年3月末までは自転車による通行料が無料になっている。貸し自転車の料金が上がってしまうけどね。

-ヘルメットはいる?
長距離走行だし、道路沿いも多いし、落ち葉などで滑る場所もあるので、念のためかぶったほうがいいと思う。暑いけどね。普通の帽子はだめ。風で飛ばされるから。
晴れている日は日焼け対策が必須。

-地図やインターネットの情報は役に立つ?
どこに何があるのかの情報収集には役に立つ。が、問題は距離より登坂のきつさであり、それはいくら地図を見てもインターネットの情報を見てもだめで、実体験するしかない。
自分の体がどの程度の負荷や痛みに耐えられるのかは、自分しか解らないのだ。それが、車で行く旅行との最大の違いと言って良い。
今回の走行に際してはかなりの調査をしたが、その際こんなサイトを見つけた。が、このサイトの情報は当てにしてはいけない。なぜなら、このコースは中上級者向けだから。危うく信じていってえらい目に遭うところだった。

-ママチャリで行ける?
3段変速程度のママチャリでは絶対無理。きつい坂では歩いて押すハメになる。今回は24段変速のマウンテンバイクで行ったが、押して登ることは、因島水軍城手前のきつい坂以外なかった。それでもかなりきつい。
基本的に道路はきれいに舗装されているし、今治以外、歩道と自転車道の境の段差も最小限になるよう工夫されているので、サイクリング自転車が一番良いかも。荷物を載せるのは無理かも知れないけど。

-1日で走破可能?
一切観光せず、モデルルートにそって走れば可能かも。でも走ることに喜びを感じる人以外には勧めない。

-じゃあ途中で宿泊すれば余裕?
時間的には若干余裕はできても、体力的には寝た位では回復しないから結構ギリギリ。膝とおしりが痛くて。
町中で自転車乗っててもこれほどの負荷はないからなぁ。

-女性でも全線走破が可能?
こればっかりは自分がそうでないのでわからない部分はあるが、「女性でも走っている人はいる」と書いておこう。去年なんか、ママチャリの私を、坂道で余裕で抜き去っていくマウンテンバイクの女性がいた。
坂道などでは握力・背筋力も必要になるが、私のそれらは女性と同じくらいしかないけど、そんな人間でも走破はできている。
しまなみ海道はどちらかと言うと持久力が問われるので、女性のほうが強いかもしれない。
なので、無理さえしなければ十分可能ではないかと。

・・・というところ、しまなみ海道リターンズは全編終了。

とにかく、極めて充実した2日間であった。何か1週間くらい走ってた様な感覚があった。本当に。
めっちゃしんどいけど、半端ない達成感と充実感があり、何か考え方が変わる。それだけの価値がある。

これで雨だったりしたら苦行以外の何物でもなかったかも知れないが、本当に雨が上がってくれて良かった。自然の配慮にも感謝。

合掌。

とんぼ池2015(1)2015年08月08日 07時20分03秒

今年も京都御苑内、とんぼ池の一般公開が行われた(~8/9まで。9:30~12:00)。毎年、初夏と盛夏の2回、各3日間ほど行われる。

京都御苑の一角に設けられた、元は人工の池を中心としたエリアであるが、平成8年に作られて20年近くたった今では立派なビオトープというものになっている。

毎回学芸員さんによる説明会があるのだけど、今回はなかった。その代わり、ずっと回ってられるので自由に声がけして話を聞けるという感じだった。

今回の特徴は、モリアオガエルが多いということ。毎回2匹も見られれば御の字だったが、今回はかなり大きいのも含め20匹位見つけた。しかも水中から出てきたりと動いているのも見られた。

これから数回にわたって、撮影出来た子たちの写真を出していく。

まずはモノサシトンボ。イトトンボの一種。ここではよく見かける。今年はこの子も数が多かったように思う。
手前にももう1匹いるような・・・

と思ってアップにしてみると、なんとイトトンボではなく同じように巻き付いた何かの蔓だった。頭の部分、足の感じ、おしりの先の膨らみなど、見事に再現されている。擬態じゃないけど、お見事。
学術的に意味があるなら、使っていただいけ結構です(^_^)。

最初に見つけたモリアオガエル。すぐ見つかったので、今年は幸先が良いと思った。
ちょっとピンぼけなのは、オートフォーカスは小さな、しかも周辺色と違いが少ないもの似合わせるのが苦手。今回もだいぶ手動でフォーカスを合わせたが、老眼と、ここんとこロの激しい夏バテで体がだるくて重いカメラを揺れなく支えられないので、このようにピンぼけになったのが多い。人間の目のような画像認識型AFは出来ないものだろうか。

