2020新潟・白馬(60)2021年04月24日 09時32分36秒

家に帰って更に発掘。
これは「生花五ヶ条」。

生花の池坊の何か。
もっと長い生花について書かれたものがあって、その最後にこれが書かれていた。お寺さんの奥さんは池坊の先生なので聞いてみると、現在でもほぼ同じものが配られているとか。最後に書かれているのは一番偉い人(?)。2代前の人と言われたか。
うちの祖父母が生花やってたみたいで、2人分=2冊あった。

こちらは徴兵検査通達書。
いわゆる赤紙ではな区、徴兵前の検査に来い、というものだと思う。昭和2年だから、まだ世情は緊迫してない時期だろう。
この頃はまだ柏崎市はなく、刈羽郡だった。

検査を受ける際の心得というのもあった。
「頭髪はなるべく短くし理髪し、・・・前日必ず入浴身体を清潔にし、特に耳腔、腋の下、肛門、陰部を拭浄すること」って、そんなところまで検査するの?いや~ん♡
最後の方には「伝染病に罹り治療したる者および流行地を経過したるものはその旨着後直ちに市町村長に届け出ること」と書いてある。今なら全員アウト?

これは「大概順」というもの。
旗本・御家人の役職を、ある時点での序列どおりに列挙したものらしい。かなり長い書面だった。残念ながらちょっと保存状態が悪くくっついてしまっているページも多かったので全ては読めなかった。このページには「御大老」「御老中」「所司代」などが見える。最初、大名行列の順番かと思ったけど、調べたら違った。これは二位鋳型においてきたので、次回行ったら一応持って帰ろう。

謎のヘラみたいなもの。
お好み焼きのコテでもないしなんだろうと思ったら、昔はどこの家にも囲炉裏や火鉢があったはずだが、その灰を掃除するときに使うものだそうな。今となってはその用途では使いみちはないので、やっぱりお好み焼きに使う?でもそのためにはちょっと小さいけど。
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