新潟・白馬2014(1)2014年09月12日 06時48分59秒

今年も新潟・白馬に行くことが出来た。

8月に行ってた現場が、お盆休みがない上に、そのど真ん中に納期を設定したりする大馬鹿で、結局そこが終わるまで休みが取れず遅くなってしまった。「お盆、というかお墓参り、先祖参りをないがしろにする人間や会社はだめ」と最初にはっきり書いておかねばならない。人はご先祖様に守られているのだから、せめてお盆くらいは感謝しなくては。合掌。

それはそうと、1週間前にようやく決まった休みだったが、時期はずれなので切符はすんなりとれた。「早得3」という割引きっぷ。いくら安くなっていたのかは不明。まずは京都から富山までをサンダーバード1号で。

そういえば、来年3月14日には北陸新幹線が開通してしまう。すると、おそらくサンダーバードも富山行きはなくなるのだろう。ひょっとすると私が富山行きサンダーバードに乗るのはこれが最後かもしれない。来年以降どうやって行くかなぁ、と考えながらの乗車であった。

そして、乗った3号車には罠があったのだが、それは次回。

新潟・白馬2014(2)2014年09月13日 21時34分36秒

まずはサンダーバードで富山まで。
朝一のサンダーバード1号は速達タイプで富山までの所要時間は07:38-10:22で164分=2時間44分。これが以降の列車になると10分以上遅くなる。まあ、所要時間じゃなくて単に一番早い時間に富山につきたいだけなんだけど。

乗ったのは3号車だが、ここに落とし穴があった。トイレ大がないのだ。3号車の大用は「女性専用」になっている。1両通りすぎて2号車に行くと使用中。仕方ないので逆に1両(2号車から言えば2両)行き過ぎてようやくできた。女性専用反対!優等で作るなら料金別に取りやがれ。危うかったぜ。

今回はGPS4台体制。しまなみ海道にも持っていった2台、その後買ったけどイマイチ信用がない1台(以降GPS-M)、コンパクトカメラ内蔵分。これだけあれば記録漏れはないと思うけど、どうだろうか。

GPS-Mには液晶がつていて移動速度をリアルタイムで見ることができる。これは結構面白い。湖西線では120キロ後半と出てる。さすが高規格路線。でもずっとそうなので、本当かどうか疑う。後で自動車で検証したけど、自動車の速度メーター(デジタル表示)よりかは低めに出る。果たしてあっているのはどれか。
 
車内販売はないそうだ。私は予めお茶もコーヒーも用意してきたから要らないけど、基本的にこの時間の列車はビジネス列車だから使う人はそこそこいるんじゃないかと思ってたけど、違うのか。経費削減もここに至れりってな感じ。聞くところによるとJR九州も観光列車以外の優等列車はそうするらしい。なんか、世の中がどんどんすり減っている感じがする。

福井から先の、加賀温泉より手前田んぼの中も130キロで走っている。北陸道は多くの場所で線路の改良がなされているようだ。とはいえ、来年春の新幹線開業で特急も減るだろうから・・・。

てなことがあるうちに富山駅に到着。車内では寝ているつもりだったけど、結局目はつむっていても殆ど寝られなかった。

富山までサンダーバードで来るのはこれが最後の可能性が非常に高い。なので記念撮影。こんな、今はありふれた風景があと半年ちょっとで懐かしい光景になってしまう。

田舎(失礼)のローカル線の電車は、最近単色塗装が多いような気がする。
湖西線は薄緑だし、ここは青。単色のほうが安いからかなぁ

今年の初彼岸花2014年09月15日 22時20分44秒

新潟・白馬ネタは一休み。

これは昨日の京都御苑。もうすでに完全に秋の空。今年は夏が短かったなぁ。

で、御苑内を散歩しているともう彼岸花が。
早いなぁと思ったけど、去年の記録を調べると9/16には開花を確認しているから、毎年こんなものか。むしろ今年は涼しいのに遅いのかもしれない。ちなみに、去年と今年ではきのこの植生が全く違う。こういうこと調べるには、カメラに温度計が付いてればなぁ、と思った。

