とあるオーディオ製品の驚くべき構造2009年12月31日 17時48分09秒

とあるオーディオ製品の驚くべき構造
この年末の大掃除では、多くの製品を分解した。
そのうち1つ、とあるオーディオ製品に驚くべき構造を見たので紹介する。

これは、「CDに紫外線を当てて音をよくする」というアクセサリである。
実際には、タイマーで一定時間紫外線蛍光灯を点灯しながらCDをモーターで回すだけの代物である。
こんなんで、定価は45000円もする(もちろん定価では買ってない)のだから、オーディオ関係のアクセサリはぼろ儲けだ。
まあ、買う馬鹿が売るから売る馬鹿も絶えないのではあるが。

それはそうとこれ、100V機器にはあるまじき構造をしていた。

なんと木製筐体に各部品が直に止めてある。

100Vがねじ止めのコードを止める物を経由で蛍光灯用トランスへ。
同時に点灯管経由で蛍光灯へ。

一方でACアダプタにも100Vを、なんとプラグに直に半田付けして入れている。ACアダプタは板にボンド止め。

こんなん、正しく100Vを知っている人間の作ったものとは
とても思えない。絶対に今の電気安全法は通らないはず
(2001年以前の製品だから当時は行けたのかも知れないけど)。
下手すりゃ発火しかねない。事実、ファンが付いていて埃が吸い込まれており、うっすら溜まっていたほどだ。

もし今もこれを使っている人がいるなら、すぐに利用を止めるべきである。

それにしても、こんなひどいもんを売っているなんて、オーディオアクセサリのいい加減さにもあきれかえる。
有名メーカーならいざ知らず、名前も聞かないような会社の、
原理も分らないような物には手を出さないのが、いろんな意味で
「吉」であると、思い知った今日であった。

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