上賀茂神社奉納土俵入り2015年10月19日 08時10分50秒

上賀茂神社さんでは第42回式年遷宮がつい先日執り行われた。それを記念しての行事が目白押しらしいのだが、普段は公開していない本殿の奥に参ることが出来る、ということを聞いて昨日の早朝に出かけた。

ところが行ってみると本殿の奥どころか本殿の門すら入らせてくれない。仕方ないので末社にお参りして帰ろうと思ってたら、途中で「川の向こう側に行って」と追い出された。聞くに、「この後横綱が参拝するので」という。

そういえば鳥居(二の鳥居)前になにやら作られていて、「奉納演劇でもあるのかな?」と思っていたが、奉納相撲があるのかもしれない。7:48。

しばらくすると、お相撲さんが来た。横綱鶴竜らしい。私は最近相撲は全く見てないので誰が横綱なのかも知らないけど。8:06。

ちょうどこの日、京都では巡業大相撲があるらしい。この右側の人か。

この後奉納土俵入りがあるらしい。土俵入りが9時から!?まだ1時間もある。どうしようか。まあ、急ぐこともなし、せっかくだから見ていこうと思う。まだ人もまばらだし、適当な場所に立っていた。
ところがこの後時間が経つにつれてものすごく人が多くなってきた。人が少ないうちにもっと良い場所に移動すべきだったと思ったが、後の祭り。もう動けない。

ようやく9時になって土俵入り。「奉納相撲」じゃなくて「土俵入り」。
とにかく人が多く、さらに立ち位置が少し後ろだったので人の頭が多くて。右手は中にいるカメラマン。視界が狭く、実際のところあまり良くは見えなかった。今回全く知らずに来てたのだが、知ってたらビデオでも持ってきたのに。

ところで、なぜ上賀茂神社で奉納土俵入りがあるのかというと、上賀茂神社では「烏相撲」という有形民俗文化財という物が毎年9月9日の重陽の節句に奉納される。その縁らしい。その縁起についてここで説明してくれたのだが、省略。前回、78年前の式年遷宮の際にも行われたのだそうだ。正確にはその3年後(75年前)、皇紀2600年に合わせて、当時の横綱双葉山ともう一人(失念;失礼)が土俵入りされたとか。「溢水の余地」(いっすいのよちなし)=足の踏み場もないほどの人出と当時の記録にあったらしいが、今回もそんな感じ。

土俵入りの後記念撮影。奉納土俵入りは神様に向かってなので本殿に向いて=こちら向きであったが、記念撮影は逆。おしりが見える(^_^;)。
この後氏子の人が一緒に撮影していたけど、良い記念になるよなぁ。9:09。

おまけ。土俵横にあった、飾り牛車。というか、生け花を乗せた車。

式年遷宮に出会えるのもそうだし、その奉納土俵入りに出会えるのもまさしく奇跡的であった。
合掌。
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