護王神社さんの紅葉2013年12月03日 21時42分41秒

護王神社さんの紅葉
30日の護王神社さんの大銀杏の様子。

晴天の中に色が映えている。

少し前までは境内にあるカリンの木の落下防止編みも取り払われ、また恒例の大絵馬も飾られて早くも新年を迎える用意が出来つつある様子であった。

とある栗2013年11月04日 11時08分59秒

先日(10月はじめ前)御苑で栗を拾った。

御苑にはとある場所に栗の木があり、季節には実が落ちるのだが、ほとんどはぺっちゃんこの実しか入っていない。ところがこれは珍しくまん丸に太った実であった。

こりゃ食べられるかなと思いつつも置いていると、なんと下からこんな物が出てきた。
写真ではこの程度だが、実はこのあと数日おいてると、さらに数倍の量が出てきた。

どうやら中に虫がいて、食べた栗のみを糞にして穴から排出しているようだ。
あるところで排出は止まったが、その後虫の姿は見ていない。
今もこの栗は手元にあるのだが、確認のため開いてみるべきかどうか。

悩みどころである。

どんぐり2013年10月25日 08時25分01秒

どんぐり
京都御苑内にはドングリの木が多い。

季節ともなると、御苑外周道路も含め大量に降り注ぐ。
それらが子供の宝物にもなる。

でも、落ちている実を見たことはあってもなっている状態を見ることは滅多にない。高い位置にあるからだが、これは低い位置にあったので撮影できた。

実は固まって結構たくさんなるようだ。そして成長速度の違いで、先に大きくなった物が先に落ち、場所が空けばまた他の実が大きくなる、のだろうと思われる。

御苑内ではこれを食べたり集めたりするのは人間の子供を除いては、小動物だけ(一部の鳥だけ?)だと思うけど、白馬あたりだとこれに依存している動物も多く、特に熊などはこれが少ないと町中に出てきたりするらしい。だから、たかがどんぐり、されどどんぐりなのである。

2013白馬・八方・栂池(33)2013年09月30日 08時29分45秒

八方山荘前でのパノラマ。合成なのでちょっとおかしな部分があるけどそこはご容赦。
雲間は見えるけど、まだ下に雲海がある状態。でも日は照っている。日焼けしそう。一応それを予想して長袖とか首回りの対策はしてきたけど、日焼け止めクリームは忘れてた。

ハイマツ(這松)。這うように生えるから、というまんまな名前。
松ぼっくりが見えているが、これは2年掛けて成熟するそうな。
長いようだけど、松では一般的らしい。

ヤナギラン(柳欄)。栂池にもあった。というか、栂池にあった花の一部は八方にも見られる。あちらは湿地こちらはそうではないという違いはあるにせよ、共に高山には違いないから。
八方でもこの花は、建物のそば;八方山荘の周りに生えていた。

ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)。花びらの内2枚が長く伸びており、全体で「大」の時に見えることからその名があるらしい。

ハッポウタカネセンブリ(八方高嶺千振)。名前からもわかるとおり、八方固有種。
今回は望遠レンズを持って行っておらず(いくつかあった望遠撮影はコンパクトデジカメによる)、また八方では花は近寄れない場所も多数あったので、花が小さい写真も多い。あしからず。

彼岸花2013年09月21日 12時01分27秒

京都御苑内では少なくとも15日くらいから彼岸花の芽が出始め、
16日には咲いている株があったが、今日はいろんな場所で花を見ることが出来た。
19日に行った植物園でも多数咲いていた。


私の知る限り、御苑内には1カ所白の株があるが、それはまだ芽も出てないようだった。ちなみに植物園ではすでに白が咲いていた。

御苑は今日も真っ青な秋空。

2013/09/16の京都御苑の状況2013年09月16日 13時27分50秒

今日の台風は、京都市内でもここ数年の内で一番の風雨であった。
幸い今のところ、うち及び近所で被害はなさそうだが、南の桂川は氾濫したようで、河川敷の畑などは流されてしまったらしい。
全国的には「京都はひどい」と流れたのか、心配して電話をいただいたりしたが、さような状況なので、ご安心を。そして心配してくださってありがとう。

で、御苑内の木がどうなっているか見に行ったら、こんな感じ。
大小の枝や木の実が大量に落ちている。

中にはかなり大きな枝が折れている木もあった。
銀杏は葉っぱが広くて多いだけに風を受けやすいのか、折れが多かったように思う。

こちらは楓。

私が見た中で、御苑内で一番大きな被害はこれ。
桃の木が幹から折れていた。古木のようなので、風圧に耐えられなかったのか。

しかして、空は台風一過の晴天なのでありました。

2013白馬・八方・栂池(23)2013年09月16日 06時19分38秒

3日間喪に服していたので久しぶりの更新。

展望台から降りる道は狭く急な尾根道。しばらくは木の階段が続く。
この階段はしばらく付け替えられていないようで、かつ雨の影響でかなり滑りやすい。
以前ここで転ぶ人を見ているので、急いでいてもここだけはゆっくり慎重に降りる。