そうそう、右に写っているレンズは私のカメラのではない。他にも撮影している人がいたということ。

もうちょっと歩くともう一輪あった。

今日(9/15)歩いていると、この2箇所の他、別の場所でも蕾が出ていた。満開になるのはあと1週間位かも。

新潟・白馬2014(3)2014年09月16日 21時50分48秒

富山駅に着いたら「風の盆」のポスターが多数貼られていた。
これでもか、というほど。

風の盆というのは富山市の南の方にある八尾という地域で9/1~9/3で行われている祭り、らしい。噂では聞いてたけど、こんなに身近に感じるのは初めて。この日は8/31
だから余計か。
一度入ってみたいけど、なんかすごい人出らしいからなぁ。

一方富山では、来年の北陸新幹線開業に向けての宣伝というか準備も着々と進んでいる。
まあ、それはいいんだけど、並行在来線は経営分離されてしまう上に、その区間を走っていた特急はほぼすべてが廃止される。私が影響受けるのでは、サンダーバードが金沢止まりになる、北越が廃止となるので、もはや柏崎まで列車を乗り継いでいくのは事実上不可能になる。金沢までサンダーバード、糸魚川までは新幹線、そこから普通でなんてやってられない。金沢からレンタカーになろうけど、金沢~富山かんて結構遠いんよね。
新幹線は柏崎行く人間には邪魔なだけ。

新潟・白馬2014(4)2014年09月17日 06時48分45秒

富山駅を出てトヨタレンタカーでレンタカーを借りる。今年はちょっと張りこんでハイブリッド車のAQUA。その評価については最終日に。

出発したら、いきなり道を間違ってしまう。曲がる交差点を1つ先まで行ってしまい、富山地鉄の市内線に沿ってしばらく走ってた。それはそれで面白かったのだが、本来の道に戻る。

先ずの目的地は富山IC・・・の前にますのすし「源」の富山インター店。ここでますのすしを買う。以前は地鉄富山駅横にあるマリエにあった、マリエ店で買っていたのだがそこがなくなったのでしばらくは富山駅店で買っていた。が、品揃えが少ない気がしていて探したら、ここに店にあったと。もちろん初めて。

場所は、富山ICのちょっと手前。600mほど手前か。この看板が目印。

もしくはその手前奥にあるこちらが目印になろう。

専門店だけあって品揃えは豊富・・・かなと思ったら、そうでもない。駅店はますのすしの他の駅弁(源の製品)もあるけど、こちらはない。毛色が違うというのが正しいか。
買ったのは、「ますのいぶしすし」「焼鯖すし~塩糀仕立て~」。どちらも数量限定品なので予約を入れていた。実は当日分が店に入荷するのは13時過ぎらしいので、11時位についたこの日のは前日分。もちろんそのことは予約時に聞いていた。賞味期限的には問題ない。「ますのすし」はまっとうな寿司なので常温でも日持ちするのだ。

両方共食べるのは初めて。→後で調べたら、「ますのいぶしすし」は2009年にも食べていたと判明。
果たしてどんな味か。今日の昼は米山大黒亭なので、食べるのは夜。楽しみ。

新潟・白馬2014(5)2014年09月18日 06時51分00秒

高速道路は入ってすぐの流杉PAで一旦休憩して、次は名立谷浜まで行く。これは例年のこと。富山~米山間は約170キロ(糸魚川までは90キロ)なので、距離的には楽なのだが、この間には親不知付近の26本の長大トンネル群があるので、実運転は少し辛いものもある。
途中は一時雨が降ってた。親不知の付近は天候が変わりやすい。

米山ICで13時過ぎ、ここで降りて、お昼は米山大黒亭に行く。途中、フィッシャーマンズケープはそこそこの人出がある。

米山大黒亭に行くと駐車場には車がない。というか、なんか全体的に廃墟のような雰囲気がある。おかしいと思ったら入り口に看板が。なんと閉店したのだそうな。
後で調べると、少なくとも4月17日には閉店していたそうだが、「何故」なのかはわからない。去年来たときも人は少ないと思ったが、それは時期的なものもあるしと思っていただのが。味は落ちた感じはなかったが。揚げまんじゅうももう食べられないのか。去年も食べられなかったし、残念。

