◎良作アニメ紹介;クレヨンしんちゃん(前編)2016年02月25日 07時43分32秒

クレヨンしんちゃん。

しんちゃんといえば、「子供に見せたくないアニメ」にいつも挙げられているようだけど、こんな良い作品見ない、もしくは見ても偏見でその良さをわからないなんて、感性が腐っているか人生を無駄にしてる。私に言わせれば探偵のコナンのほうがよほど見せたくない。子供向けで殺人なんて最悪。

いきなり脱線したけど、しんちゃん映画には真髄というか、全ての作品に貫かれている鉄則がある。それは
 「家族愛」
 「登場人物を、敵であろうとも殺さない」
である。後者に関しては唯一例外的に「戦国大合戦」で破られたけど、あれだけは仕方ないかったかと。
この鉄則があるからこそ、しんちゃん映画は大きく道を外さない。それが見る価値。

特に映画には傑作も多いので、今回はその上位7作を上げてみたいと。なぜ10作でないかというと、7作までは何度も見ていて容易に選べたのだけど、残り3作が選びづらかったので。

第7位は「3分ポッキリ大進撃」。監督は「ムトウユージ」。
クレヨンしんちゃん映画では毎回何かしらのテーマというか基本となる映画のジャンルがあるのだけど、この作品では「怪獣」。主人公はミサエ。みさえの日常を描いた作品はこれだけかもしれない。「変身」によって日常を非日常が入れ替わるが、徐々に非日常に引きずられてしまうのが見どころか。
メインテーマは「ヒーローの条件」。強さの意味を語っている。また、しんちゃんがとても良いお兄ちゃんをしている。これを見てまだしんちゃんが良くないアニメだというやつがいるなら、それは思い込みでしか物事を判断できない屑だと言い切ってしまおう(過激)。
そういえば、みさえが変したプリティミサエスの声は福圓美里さんが当てているが、声の質がならはしみきさんに似てるのね。今気がついた。それと、絵コンテには原恵一さんが参加している。スタッフロールを見てて気がついた。
そういえば、怪獣としてギター侍が出てるんだけど、今どこに行った?(笑)

第6位は「温泉わくわく大決戦」。監督は「原恵一」。
この映画のベースは「ゴジラ」かな?原恵一監督はとにかく細かい描写が正確なのだが、この作品も戦車の砲撃とか着弾が正確。前作の「暗黒タマタマ大追跡」では薄かった家族愛が色濃く描かれている。
しんちゃん映画には有名人がゲストとして出ることが多いけど、この作品は丹波哲郎が出ている。ゲスト扱いが一番本筋に必要だった作品かな(他のは切り捨てても問題ない)。声優としてうまいかどうかは別として。
あぁ、温泉入りたい(^_^)。

第5位は「電撃ブタのヒヅメ」。これも監督は「原恵一」。
「アクション映画」がベース。ジャケット見たらわかるけど、アーノルド・シュワルツェネッガー似のキャラクターが出てくる。声はもちろん玄田哲章さん(吹き替え映画でシュワちゃんの声を多く当てている人)。
今作の主人公はブリブリざえもん。(次紹介の)ヘンダーランドでは元々の性格だけで描かれ、この作品も最初はそうだけど、最後は改心して?本当のヒーローになった。
ブリブリざえもんの声は今はなき塩沢兼人さん。似ている声の声優さんはいるけど、あのアドリブというか感覚を再現できる人は居ないかな。例えば園長先生の納谷六朗さんもなくなっているけど、代役が立っている。でもブリブリざえもんだけは別声優さんへの置き換えはされていない。合掌。

第4位は「ヘンダーランドの大冒険」。監督は「本郷みつる」。
本郷監督の第1期の最終作品。本郷監督はシリーズ第1作からここまで担当されていたが、最初の内は子供映画の域を超えなかった。だんだん良くなって来てこの作品では大人も泣かせる。脚本に原恵一さんがかかわっているかもしれないけど。
またブリブリざえもんの本質が見事に描かれている(^_^;)。ブリブリざえもんが活躍(?)するのはさきのブタのヒヅメとこれだけなので、そのファンの方は必見。
しんちゃん映画ではオカマキャラが出てくるのがお約束だけど、大抵は脇役。でもこの作品では敵の親玉を「大塚芳忠」「田中秀幸」という大御所が務めていて、これがまた反則なほどはまっていて素晴らしい。ゲストの雛形あきこはともかく、実力のある声優さんの力が見事に活かされた1作。

ベスト3は後日。

コメント

_ いなかじまん ― 2016年02月25日 21時38分16秒

ここにきてまさかの「クレヨンしんちゃん」
深い、深すぎます
ちなみに矢島晶子さんは「夏目友人帳」の狐の子供役が大好きです
後半にも期待してます。 では

_ LeDA ― 2016年02月26日 08時15分58秒

ありがとうございます

あの子狐の声、そうでしたか。
探すとちょくちょく主人公声されてるんですよね。「Figure17」「BLUE DROP」とか。女性声でですけど(^_^;)。

_ 名無しさん ― 2016年05月29日 15時50分10秒

プリティミサエス役を演じていた福圓美里さんにいつかアトリエシリーズで主人公役を演じていただきたい!

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
今年は西暦何年?(全角で2022)←更新しました

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://otakura.asablo.jp/blog/2016/02/23/8026740/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

(C)おたくら編集局