富士電機製HDD ― 2010年02月03日 19時50分27秒
SHARPの名機、X68030CompactHDに内蔵されていたもの。
サイズは2.5インチだが、厚みは今時のそれの倍以上ある。
容量は80MB。GBの誤植ではない。
今は2.5インチで500GBだってあるのだから、体積比でいうなら
500*1000/80*2=12500倍くらいの容量密度になっていることになる。
このHDDは1993年製だから、16~17年でそれだけ技術が発達したことになる。にもかかわらず、HDDの価格は相対的に下がり続けているわけで、富士電機も撤退したが、富士通を含め多くの会社が撤退してしまい、今や世界に2.5インチを作れるのは「WD」「Seagate」「東芝」「Samsung」「HGST」の5社だけになってしまった。HDDは電気だけでなく、メカ、ソフト、化学の総合技術が必要だから、新規参入は不可能に近い。
SSDに多くのメーカーが参入しているのはその反動でもある。基本的に電気とソフトだけで事足りるから。
まだSSDの信頼性はHDDに及ばないが、数があれば進化は早いのかもしれない。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://otakura.asablo.jp/blog/2010/02/03/4854509/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。