博多総合車両所見学(17)2017年02月28日 06時20分07秒

ここでは台車を分解整備している。なのでいろいろな部品が展示されていた。

モーター。新幹線のモーターはたぶん世界一高負荷・高速で回るものなんじゃないだろうか。
最近のものはVVVFという電圧と周波数を変化させて回す交流モーター。インバーターと言った方がわかりやすいかも。制御には最近の半導体技術の進歩が欠かせなかったが、直流モーターとは違い整流子がなくメンテナンスも楽になる上に、トルクがあり、制御装置も含めると消費電力も大幅に削減できるので、新造車両では正確には製造台車では殆どこの方式になっているはず。独特の発進音で解る。

工場内では台車の分解した物をいろいろ見ることが出来た。

ブレーキはディスクブレーキだけど、300キロからこれで止めるわけではない。そんなことしたらすぐ焼き付いてしまう。
ディスクブレーキを使うのは止める寸前だけで、そこまでは電気ブレーキで速度を落とす。簡単に書けばモーターに逆方向の電流を流して止める物。実際にはもっと複雑なんだろうけど。逆回しにすると電気が発生するからその回収とかね。モーターの逆は発電機。




さっき外に並んでいたのはこれ。
古くなった物を廃棄していたのだろう。たぶん回収されて再生されると。
(C)おたくら編集局