ということで、お昼を食べる当てがなくなってどうしようかと思いつつも、まずは次の目的地である「越の蔵」に行くことにする。毎年ここで地酒を買うのも恒例。
長らく悩んだ末、張り込んで7本購入。1年に1回のことだから、ここはけちらない。すべて720mlだが、一番安いのは1080円、高いのは3500円。5本は日本酒、1本は梅酒、1本は・・・カクテルかな?後2本も日本酒ベースではある。お酒の写真はいずれまた。

それにしてもお昼はどうしよう。「この辺りに昼食が出来るいい店はないですか」と聞いてみたが、前のフィッシャーマンズケープ内の福浦という店がいいと教えてくれたが、ここから戻るのは、しかもあの混み方の中を行くのはためらわれる。仕方ないのでヨーカドーで何か買って、家に着いてから食べるか。

それにしても、新しい、昼食が出来る店を探さなきゃ行けない。安くておいしかった「米山大黒亭」の代わりとなるとなかなか難しそうだし、そもそも地元の人間ではない私には情報収集そのものが難しい。どうしよう?

ということで、次は親戚のお墓参りへ。家に着くまでによるべき場所はたくさんある。


新潟・白馬2014(6)2014年09月19日 07時24分26秒

親戚のお墓参りに行く。これも毎年のこと。
途中に車1台分くらいの細い道を通るところがあって、そこで前から車が来てしまった。思わずバックしたのだけど、何せ50肩で首が回らないので非常に苦労した。まっすぐバックできないので何度も切り直して溝に落ちそうになりながら出会った。後から考えたら、相手の方が少しバックするだけですれ違える場所に行けたようで。落ち着いて行動すべきだなぁと思った次第。
米山大黒亭を教えていただいたのはこの親戚。思えばもう20年以上も前の話。トップ気の立つのは早いと感じたり、遅いと感じたり。過ぎ去った日々は皆懐かしい。
合掌。

それから駅前のイトーヨーカドー丸大でお花とかビールとか買って椎谷に向かう。夏物衣料が大安売りだったので半ズボン他買い込む。何でこんなに安いのかと思ったけど、その理由は翌日わかった。

お昼は結局ヨーカドーで買ったパンのみ。すでに15:45。おなかすいた。

さっさと食べて次はお寺さんに行く。いわゆる菩提寺。いろいろお話を聞かせていただいた。お母様は米寿をお迎えになったとか。ここ数年お会いできなかったので、お元気いらっしゃって安心した。

17:30を回って、今度は不動堂へ。その途中に田んぼがあって、稲穂が実っている。一部試し刈りされているようだったので、この辺りの収穫も近いのかもしれない。

さらに今度は観音堂へ。昔なら長い石階段を上ったのだが、最近は車で上がってしまう。落ちぶれたよ、体力および気力的に。
上の駐車場で止めて、最後、少し階段を上る。

観音堂。

縁起も書いてある。
とんにゅう上人の洞窟は今も保存されている。即身成仏された上人の洞窟の内、発掘されていないのはここだけなのだそうだ。昔TV局が調査番組を持ちかけてきたそうだが断ったとか。TVなんて調査と言いながら、ドラマ仕立てにしかしないなので、そんな連中の手にゆだねてはいけない。

それにしても蚊が多い。今年の京都はほとんどかが居ないから、久しぶりに見た気もする。それでも大きなヤブ蚊は居ないかな?

