新潟・白馬2018(74) ― 2019年01月01日 07時11分44秒
新潟・白馬2018(75) ― 2019年01月02日 08時35分39秒
名前不明。
ヤマハハコ。
オヤマリンドウが完全に開いてる。
この花は殆ど開かないので珍しい。
こういう場所に出た。ここでちょっと休憩。10:40。
登山道入って約30分。連日の山登りで少しは体も慣れてきてるが、やはり高地の急坂なので息が上がる。それほど暑くはないが、休憩はこまめに取るべきかもしれない。
そういえば、前回ここに登ったときに同じ場所で休憩した人に梨をもらった。梨は糖分もあるが水分が多くなかなか良いおやつ代わりだと思った。今回持ってこようかと思ったが、買うことが出来なかった。時期外れだからね。あの人はどこで買ったのだろう。
ちょっと雲が出てきたか。それでも遠くまでよく見える。
山の名前まではわからないんだけどね。富士山でも見えればと思ったけど、方向がぜんぜん違うか。
新潟・白馬2018(76) ― 2019年01月03日 08時44分08秒
新潟・白馬2018(77) ― 2019年01月04日 07時11分48秒
更にちょっと登ると遠くに雪渓が見えた。
そして更に行くと開けた場所に出た。11:12。
ここが天狗原?いや違ったような気がする。とりあえずここでも休憩。
山並みが眼の前の高さに見えるようになってきた、気がする。
此処から先、急に険しくなる。崖じゃなく、ここが登山道。
こんなところ登るの!?道はなく、岩の上を飛んでいく感じ。
雪渓がさらに近づく。栂(オオシラビソ)の実と一緒に1枚。
そして、第1目標地点の「天狗原」(てんぐっぱら)に到着。11:24。
入り口からの所要時間は1時間ちょっと。パンフレットには90分と書いてあるからだいぶ早い。標高2180m、栂池自然園内の入り口が1850mくらいなので高低差300mほど、自然園の最高地点が2020mなのでそれより150m以上上に登ったことになる。
ここまででも良かったんだけど、このいい天気、更に先の白馬乗鞍岳山頂まで行ってみたい。そう思い、先に休憩したこともあって、ここでは休憩せず先に進む。まあ、ここは帰りに休むということで。
新潟・白馬2018(78) ― 2019年01月05日 08時01分40秒
天狗原は栂池自然園に似た湿原である。
このあたりは平地だし、木道が整備されていて楽に歩ける。
ただ、栂池に比べここは殺風景。
この季節、花もあまり見られない。これはイワショウブ。
分岐点。ここから白馬大池の方に向かう。
でも今から思えば、今まで一度もこの天狗原をぐるっと回ったことがないので、この風吹大池の方に行って木道でぐるっと廻るのも良かったかもと思う。まあ、花が少ないので見ても仕方ないかもしれないけど。これは次回にチャレンジ。
下にあった古い道標を見ると、時間が書いてある。11:30。
乗鞍岳70分、風吹大池までで2時間、白馬大池まで1時間40分。
乗鞍岳は大丈夫だけど、大池まで行くとなると「ここから」往復4時間だから帰りのロープウエイに間に合わない。やはり泊りがけしかないか。山小屋では絶対に寝られない自信があるから(^_^;)私には無理。
天狗原から先の道はまた岩になる。
最初はここに流れ込む川の中に岩があるような場所で、登るに連れて岩だけになる。滑らないように気をつけないと。そろそろ足もへばってきてて踏ん張りが弱くなってるし、今回の登山靴はあまり滑り止めが効いてないから。そのことがこの先で特に意味を持つのだけど、それは少し先の話。
新潟・白馬2018(79) ― 2019年01月06日 08時33分20秒
この岩の上を飛んでいく。天狗の気分。だから「天狗原」か。納得。
キジムシロか。いちごに似た花。
この赤いリュックの集団は中国系。
中国人は日本に行楽に来るのでしんどい場所には来ない、と聞いたことがあったが(だからしまなみ海道にはいない)、そうでもないみたい。でも、ちゃんと道は譲ったし、こういうところに来る人はそれなりに礼儀もわきまえているみたい。まあ、やかましいのはやかましいけど。
オトギリソウ。
キバナノコマノツメ。
八方池周辺にもあるらしいが、時期的にはもう終わりだが、ここはやはり標高が高いからかまだある。
ひょえ~、この岩の壁を登るの!?上りは良いけど、下り大丈夫だろうか?
