さてここで問題。次の3つの味噌の内、「赤みそ」はどれか?
正解は1つかもしれないし、全部かも知れないし、1つもないかも知れない。
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正解は、一番上のだけ。
2つ目は「あさげ」
3つ目はなんと「白味噌」である。
ではなんでこんな色になってしまったか。それは経年変化による。
台所の大掃除をしていて、味噌の箱が出てきて開けたら中にまだ入ってた。で、賞味期限を見ると2年も経過してた。袋は未開封で光には全く当たってなかったが、常温での保存では発酵が進みこんな色になるのだ。ここまで来たらもうどれがどれだかわからない。袋もちょっと膨らんでる。
ちなみに、これが元の色。本田味噌のカタログから抜粋(値段は消費税改定前)。赤だし以外はぜんぜん違うのがよく分かる。
本田味噌というのはその筋では有名な京都の老舗味噌屋さんで、うちの近所に本店というか工場がある。なので、自分用はもちろん、進物でも買うことがよくある。今回このようにしてしまったのも、進物の余り物だ。
では、ここまで発酵の進んだ味噌はもう食べられないのか。身を張った実験。結果から言えば食べられはする。発酵が進んだだけで腐ってはいない。でもちょっと酸っぱくなって、色が変わる前の味とはかなり違う。でもこれはこれで、味噌汁は無理だけど、料理の味付けには使えそうなので捨てないことにした。
なお、本田味噌の名誉のために書いておくと、ここの味噌は美味しい。購入をお勧めするが、買ったら色が変わる前に食べきるのが吉である。いや誰も、こんなことしないって(^_^;)。
以上「味噌の経年変化について」のレポートであった。
・・・追伸
このネタを書いてたら、本田味噌から今年の(お歳暮用)カタログが届いた。何という偶然。本当の話。
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