しまなみ海道3「魂は燃えているか」(86)2016年07月06日 06時13分07秒

アクションカメラは約14時間分の録画があった。
1日8時間くらい走っているかと思ったけど、そうでもないのか。まあ、食事中は止めてたけど(フェリー中は継続)。
SD2枚に入っている分(60GB)+IdeaPad S9eへバックアップしてある分(70GB)はLANで共有して移動。それだけで3時間以上かかった。

しかし。
とにかく揺れが激しくて長時間どころか短時間でも見続けるのは無理。調べてみると、後処理で手ブレを抑えるソフトが各種あったので、いろいろ試してみた。体験版のあるものはそれで。

proDERENALIN(プロドレナリン)
6061円
そこそこ効く。
Amazon.comでの評価は高めだけど、サポートがなってないという話もある。
1つ致命的に近い欠陥があって、出力ファイル名を任意に設定できない=必ず元と同じになる。だから、元ファイルと同じフォルダを指定してはいけない。上書きされてしまう。また、複数のサイズで出力したいときに極めて不便。

Mercalli v4(体験版)
ProDERENALINと同じ会社が出している、機能がいろいろ追加されたもの。ブレ除去についてはそれと同じ程度だった。他の機能は要らないし、約5万円と高いので買えない。

Turbo Video Stabilizer(体験版)
1980円と安いけど、今回買ったアクションカメラの動画フォーマットに対応しておらず使えない。
Amazon.comでの評価もかなり低い。ドキュメントはないは、落ちるはという評価が多い。実際私の環境でも初回インストール時には起動出来なかった。2回目には動いたが、フォーマットに対応してないと。

iMovie
Mac標準添付のソフト。
そもそも調整があまりできない。変換中かどうかわかりにくい=ユーザーインターフェースがなっていない。結果を言えば、分からない程度にしかならない

Adobe Premiere Element14(体験版)
PhotoShop Element14とのセットでアップデート版が約14500円。
とにかく処理が重い。mac mini 2014では実時間の10倍以上の時間がかかる。処理中はPCで他の処理がほとんど動かなくなる(マウスカーソルすら動かなくなることがある)。ぶれ防止以外、ファイル書き出し(実時間の4倍)でもとにかく処理が重く、正直まともに使えない。CPUコアの利用制限をかけてやっとまともになるくらい(その代わりPremiereの処理は遅くなるけど)。そのくせ結果効果もproDERENALINに遠く及ばない。

SONY VegasPro13
定価は税別12万円ほどするらしいが、SourceNextで93%引きの9980円(税別)だった。プラグインの手ぶれ補正を使う。
少しは効いてるけど、とにかく画角が切られすぎて画像が1~2回りは小さくので全然違う映像になってしまう(下向きの絵が上向きになるほど)。その上精細感というか解像度もものすごく落ちるので利用には耐えない。これでプロ用?ってな感じ。

ffmpeg
ただし、ffmpeg.exeは以下の最新版を利用
https://ffmpeg.org/download.html
(Windowsは https://ffmpeg.zeranoe.com/builds/
フリーウエア。
コマンドラインなので取っつきにくいけど、効果は・・・出力時にエラーが出て処理できない。"ここに動画をD&D.bat"の中の「-acodec copy」を削除すると動くようになる。
普通の手ぶれの補正にはほとんど効果がない。自転車のようなぶれに対しては、proDRENALINには劣るが、そこそこ効果が見られた。

実験中に解ったのは、正直一番効くのは画像サイズを半分にすること、という気もした。

結果、proDAD ProDRENALIN V1を購入。さらに、YouTubeのスタビライザーも併用。後者もかなり強力。
YouTubeは動画がアップ出来るだけでなく、手ブレ補正のスタビライザー他の補正や、音楽の追加とか編集も出来る。知らなかった。

proDAD ProDRENALINは画像を解析して自動修正してくれるが、やはり完璧とは行かず、抜本的な解決にはならない。
これも処理は重く、実時間の4倍ほど処理時間がかかるので、全体を処理するというのは事実上無理。処理後のファイルを書き出すにも実時間かかるし。
公開する部分など短時間の処理に使うのが良いだろう。

なおこのソフト、Windows版を購入するとボーナスとしてMac版もダウンロードできる。処理できる画像サイズに制約があるようだけど、今回のカメラで使う分には問題なし。
(IDはWin版と同じ。日本語には対応はしてない。)

出来るだけ手ブレ(というか道路からくる上下揺れ)やハンドル操作による視点揺れ(左右揺れ)を安価に抑える方法は今後の課題となろう。ヘルメットに付けるという手もあろうが、頭が重くなるのは困るし、そもそも外部バッテリーが接続できなくなる。

動画の編集に関してはフリーウエアのAvidemuxを利用。今回の編集では停車中などの切り取りだけなので、これで十分。このソフトは、iフレーム単位なら再圧縮せずに出力できるため非常に高速になる。いフレームでの編集には、ソフトのバグも相まってちょっとコツが必要だけど。

そういえば、動画を見ていて思ったのは、しまなみ海道は信号が殆ど無いということ。
あるのは瀬戸田近くから中心街と高速からの降り口くらいだろうか。
いや、実際にはもっとあるのだろうけど、気がつかない。
(今治市内は当然除く。)
それも走りやすさの一員だと思う。
(C)おたくら編集局