LibreOffce Writerのバグ2とページ番号付けの苦労2021年07月20日 07時48分25秒

本の校正は粛々と実行中。この中でLibreOffice Writerのバグが出てくる出てくる。落ちることはないけど困ったちゃんではある。

・写真を差し替えるとき、元の写真の上で差し替えると大きさなどは引き継がれるが、回転・トリミングまでは引き継がれないため画像がおかしくなる

引き継がれないのは良いのだけど、中途半端に引き継がれる項目があるのでおかしくなる。解像度を変えた写真に差し替えるときはトリミングや回転方向を維持して欲しいし、別の写真に差し替えるときはすべて新規にして欲しい。単純に、画像の縦横比が変わったら解除でも良いと思うのだけど。

・勝手に半角スペースが入る。
改行しかない行でマウスを左クリックすると入るのだけど、別のところでクリックするとそちららに移動?する。訳のわからん挙動。
スペースだらから、表面上は見えないけど、半角スペースを見えるように設定しているとわかる。

・写真の上に図形を重ねていて、図形を選択してそれををキー操作で移動しようとすると、下の画像が移動してしまうことがある

・ファイルを結合すると画像の上下順位が狂う。
・同様に、フォント指定も外れるみたい
全部じゃなくて一部。だから、結合後は必ず確認が必要。


これはバグではないけど、Writerで一番困ったのがページ番号を入れること。LibreOffceのページ番号領域の考え方が一太郎と全く違う。
一太郎はページ下余白の中、テキスト領域の外になるが、Writerはページ余白の上になる。Writerではページ番号はフッターの一部と考えられているのだ。故に、一太郎的にページ印刷したければ下余白をぐっと減らしてその上にフッター領域をとってそこにページ番号を+下余白不足分配置する。
このことに気がつくまでに大分無駄をさせられた。

さらに、ページ番号を1からではない数値で始めるときはページレイアウトではなく段落レイアウトが必要となる。ページ番号付けるだけで異なる複数箇所の設定が必要な上、本文レイアウトにまで影響が及ぶという凶悪な仕様。レイアウトを決めた物に対して後からページ番号入れようと思ったら多大な苦労を強いる仕様なのである。
わかったときには投げ捨てようかと思ったほど。300ページやりきったけど。

まとめると、
・ページ番号を付けるにはフッタの設置が必要である
・フッタはテキスト領域を侵食するのでページ番号を付けると使えるよう領域が狭くなる。
・だから、最初からパージ番号を付けるかどうかを考えておかないといけない。後から簡単に付けることは出来ない。

Writerではとにかく「段落」という考えて方が重要になってくる。段落ごとの書式設定というのが多いのだ。これは日本語ワープロにはない考え方。均等割り付けすら段落で処理される。こんなのWikiヘルプなしでは絶対に見つけられない。そのくせ、段落によっては用紙を横に使うとか言うのは出来ない。極めて中途半端。
まともに本を作るなら、Illusutratorを使うしかないのかなぁ。

とにかくどこにどの機能があるのかが非常にわかりにくい。バグの数も一太郎よりずっと多い。でも「落ちない」。少なくとも600MBまでは確認できた。画像貼り付けても速度も落ちにくい。
これらはとても重要。今回は安定性最重視だからWriter使ってるけど、もっと普及させたいなら、バグの解消と操作の簡易化は必須課題だと思う。

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