とんぼ池;初夏の公開(前編)2016年05月20日 15時11分07秒

今年も京都御苑内は東南にあるとんぼ池の公開が始まった。
毎年この時期と夏場の2回だけ公開される。

夏場は何度か行ったことがあるが、この時期は初めて。いつも終わってから気がつくから。

夏場は睡蓮の花が咲いているこの池であるが、この時期は花菖蒲がまだ咲いていた。
花の付け根中央が黄色いのが花菖蒲ね。ちなみにこの種類は外来種なんだそうで。

で、やっぱりこの池というとお目当てはこの子。
モリアオガエル。この子を初め4匹に出会うことが出来た。

この子は葉っぱの間に隠れていてわかりにくい。中央奥。写真もボケているが、コンパクトカメラのオートフォーカスではこれが限界だった。

この子はわかりやすい。

葉の裏にいた子。
実際の大きさは体長5センチ未満というくらいか。このサイズで2年位ではないかとの事だった。ちなみにメス。お尻が大きいので解るらしい(脂肪が付いている)。オスはもっと筋肉質なんだそうで。

オス・メスの比率としては、オスのほうがずっと多いらしいのだけど、今回見かけたのは全部雌だったようだ。

モリアオガエルというのは普段は水辺にはいない=名の通り森の中にいるカエルなのだけど、産卵の時期だけ水辺に来る。1匹のメスに対して、5匹位のオスが群がる。そういう数の比。

その中でメスだけにしか出会えないというのは、珍しい事なのだろうか。それとも、オスはさっさと森に帰るから水辺に残るのはメスだけになるのだろうか。

いずれにせよ、カエルは夏でも見かけるが、卵は夏場は殆ど無い。でもこの時期池にかかる樹の枝には沢山あった。
孵化すると、下の池に落ちていく。1つの卵塊で400個位の卵があるらしいが、表面は乾いてしまうのでダメで、無事落ちたのもヤゴの餌になったりいろいろ食べられてしまうので、おとなになるのは少ないのだそうな。

こちらは草の根元に付けられたもの。こちらも3つは見つけた。

回りでは鳴き声は盛大にしているのに、姿は見えない。どこにいる?

日差しはもう夏に近く、陽に当たるとかなり暑かったけど、2時間近く帰る探したり、色々な生き物撮影してたとさ。その「いろいろ」については明日。

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