新潟・白馬2014(7)2014年09月20日 09時29分20秒

観音堂の下の駐車場前から見た日本海。左手が西、右が北。
ちなみに、この北方向5キロが中越沖地震震源地。

椎谷集落。明治の時代には日本三大馬市があって、それはそれは賑わったそうな。明治天皇が訪れたこともある(そのときに使った休憩所跡には碑が立っている)。
今でこそ柏崎市の飛び地になっているが、江戸の時代は椎谷藩という独立した藩だった。今はもうその面影はない限界集落に近い場所である。

その方向をさらに進むとこれ、柏崎原発がある。歩いて行ける距離。もちろん何かあったら即アウトである。
何度も書くようだけど、都会に住んで今までさんざん電気使いまくって恩恵を得ていた奴らが、今更怖いから原発反対なんて簡単に言うのを聞くと非常に腹立たしい。原発が危険なんて最初からわかっていること。知らなかったのは単なるバカだ。猛省しろ。危ないから都会近くに作らなかったのだ。排気ガスがないなら、送電効率を考えても、警備面でも大都会近郊に作るべきなのに、火力発電所より遠くに作っていた理由を考えろ。地元は人が減って生きていくのが大変だから、危険承知で受け入れたのだ。
将来的に原発を廃止することには反対しない。誰も危険な原発とともに永遠に生きていく気はない。しかし、今すぐはだめだ。それに変わる何かを持ってこい。
また、今に至ってまだ原発を進めたり海外に売ろうとしている安倍首相や経済団体の長老共は犯罪者だ。安全だという春なら、連中には是非とも原発敷地内に広大な家を建ててやってでも住んでもらいたい。出来るか?「原発は50年ですべて廃炉にする、その間に日本の総力を揚げて代替電力源を作る」それを国是にしろ。そのためなら消費税を10%に上げてもいい。
実は先日も家に「Kさん党」(仮名)が来たのだが、反対ばかりで能がない。だから偽善者でしかない。代替案を揚げて行動しろ。
以上。

新潟・白馬2014(8)2014年09月21日 08時52分13秒

萩の花が咲いていた。早い。

葛の花。この辺りはツタが盛大に這っている。
90mmレンズの実力。でもアップになりすぎるのと被写界深度が非常に狭いので撮影は難しい。

たぶん昼顔。これもこの辺りには多い。

遠くには佐渡が見える。曇っているが空気は澄んでいる。
米山向こうの山もよく見えたし。
もっと晴れていると剣山まで見るらしい。

椎谷灯台が見える。なんか建て替えられた様子。という気がするが、過去の写真がないので比較できなかった。
このときから急に雨が降ってきたので車に乗り込んで帰る。画像の曇っている部分は雨粒。

新潟・白馬2014(9)2014年09月22日 07時15分40秒

夕食は昼に買った「ますのいぶしすし」と「焼き鯖すし」。方や竹の棒で包まれ、方や箱に入っている。見た目は。

その前にビールは、「新潟に来たれこれでしょ」の越後ビール。ビールが飲めなかった私もこれもおいしいと思った一品。ちなみに3種類あるけど後2種類はお土産にしたので省略。

「ますのいぶしすし」を開けると竹の皮に包まれている・・・ように見える。「焼き鯖すし」は箱の裏側。

焼き鯖ずしの中身がこれ。

ますのいぶしすしの中身がこれ。
両方ともビニールにくるまれ、長さも同じ。開けた状態で上から見るとほとんど見分けが付かない。

でも断面を見ると違いがわかる。こちらがますで、

こちらが焼き鯖。
それぞれを昆布でくるんでいる。

味はだいぶ違う。いぶしずしは「ますのすし」とあるけど、味の方向系はだいぶ違う。ますや酢飯への酢加減がちがうし、やはり昆布のありなしも大きい。焼き鯖は、いわゆる鯖鮓という感じは全くない。でも塩味の効いた身は鯖のそれ。

味の方向性が違うから、同時に両方を食べても問題ない。結構ぎっしり詰まっているから、両方を半分ずつ食べれば1食分になる。そして、残りは翌日の昼食になったのだけど、その話はまた後。

ちょいと高い目ではあるけど、その価値は十分ある。限定品なので、富山に行く人はあらかじめ予約して確保するのが吉。おすすめ度95%。
(C)おたくら編集局