こちらは別の子。しっかりピントがあっている。

そして蓮の葉の上にいたこの子。かなり大きい個体だった。上の2匹が幅1センチ、長さが2~3センチというところだが、この子はそれぞれその倍はあった。こんな大きいのを見たのは初めて。
学芸員さん曰く、この大きさでもまだ産卵するには至ってないのだそうで。それと、単に葉っぱの上に乗っているだけのようにみえるかもしれないけど、吸盤でしっかりくっついているのだとか。モリアオガエルは高い木に登って産卵するので、足の吸盤が発達しているのだ。

しばらくすると向きを変えてくれた。正面。美しいカエル座り。
一応私が第1発見者。別に登録されるわけじゃないけど、なんか嬉しい。

見るたびにアマガエルに似ているなあと思っていたので、手持ちの写真からアマガエルのを探しだしてみた。
大きさ、色合いとも似ている。一番の違いは体側の黒い筋の有り無しか。アマガエルのほうが丸っこいようにも見えるけど、これは個体差が大きいので一概には言えない。この写真の子は大きめ。
ちなみにモリアオガエルとアマガエルは属が違うようである。

・・・2015/08/10追記
「モリアオガエル」って書いてるけど、写真を見るとシュレーゲルアオガエルではないか、という気もする。でも学芸員さんも「モリアオガエル」って言ってたからなぁ。

祇園祭2015(10)2015年08月09日 15時24分36秒

時間が立ってしまったので、申し訳ないがちょっと急ぎで。
八幡山。

飾り。この宵山は展示と同時に虫干しも兼ねてるんだろうね。

ここの象徴が左甚五郎作とされる(箱書きにそう書いてある)つがいの鳩。右が伝来品、左が去年だったか作られた複製品。

ちなみに、この鳩は、ここでいただける鳩の土鈴のモチーフになっている。

次は浄妙山。

こちらも武者人形を使う。なので、いつもこの浄妙山と橋弁慶山を混同してしまう。
だって、橋の欄干もあって、なんとなく五条大橋みたいな感じで。

最後は鈴鹿山。後祭りで烏丸通に出るのはこの山だけ。
烏丸通西入る側からは全景が撮影しにくいが、東側に渡るとよく見える。後山ではスタンプラリーがあって、すべての山でスタンプを受けると先着2000名に手ぬぐいがプレゼントされる。鈴鹿山のスタンプだけ離れていて、山のすぐ近くではなく道路わたって東側のNTTの前にあった。なのでこの撮影が出来たと。
スタンプ自体は大船鉾には行かなかったので揃えられなかった。だって、あそこまで行くの大変すぎるもの。すごい人だし。いや、去年は復活初年度でどえらい人だったけど、今年はどうだったんだろう。

鈴鹿山の展示。

鈴鹿山は烏丸通に面したところで餅まきの販売をしていた。
ちなみに、この鈴鹿山のちまきだけ他の山より200円ほど高い。それには理由があって、ここのだけちまきだけでなく絵馬(のようなもの)も付いているのだ。一番豪華だといえる。それぞれの山鉾・ちまきにはご利益の違いがあるので、自分の欲するものを買うのが良いかと。

・・・
おまけ。
宵山で販売されるちまきは厄除けちまきなので食べることは出来ない。というか、中身は入ってない。
では食べられるちまきとはどういうものか。

物は厄除けちまきとそっくり。まあ、あたりまえだけど。

中には上新粉(「葛」かもしれない)で作られた「ちまき」が入っている。甘い棒状の団子(団子というのは変だけど)というところ。
こちらは、京都の売っている和菓子屋に行けば年中あるのではないかと。いただきものなのでどこで買えるかは知らないけど。

というところで、宵山編は終了。

とんぼ池2015(2)2015年08月09日 15時25分19秒

今回はイトトンボの交尾も多く見かけた。最初のは光の加減でよくわからなかったが、多分全てモノサシイトトンボ。
どちらがオスかメスかはわからないけど、後ろの方のが前の方のを支えているように見える。

もし前の方のがつかまろうとするとこうなる。

これは直角になってる。

別のカメラでドアップで。前のは足をたたんでいる。でもこれってどうやってつながっているの?
「交尾」じゃなくて、おしりを胴体に差し込んでる!?2枚目の写真からすると首の付根に突っ込んでいる感じもするが、実際のところどうなんだろう?

物理的に興味深い接合である(^_^;)。
(C)おたくら編集局