そして、とうとう見えていた雪渓の横までやってきた。
そしてこの後あの「事件」が起こってしまうとは、このときの私には知る由もなかった。いや、本当によく行きて帰ってこれたと思う。
心からの警告。「写真に夢中になって道を踏み外す事なかれ」。
新潟・白馬2018(80) ― 2019年01月07日 06時00分50秒
新潟・白馬2018(81) ― 2019年01月08日 06時30分45秒
新潟・白馬2018(82) ― 2019年01月09日 21時09分46秒
ここからしばらくの間は写真はない。とても写している余裕などなかったのだ。アクションカメラ動画からの切り出しなのでかなり解像度は低いがご容赦を。
・・・
気がつけば雪渓のすぐ近く。
本来の登山道からだいぶ離れてしまっている。本来の登山道に戻ろうとしたが、下るには足場が悪すぎて戻れそうにない。ならば進むしかない。
左手上に人の姿があるけどそれが本来の道。
わかるだろうか、岩と岩の間には深い穴があるところが多い。このあたりは地面の上に岩があるのではなく、岩が集積して固まっているだけなので、本来の地表はずっと下にあるのだ。
足をはめないように、杖を落とさないよう=地面に杖を思いっきりはつかないようにに気をつけていく。というか足場的に杖は付けない。
岩を手で掴んで登っていくので杖がガシガシあたって傷だらけになった。
カメラもだいぶあたってしまい、レンズは傷だらけ。でもそんなことに気をつけている余裕が無い。「血の気が引く」のを覚えた。本当に生きて帰ることができるのか心配で。
眼の前に花があっても写す余裕が無い。
雪渓に行き着いた。でもここを登っていくのは無理。確実に滑ってしまう。
回り道せねば・・・
と思っていたら滑ってころんだ。
危ない。
この後もう写真撮影は無理、杖もつける場所はないと判断、両方ともリュックにしまい込む。
雪渓を左手にしながら登る。
足元の岩は大小入り混じっている。大きな岩が雪の凍結と融解のさなかに崩れていったのだろう。その上、地面にはそれが一面転がっており、人が通ってない=踏みしめられておらずぼろぼろで、踏むと滑る。大きな岩でも手で押すと動いてしまうものもある。1つ1つ、一歩一歩確かめながら登らなくてはならない。
なんとか雪渓の上部にまで到達した。
しかし、本来の登山道からは更に離れてしまった。これからどうすれば良いのだ?
新潟・白馬2018(83) ― 2019年01月10日 06時07分31秒
ここで先にGPSログを出しておこう。いかに道を外しているかがよく分かる。
右手が今登っている外れたルート、左手が本来の道。季節が違うのか雪渓が写っていないのでわかりにくいが、この間にあるはず。
別角度から。
雪渓を避け登った後、横に移動して本来の道に入っている。
・・・
では続き。
雪渓の真上に来た。
そこから先も岩に手を付き、足元を確認しながら進む。
こういう岩の部分は踏むと非常に危険。万が一にも石を落としたら下にいる人に危険が及ぶ可能性がある。だから絶対に落とせない。注意の上にも注意が必要。
誰もいないときならまだしも、今日は人が多いから余計。
花があっても見ている余裕はまったくない。本当に、行きて帰れるか、もうだめなんじゃないかという思いが頭を巡っていた。
本来なら絶対だめだが、野草の上であろうがそこが一番安全な場所なら踏んで・掴んでいくしかない。
とにかく岩の転がる部分を歩くのは極めて危険なのだ。
やがてこういう場所に着いた。平で地面が見える。
ここで荷物をおろし、休憩することにした。お腹が空いて体に震えがでてきている。
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