2020新潟・白馬;TB1e紹介2021年10月04日 08時08分12秒

さて、今回の新潟行きからは車ではないと書いたけど、では向こうでの移動の手段は何だったかというと、電動アシスト自転車を導入した。

ガソリンスタンドが近くにないため、買うなら電動バイクか電動アシスト自転車しかないと思っていた。でも電動バイクは故障時の修理が出来る店が新潟にはなくて、結局自転車となった。

電動アシスト自転車と行ってもママチャリタイプでは速度上限を超えると途端に重くなるのでだめ。だから京都に持っているものを送るという手は使えない。スポーツタイプで探すと、私の手が届く範囲;最大15万円までではPanasonicのジェッターと言うのが良さそうだった。最近はe-Bikeという電動アシストのスポーツタイプがはやりらしいが、あれはもっとスポーツ寄りでしかもかなり高い。15万円ではとても買えず、下手すりゃ60万円を超えてくる。

近所の自転車屋に行って販売価格や納期も聞いてほぼジェッターで決めていたのだが、ある日病院に行った帰り、隣にある自転車屋にふと入るとこの機種が目にとまった。ブリジストンのTB1e。

同社のロードバイクタイプのTB1に電動アシスト機能を追加したような車種だ。其の売りはなんと言っても航続距離の長さ。1回の充電で100キロを軽くこえるという。しかも12万円台とお手頃。後で調べたら2020年2月に発売されたばかり(これを買った当時は新)機種で、売り切れ続出だったらしい。それがたまたま現品で其の店に残っていたわけだ。あとはこれを新潟に持っていけるかどうかだけが問題であったが、それはヤマトの大型荷物便で行けるとわかったので購入した(このヤマトでの輸送には大問題があったのだが、それは話す機会があればいずれ。前に書いたかな?もう忘れた)。


・・・という経緯はここまでにして乗った感想など。
(1)航続距離100キロは嘘じゃない。うちの家の近くのように海岸線でアップダウンが比較的少なめのところならロングではなく通常アシストモードでも120キロくらい軽く走れる。新潟では1日で50キロ超えるような走りをすることもあるのでこの距離は極めて魅力的であり、事実安心だった。Panaのママチャリでは切れたことあって、どえらく重くて難儀したから。
なお、コンセントからの電池の充電も早い。4時間で満充電。

(2)ペダルを漕いでない時にバッテリーに充電する電力回生機能がついているが、これをONにすると相当速度が持っていかれる=電気ブレーキがかかった状態になる。なので、少々の下り坂では止まりそうにもなる。ON/OFFがこまめに切り替えられると良いのだが、それは出来ないのが残念。そういうときは下り坂ではアシスト自体をOFFにする。逆に言えば、少々の下り坂ならブレーキを掛ける必要はない。この回生に依って実際のところどれだけ航続距離が回復しているのかは不明。少なくとも、かなり長い坂を降りても充電量が5%も回復することはない(メーターは5%刻み)。


(3)アシストはかなり弱く感じる。強にしてもペダルは重い。このあたりはママチャリタイプとは大きく違う。でも切ってみるともっと重いのでそれなりにアシストされているのはわかる。また走り終わって、膝への負担が少ないのでもわかる。でもそれなりに疲れる=走った感はある。
Panaのアシストの仕方とはだいぶ異なり、踏み込む力ではなく速度に応じてアシストしている感じ。なので、坂道で辛くなったら一旦停止直前まで速度を下げると強いアシストがかかって登れるようになる。そう、アシストの癖が強いので慣れが必要。
一方で24キロを超えてアシストが切れてもとたんに重くなるような感じはない。徐々にアシストが減ってうまくつながっている。自分で漕いでの最高速度では35キロ位まで出したが、ママチャリタイプのように24キロを超えられないということはない。

(4)そういうアシストなので、変速は必須。ママチャリタイプでも変速は付いていているがほぼ無用なのに対し、TB1eはその切替が絶対に必要になる。7段変速だけど、軽い方削ってでももう1段重いのが欲しいところ。

(5)ブレーキにも癖がある。電力回生をかけるには基本的に後ろブレーキ=左手のブレーキを使う。こちらは少し弱い。右は強いブレーキ力があるがものすごくキーキー鳴るので、左で出来るだけ落としてから最後に止めるときだけ使うか、ポンピングブレーキして少しずつかけるようにしなければならない。

(6)重量はママチャリタイプよりかは軽くて持ち上げることは可能だけど、一般的なロードバイクに比べたらやっぱり重い。うちでは段差を越えて家の中に駐輪するのだけどこれが結構面倒。


(7)泥除けは標準装備だけど前かごや荷台はオプション。かごはAmazonで取外し可能なものを買ったけど、これをつけるとライトが遮られてしまい夜は使えない。多分純正かごでも荷物を乗せると同じことになるのではなかろうか。荷物を持っての夜間もしくはトンネル内走行にはリュックかヘッドライトが必須かと。なので荷台と後ろ荷物鞄は今年買って付けた。やっぱりあると格段に荷物の運びが楽になった。

(8)そうそう、この機種は前輪アシスト駆動なのだけど、砂地などではそれが盛大に空回りして横滑りして非常に危ない。新潟の海岸沿いでは飛ばされてきた砂が端っこに溜まっている事がよくあって何度も滑りそうになった。砂地は避けるか、速度をかなり下げるなどの回避策が必要。

(9)その他。ライトは自動点灯。それほど明るいわけではないので、都会ならともかく新潟の街灯が無い夜の山道なんかはちょっと見にくい。前かごでライトが隠れてしまう件も合わせ、あらかじめ夜間走るとわかっているときは頭に付けるヘッドランプして出かけてる。

3年保証付き。でも買った店で点検が基本なので、私のように移動した場合はどうなるのか不明。そのうち聞かなきゃいけない。
ベルは小さすぎて聞こえない(聞き取ってもらえない)。大きめのに取り替えた方が良い。私は100均のに取り替えた。

という感じ。まあ総じて良く出きた機種だと思う。京都でも使いたいんだけど、そうそう輸送も出来ないので向こう専用機。

2020年9月では新製品だったけど、今は後継機種が出てるかも。でも良い機種だと思うよ。うん。

これにて2020年の新潟/白馬の話はすべておしまい。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
今年は西暦何年?(全角で2022)←更新しました

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://otakura.asablo.jp/blog/2021/10/02/9428785/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

(C)おたくら編集局