アサギマダラ ― 2017年10月01日 07時22分23秒
昨日9/30に府立植物園に行った。
するとアサギマダラがいた。
多数ではないけど。
アサギマダラは羽の形は普通の蝶に近いけど、アゲハチョウくらいに大きい。この蝶の一番の特徴は腹が「ない」こと。いや、正確にはあるのだろうけど羽で見えない。
ちなみにこれは雄。羽の下部の端、この写真でいえば、右下がちょっと黒っぽい。これが雄の印らしい。それがないのが雌。
こちらは去年のほぼ同じ時期にうちの近所で見た子。
この時期には京都辺りに来るようだ。これも雄かな。光の当たり具合ではっきりしない。というか、はっきり雌という写真を見ないとわからんなぁ。
さらにこちらは2005年9月19日の五竜にて。
外側が見えないので雌雄は不明。
さらにさらにこれは2006年の8月20日の栂池。雄。
アサギマダラを初めて見たのは多分その五竜だと思うのだけど、記憶にはっきりあるのはこの栂池。このときは花ではなく地面にたくさんいた。その記憶が強いので、私は長い間アサギマダラは高山の蝶だと思ってた。
それが京都の町中でも見るに至って、初めて「渡り蝶」と知った。2000キロも飛ぶことがあるそうで。
それにしてもフジバカマには蝶がたくさん寄ってくる。
今日はとみにたくさんいた。
こんなに乱舞してた。
明日も撮影に行くかな。
おまけ。府立植物園のバラ園の端で実っていた実。
なんとなく「あれ」に似ているような気がするんですけど。命名「大人のふぐり」。いや~ん(^_^;)
厳しき生存競争 ― 2017年10月02日 06時27分43秒
昨日も近所のフジバカマの場所に蝶を撮影に行った。
この日もたくさん来ていた。ここで足を止める人も多く、そういう人と話をすることも多い。
その中に1匹タテハがいた。昨日も見た子かも。
この場所で長くじっとしていた。
この花のところにはスズメバチも来てた。近寄ってきたのでちょっと横に避けた直後にその事件は起こった。
何かが下に落ちた。見るとタテハもいない。地面を見るとこんなものが。
なんとスズメバチがタテハを襲って食べているのだ。1分くらいかじっていただろうか。
なんかガリガリという音が聞こえたと思ったらその後くわえたまま飛びたって行った。
後を見ると羽が残されていた。
音はこれをかじりとる際のだったのだろう。文様が違うから2匹分か?と思ったら、タテハは大きく文様が異なる羽を持っていとわかった。上の写真をよく見ると分かる。
スズメバチは横の木の上に移動してまた食べ続けているようだった。
横にいた人と「えらいのも見ましたなぁ」と言い合ってた。
これが自然の生存競争なのだろうけど、その一部始終を目の当たりにするとショックがある。
そんな出来事だった。
合掌。
2018新潟/白馬大作戦(8/13の3) ― 2017年10月03日 07時54分09秒
登山口は駐車場の先、左手にある。
これが目印。
ここは正確には登山口ではなく駐車場から登山口への近道の入り口。
この看板のように、実は上にもう1つ駐車場があって、その脇に本当の登山口がある。上の駐車場は狭いと聞いたので今回は下の駐車場に停めたのだけど、後で着いてみたら・・・。雨の後に登るやつなんてそういないか。それは後の話。
12:18登山開始。普通の山なら遅すぎるけど、500mなら余裕だろう、そう思ってた。このときは。
道はいきなり結構な坂になる。
そしてその多くが階段。
八石山は階段が多いと聞いてたけど、最初から来るとは。山登りするのは去年の栂池以来だし、今年はしまなみ海道も行けてないので大きく体を動かすのは、実にこれが今年最初。とにかく最初はつらくてつらくて。
加えて、雨上がり+そもそもここは横に沢もあって湿気が高い場所らしくとにかく蒸し暑くて呼吸がしにくい。最初の10分でめげそうになった。しかし「最初はこんなものだろうし、後日予定している米山、栂池、八方のことを思えば、ここで体をほぐしておくべきと考えて頑張った。後から考えれば、一番つらかったのはここだったんだけどね。
花。同定はできず。
これはあじさい系。
他にも写真は撮ったんだけど軒並みピンボケで出せない。暗い場所だったし、最初はとにかく体がつらくて手が震えてカメラが固定できなかったからだろう。倍率を重視したので手ぶれ補正機能付レンズじゃなかった。来年までには高倍率手ぶれ補正付きレンズをなんとか入手したい。
そして上の駐車場らしき場所にようやく到着。
今写真で見たらたった12分ほどの行程なんだけど、もっともっと長く感じた。「ここまで体がなまっていたか」と思い知った。
2018新潟/白馬大作戦(8/13の4) ― 2017年10月04日 07時47分48秒
上の駐車場に到着。駐車場といってもこのあたりは地道だ。
実はこの先にも道路は続いているのだけど、通行止めになっていた。
10台停車可能と書いてあるけど、10台はちょっと厳しいような気がする。
写してないけど、車が1台停まっていた。ここまで来れば大分楽できたろうに。覚えておこう。
横の小屋?には小石があって、「出来たら、これを持ち上がって、地面が緩い場所に撒いて欲しい」(意訳)と書いてあった。実際そうされたような場所が何カ所かあった。山は地元だけでなく登に来る人も一緒に護るべき。
山頂まではいくつかコースがあるらしい。今回は最短のコースを行く。この高さの山なら時間的な余裕はあろうけど、念のため。
12:33。
一番上の写真の中央奥から、またぞろ階段で上る。横手には沢がある。これがこのあたりの湿気の源か。
