2018祇園祭後祭宵山(3) ― 2018年07月23日 06時17分25秒
鯉山。
人手が比較的少ない後祭において、鯉山だけはいつも満員で入るのに時間がかかる。今年はそれでも列は短かったので入ればよかったんだけど、このときはまだ夕食も食べてなかったので通り過ぎてしまった。
鯉山も縁起は登竜門に由来する。なので出世にご利益があるのだけど、世の中そんなに出生したい人が溢れているのかなぁ。また、ここはそれほどご利益が高いということか。
橋弁慶山。
ここは2階建てで1階に胴回り、2階に御神体の展示がある。
名前からも分かる通り、ここは五条大橋での牛若丸と弁慶の戦いに由来している。橋の欄干があり、鎧武者が居て御神体が2人というところは先の浄妙山に似ている。浄妙山は2体共鎧姿なのが違うけど。
ちなみに牛若丸と弁慶の五条大橋での戦いは史実ではないようだ。室町時代に成立した「義経記」に基づくらしいけど、そもそも祇園祭の縁起は別に史実に基づく必要はないし、むしろそういうのは少ないので問題はない。当時の古今東西の物語を題材にしているというのは、今で言うならミーハーな選択であったとも言えなくはない。今ならAKB48で御神体が48体並ぶとか言うのができるのかも。
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