白馬2016(7)2016年09月20日 06時31分08秒

登り始める前に、まずは腹ごしらえ。
おにぎりをここで食べる。食べ過ぎるとおなかが痛みそうで1個にしようか2個にしようかは悩んだんだけど、1個残すとその後食べる機会がない。夜は豪華な食事だし、暑い中持ち歩くと腐りかねない。ということで、おなかが痛くなればゆっくり歩けばいいか、と思って2個とも。

食べ終わって早速歩き始める。13:30。周りにいる人は帰り方向が多め。

こちらは八方山荘横に咲いていた「柳蘭」(やなぎらん)。これはもう名前を覚えた。
柳蘭とはあるけど、「柳」でも「蘭」でもない。葉っぱが柳に似ていて、花が蘭のように美しいということでつけられた名前らしい。蘭より桜に似てると思うけど。

野紺菊(のこんぎく)ではないかと思う。色がちょっと薄いけど。
これも名前覚えてた。物覚えが非常に悪い私の頭でもこれだけ何回も書いていえれば覚えるか。

まずは、山荘の裏から右手にいってぐるっと回るようにして上る、「ちょっかり」コースを行く。
「ちょっかり」というのは関西弁かな?ストレートとか短絡という意味になると思う。左に進む自然探求路は緩やかだけど長く、こちらは短いけどきつい。急だし、岩が多い。でも、息は早く上って帰りは時間を見てゆっくり配分しながら降りるのが、体力的にも時間的にも安心。

それにしても。今回は今までで一番早い時期に来ているにもかかわらず、花が少ないように思う。
正確には、花の数はそこそこあるが種類が少ない。過去2番目に早かったのは8/21に来た2006年だが、そのときはニッコウキスゲが残ってたし、他の花もあった。
何でも、今年は雪が少なかったそう(これは上越でも聞いた)で、その影響で花がいつもより2~3週間も早いらしい。
「今年は早いから多くの花に出会えるぜ!」と思って楽しみにし、カメラも買い換えた身としては少々残念。

でも気を取り直して、咲いている花々を撮影していく。

深山秋の麒麟草(みやまあきのきりんそう)。
弟切草にも似てるんだけど、花の中央部の形がちょっと違うかな。

今回のカメラはNikonのD7100。私のデジタル一眼レフ歴では3代目。前回のD90がオートフォーカスのずれが激しいので買った。D7100には微調整機能が付いているから、レンズごとの微妙なずれも調整できる。とはいえ、今回はそこまで追い込んでないけど。

ここにアップするときはサーバーのサイズ上限があるので縮小しているが、オリジナルでは6000x4000もあり、4288x2848のD90より一回り大きいことになる。それだけフォーカスのぶれがよくわかるということで、逆に言えばそれに耐えうるようになっているので、全般にフォーカス精度は高い。それでも後で見ると細部はぶれている。フォーカスが合ってないというよりぶれているがたぶん正しい。山登りの途中の撮影は、結構急いでいるし、体中の力が抜けているのでちゃんと構えたつもりでも体が震えてたりするんよね。アップした写真ではわからないだろうけど、オリジナルで1:1表示してみるとぶれているのがわかる。何とかびしっと撮る方法はないか。あぁ、三脚使うというのはこういう場所では不可能だからなしね。

こちらは梅鉢草(うめばちそう)。夏から秋にかけて一番よく見る花かもしれない。
これは最初に覚えた花。

振り返ると下界が青く美しい。
このまま上まで晴れていてほしい。
(C)おたくら編集局