花の写真もあるんだけどやっぱりピンボケ。カメラにオートブラケットとか行って露出を3段階連続変化させて撮影するモードがあるけど、ピントも連続変化させて撮影するモードを作って欲しい。世の中には撮影後にピントが合わせられるという不思議なカメラもあるんだけどね。高いから買えないけど。
月がとってもあおいから ― 2017年10月04日 22時59分01秒
夜、何か空が明るいと思ったら月がとっても綺麗だった。
そういえば、明日は中秋の名月か?今日の月はまだ左上がわずかに欠けている。
前にも書いたことがあると思うけど、月というのは実はとても明るい。この写真もISO400、シャッタースピード1/2000までしてようやく撮影できた。それ以上の感度、遅いシャッタースピードでは白飛びしてしまう。
ということで、今日も「月見で一杯」したけど、明日はお団子も買って中秋の名月を一人さみしく愛でようか、などと思った今日。
ところで「月がとってもあおいから♪」という歌があるけど、ここでいう「あおい」は「青い」なのか「碧い」なのか、それとも他の時なのかどれだろう?日本語は難しい。
2018新潟/白馬大作戦(8/13の5) ― 2017年10月05日 07時49分49秒
花。岩銀杏にちょっと似てるかな。でも不明。
糸とんぼがいた。物差しとんぼに似てるけど、一回り大きく、また尾っぽの先がちょっと曲がっている、羽を広げて止まるのが違うところ。
こちらが物差しとんぼ。
尻尾がまっすぐで、羽を閉じて留まる。
この花も種類不明。遠目には綺麗に写っているように見えても、実はピンボケ。
D7100のオートフォーカスは合わないときがある。まあ、どんなカメラでもあるけど、今回は外しまくっているのが問題。
何回復にくっつきそうな身をもった植物。ヒッツキムシ?
こちらは線香花火のような花。初めて見るタイプかな。
10分ほど登ったところでわずかに視界が開けた。
もうすでに自分が東西南北どっちを向いているのかわからない。猛烈な方向音痴の私。そのことが後で・・・それは後ほど。
2018新潟/白馬大作戦(8/13の6) ― 2017年10月06日 07時49分48秒
オンブバッタ ― 2017年10月07日 09時08分08秒
2018新潟/白馬大作戦(8/13の7) ― 2017年10月08日 07時01分39秒
細かく書いているとなかなか先に進まないし、時間が経てばいろいろ忘れてくるので、ここからは重要なところだけ押さえつつすっ飛ばしていこうかと。
・・・
さらに進むと分岐点が見えた。ここで峰コース、沢コース、三小沢コースの3つに分かれる。お寺さんに教えてもらったところ、近いのは峰コースだけど、暑いときは沢コースを選ぶと涼しいらしい。今日ははなから曇りなので、時間を重視して峰コースへ行く。一番右の階段。
こんな階段が延々続く。
途中にまた下界が見える場所に出た。
天気がよければいろいろな山が見えるようだ。
遠くを見ると駅近くが見える。上の写真の右手奥。
見慣れた建物も遠くから、かついつもとは違う方向から見ると妙に見える、というか新鮮?
ところで、この山に入ってからこういう繭をたくさん見かけた。ここは特に集中していて葉っぱという葉っぱみんなに付いている感じだが、他の所でも木の幹などいろんな場所で見られた。
主に登山口から中腹くらいの間か。山頂近くではなかったような。
ひょっとしたらこれは「野蚕」(やさん)というやつかもしれない。天然の蚕に近い種類。1種類ではなくいくつかの種類の総称らしい。この繭からも絹糸に似たものができるのでこの名があるが、普通の蚕より遙かにつやがあるものができる種類もあるそうだ。
2018新潟/白馬大作戦(8/13の8) ― 2017年10月09日 07時12分27秒
またもや分岐点。もちろん峰コースを選ぶ。
頂上までまだ30分もかかるのか。ここで13:12。駐車場を出てからすでに1時間近く経過している。514mの山だけど、駐車場の標高が約60mなので、正味450m登ることになる。
考えてみれば、八方や栂池は標高こそ高いがせいぜい200mしか登らないので、こちらの方がずっと時間はかかってあたり前である。そのあたりの認識が間違ってたというか抜けてた。ここを白馬のウォーミングアップと考えていたけど、逆か。しかも久しぶり山登りでもう、体中が痛くて仕方ない。さらに、腰もちょっと危ない感じがしてきた。こんなところで抜けたら「大変」ではすまない。今日この後登ってくる人もいないだろうから余計。大丈夫か?
ふと下を見ると何やら白い液体が葉っぱの上に散乱してる。
最初は捨てられたティッシュがボロボロになったんだろう、と思ったけどどうも違う。
もう少し上を見てもまだある。
アニメだとこういうのがあると、上に背丈の高いモンスターがいてよだれを垂らしているという光景なんだろうけど、まさかなぁ・・・。
もちろん「まさか」である。正体はこれ。
赤松の樹液が落ちていたのだ。いわゆる松ヤニ?でも松ヤニってもっと黒っぽいものだと思ってたんだけど、赤松だからか、今日は雨上がりだから水気が混じっているからなのか。
調べてみたら松ヤニって「ロジン」ともいうのか。どっかで聞いたことあると思ったら、野球のグローブとかに塗るロジンバッグのあれか。なんでもシャボン玉液に入れると割れにくい玉ができるのだそうな。知ってたら、少々いただいて帰ったものを。
この辺りもひたすら階段。階段の山はつらい。自分の歩幅で歩けないから。
足下を見るとこの子が。
コクワガタかな。山にはこういう子たちが住める環境が残っているようだ。というか、そういう高度の山だ、ということでもある。白馬とかにはいないからね。
さらに進んで後200m。
13:21。
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