HDDの中身 ― 2009年12月29日 10時03分13秒
HDDを分解したときの内部写真。
たぶん左がSeagateの500GB、右がMaxtorの80GB。
筐体はアルミ削り出しのダイキャストフレーム。
鏡のように見える円盤が記録板。プラッターと呼ぶ。
80GBでは1枚だが、500GBでは複数枚あるのが解る。
このように面が非常に綺麗である。
表面には薄い潤滑剤が塗られている。
開封したから埃が付いているが、本来はここに埃や傷があったらだめ。
メーカーによって、ヘッド(アクチュエーター)の位置が右であったり左であったりする。アクチュエーターはコイルが見えることからも解るとおり、電磁石で動くが、その精度は非常に高い。その精度を出すため、磁石は非常に強力な物が使われており(アクチュエーター根本にある銀色の部品)、
これ、下手に2つくっ付けると外すのは非常に困難になるほど。
まあ、強力ゆえに使い道もあるので、分解時には必ず確保するんだけど。
使い道と言えば、プラッターはカラス避け(だけじゃないけど)の
モービルに使える。
プラッター間にあるアルミのリングは非常に高精度で丸いので
「何かに使えそう」なのだが、今のところ使い道を見いだせてない。
後、左のHDDの左上下にある白い物体は上が空気フィルタ、下が調湿剤。HDDは空気圧でヘッドを浮かすので真空状態では使えないのだ。また、実は温度より多湿低湿を嫌ったりするので、「調湿」も重要。
HDDとは、究極のデジタルとアナログ(磁気記録なんてまさにアナログの局地)とメカの融合体なのである。もちろん制御ソフトも重要だけど。
こんなもんがあんな価格で売られててはHDDメーカーも利益が上がらんことよのう。だから、新規参入はなく、寡占化され、メーカーが減ってきてるんだけど。
SSDにいろんなメーカーが参入しているのは、今それがはやりということもあるけど、HDDでは大きすぎた(技術的・金銭的)参入障壁が低いことも一因。SSDはほぼ電気と制御ソフトだけの世界になるからねぇ。
たぶん左がSeagateの500GB、右がMaxtorの80GB。
筐体はアルミ削り出しのダイキャストフレーム。
鏡のように見える円盤が記録板。プラッターと呼ぶ。
80GBでは1枚だが、500GBでは複数枚あるのが解る。
このように面が非常に綺麗である。
表面には薄い潤滑剤が塗られている。
開封したから埃が付いているが、本来はここに埃や傷があったらだめ。
メーカーによって、ヘッド(アクチュエーター)の位置が右であったり左であったりする。アクチュエーターはコイルが見えることからも解るとおり、電磁石で動くが、その精度は非常に高い。その精度を出すため、磁石は非常に強力な物が使われており(アクチュエーター根本にある銀色の部品)、
これ、下手に2つくっ付けると外すのは非常に困難になるほど。
まあ、強力ゆえに使い道もあるので、分解時には必ず確保するんだけど。
使い道と言えば、プラッターはカラス避け(だけじゃないけど)の
モービルに使える。
プラッター間にあるアルミのリングは非常に高精度で丸いので
「何かに使えそう」なのだが、今のところ使い道を見いだせてない。
後、左のHDDの左上下にある白い物体は上が空気フィルタ、下が調湿剤。HDDは空気圧でヘッドを浮かすので真空状態では使えないのだ。また、実は温度より多湿低湿を嫌ったりするので、「調湿」も重要。
HDDとは、究極のデジタルとアナログ(磁気記録なんてまさにアナログの局地)とメカの融合体なのである。もちろん制御ソフトも重要だけど。
こんなもんがあんな価格で売られててはHDDメーカーも利益が上がらんことよのう。だから、新規参入はなく、寡占化され、メーカーが減ってきてるんだけど。
SSDにいろんなメーカーが参入しているのは、今それがはやりということもあるけど、HDDでは大きすぎた(技術的・金銭的)参入障壁が低いことも一因。SSDはほぼ電気と制御ソフトだけの世界になるからねぇ。
最近のコメント