ホツツジ(穂躑躅)。この尾根道横に群生していた。

こちらは絶壁側の斜面。絶壁ではあるが、草花が一面にあるのでそうは見えない。
ソバナ(岨菜);左側とオヤマボクチ(雄山火口)。
他にも何種類も花が写っているのだが、アップでの撮影を忘れていたのが残念。

この尾根道を降りている途中で靴の片方の底が半分はがれてしまった!
そうでなくても急いでいるときに、この状況。
果たして時間までに帰り着けるのか、いっそう心配になってきた。

歩くたびに底が「ぺたん」と大きな音を立てるようになった。
近くで鳴いている鳥が逃げないか心配だが、こっちも音を気にして速度を落とせる
余裕がない。

完全にはがれるまでに、出来るだけ進む必要がある。
だから、返って加速。

ミズバショウ(水芭蕉)。花はないが、大きな葉と実?が見える。
この実をネズミが食べたりする。

そしてこれは栂池の名前の由来になった「ツガ」=「オオシラビソ」(大白檜曽)。
実がなっているが、この実、たくさんなる年と、全然ない年がある。
ない年には、ドングリなども不作になり、すると冬場に熊が餌を求めて町中に出てきたりする。今年は大白檜曽を始め、ドングリもたくさんなっていたので大丈夫だろう。

ここで珍しいと思ったのは、人の背丈ほどの高さで実がなっていると言うこと。
私の目線の高さくらいだった。なのでこんな正面からのアップも撮影出来た。



2013白馬・八方・栂池(16)2013年09月06日 06時53分33秒

キヌガサソウ(衣笠草)。
薄黄緑色した花のような部分は実は花びらではなく萼。花は白く細いものが萼の内側に生えるらしいが、もうすでに散っている。

モウセンゴケ(毛氈苔)。
食虫植物。こけと名前に入ってはいるが苔の一種ではない。
花も咲くらしいが、近くに見える小さな花はこれのではない。

チングルマ(稚児車)。
白く広がっているのは花ではなく、種に生えた毛らしい。
これも栂池や八方を代表する花らしいが、残念ながら花を見たことはまだない。
草のように見えるが、バラ科で、木なんだそうで。

風穴。
この辺りに近づくと気温が一段低くなっているのがわかる。
穴の中には、8月末でも雪が残っている。温度は4℃!

今日の人出はこんな感じ。平日の雨上がりなので少ない。

トンボ池夏2013(2)2013年08月18日 16時32分22秒

トンボ池の一般公開では、その道の先生に、簡単にではあるが教えてもらうことが出来る。
この先生はキノコ(菌類)の先生。


キノコというものは、動物と植物ではない第3の生命区分で、動物が消費者、植物が生産者とすると、キノコなど菌類は「循環者」という位置づけらしい。動物が出した排泄物や、弱った・枯れた植物を分解して土に返す役割である。

これまで、生物の分類は、小学校から高校まで今まではほとんど動物と植物の区分しか教育されてこなかったが、ようやくごく最近から高校で菌類が教えられるようになったらしい。
専門的にはもっと細かく分かれる(8種類くらい)が、菌類が区分けされただけでも大きな進歩ということだった。

循環者としてキノコを見るようになれば、自然を見る目も変わると言われた。
確かに、これ以降そういう目で見るようになった。
キノコは食べるだけではないのである、

で、御苑内には多くのキノコ類があるのだけど、その一部を教えてもらった。
これはテングタケの一種。テングタケは有毒だけど、これは無毒らしい。
確かにこれは御苑内で見かけたことがある。

こちらはあんずたけ。乾燥すると杏のような臭いがするかららしい。
でも、生の状態では臭いはない。
これは見たことがあるようなないような。
似たようなのも多いからね。

大発生したキノコ2013年07月27日 14時23分41秒

大発生したキノコ
先日、もう10日以上も前になってしまったけど、ある場所に突然大発生したキノコ。

エノキダケの一種らしい。一種どころかそのものかも知れない。
ということは、全くもって今にしてなんだけど、食べられた模様。

来年こそは、食べてみたいかと。

危ない?
どのみちお金がなくて食に困るのであれば、御苑のキノコで逝ければ本望かと。
(C)おたくら編集局