2013白馬・八方・栂池(20) ― 2013年09月10日 07時18分37秒
銀命水のところの手前にあるのがモウセン池。
そこにあったのがミヤマホタルイ(深山蛍藺)。
そこにあったのがミヤマホタルイ(深山蛍藺)。
本で見るのとだいぶ色が違って見える。本によっては赤色に分類されてたりするから、見つからない。まあ、PCでも色調整でかなり色は変わるので、正確な色を伝えるのは難しいのだけど。だからこそ現物を目で見るのが一番だともいえる。
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)。
ちょっとピンぼけ。
ちょっとピンぼけ。
モミジカラマツ(紅葉唐松)。
カラマツというのは、花の形が唐松の葉に似ているかららしく、Wikipediaで写真を見ると確かに似ているけど、両方を見てにているからと命名できる昔の人の記憶力の良さに感服。想像力か?
モウセン池を越えると、階段が一気に急になり標高も上がってゆく。
モウセン池を越えると、階段が一気に急になり標高も上がってゆく。
モウセン池は標高1980m位、目指す展望湿原は2010m。
2013白馬・八方・栂池(21) ― 2013年09月11日 11時08分29秒
エゾシオガマ(蝦夷塩竃)とチングルマ。
エゾシオガマは卍(の逆)のように花が付くのがおもしろい。
こちらはエゾシオガマとシラネニンジン(白根人参)。
シラネニンジンは2回目?セリ系の花はみんな似てるからよくわからなくなってくる。
シラネニンジンは2回目?セリ系の花はみんな似てるからよくわからなくなってくる。
エゾシオガマを2回出したのは、アップの写真がなかったから。
タテヤマリンドウ(立山竜胆)。
ミヤマリンドウは花が開かないけど、こちらは開く。
日が射すと開き、陰ると閉じるのだそうで。
タテヤマリンドウ(立山竜胆)。
ミヤマリンドウは花が開かないけど、こちらは開く。
日が射すと開き、陰ると閉じるのだそうで。
アカミノイヌツゲ(赤実の犬黄楊)。
これは手持ちの本では同定出来ず、インターネットで調べてやっとわかった。
花は白く小さいのが咲くそうな。
というところで展望湿原に到着。2010m。
雲が流れて、正面にあるという大雪渓が見えればよかったんだけど、まあ、雨が降らなかっただけでも感謝しないと。
初音あさがお ― 2013年09月11日 11時27分46秒
2013白馬・八方・栂池(22) ― 2013年09月12日 07時00分57秒
展望湿原から展望台までの間には木の間を抜ける木道がある。
こういうところの手入れには苦労があると思う。感謝。
こういうところの手入れには苦労があると思う。感謝。
このあたりは栂池自然園の中でも最も標高が高い場所なので、園内が一望出来る。
入り口方向にアップ。
そして展望台。
先の展望湿原まではかろうじて他の人も居たが、ここには居なかった。
雲が晴れていればここから大雪渓や山並みが見えるはずだが、ちょっと待っても全く雲が晴れる気配がなかった。
脇にはノリウツギの花が咲いていた。
脇にはノリウツギの花が咲いていた。
ここの標高は2060m。そして時刻はこのとおり。

入り口までの距離は↓この通りで、普通なら1時間半はかかるらしい。
そして、最終のロープウエイは16:40。ということは「普通」では帰れなくなってしまう可能性すらあるわけだ。
果たして帰り着けるか!?
合掌 ― 2013年09月13日 05時58分35秒
2013白馬・八方・栂池(23) ― 2013年09月16日 06時19分38秒
3日間喪に服していたので久しぶりの更新。
展望台から降りる道は狭く急な尾根道。しばらくは木の階段が続く。
この階段はしばらく付け替えられていないようで、かつ雨の影響でかなり滑りやすい。
以前ここで転ぶ人を見ているので、急いでいてもここだけはゆっくり慎重に降りる。
展望台から降りる道は狭く急な尾根道。しばらくは木の階段が続く。
この階段はしばらく付け替えられていないようで、かつ雨の影響でかなり滑りやすい。
以前ここで転ぶ人を見ているので、急いでいてもここだけはゆっくり慎重に降りる。
ホツツジ(穂躑躅)。この尾根道横に群生していた。
こちらは絶壁側の斜面。絶壁ではあるが、草花が一面にあるのでそうは見えない。
ソバナ(岨菜);左側とオヤマボクチ(雄山火口)。
他にも何種類も花が写っているのだが、アップでの撮影を忘れていたのが残念。
この尾根道を降りている途中で靴の片方の底が半分はがれてしまった!
そうでなくても急いでいるときに、この状況。
果たして時間までに帰り着けるのか、いっそう心配になってきた。
歩くたびに底が「ぺたん」と大きな音を立てるようになった。
近くで鳴いている鳥が逃げないか心配だが、こっちも音を気にして速度を落とせる
余裕がない。
完全にはがれるまでに、出来るだけ進む必要がある。
だから、返って加速。
ミズバショウ(水芭蕉)。花はないが、大きな葉と実?が見える。
この実をネズミが食べたりする。
そしてこれは栂池の名前の由来になった「ツガ」=「オオシラビソ」(大白檜曽)。
実がなっているが、この実、たくさんなる年と、全然ない年がある。
ない年には、ドングリなども不作になり、すると冬場に熊が餌を求めて町中に出てきたりする。今年は大白檜曽を始め、ドングリもたくさんなっていたので大丈夫だろう。
ここで珍しいと思ったのは、人の背丈ほどの高さで実がなっていると言うこと。
私の目線の高さくらいだった。なのでこんな正面からのアップも撮影出来た。
ない年には、ドングリなども不作になり、すると冬場に熊が餌を求めて町中に出てきたりする。今年は大白檜曽を始め、ドングリもたくさんなっていたので大丈夫だろう。
ここで珍しいと思ったのは、人の背丈ほどの高さで実がなっていると言うこと。
私の目線の高さくらいだった。なのでこんな正面からのアップも撮影出来た。
2013/09/16の京都御苑の状況 ― 2013年09月16日 13時27分50秒
今日の台風は、京都市内でもここ数年の内で一番の風雨であった。
幸い今のところ、うち及び近所で被害はなさそうだが、南の桂川は氾濫したようで、河川敷の畑などは流されてしまったらしい。
幸い今のところ、うち及び近所で被害はなさそうだが、南の桂川は氾濫したようで、河川敷の畑などは流されてしまったらしい。
全国的には「京都はひどい」と流れたのか、心配して電話をいただいたりしたが、さような状況なので、ご安心を。そして心配してくださってありがとう。
で、御苑内の木がどうなっているか見に行ったら、こんな感じ。
で、御苑内の木がどうなっているか見に行ったら、こんな感じ。
大小の枝や木の実が大量に落ちている。
中にはかなり大きな枝が折れている木もあった。
中にはかなり大きな枝が折れている木もあった。
銀杏は葉っぱが広くて多いだけに風を受けやすいのか、折れが多かったように思う。
こちらは楓。
私が見た中で、御苑内で一番大きな被害はこれ。
桃の木が幹から折れていた。古木のようなので、風圧に耐えられなかったのか。
しかして、空は台風一過の晴天なのでありました。
2013白馬・八方・栂池(24) ― 2013年09月17日 07時14分43秒
大急ぎで尾根道やそれに続く木道を下って浮島湿原まで戻る。
するとそこに見えたのは・・・
するとそこに見えたのは・・・
ニッコウキスゲ(日光黄菅)の花畑。
前回この時期に来たときはもっと一面に咲いていたと思ったのだけど、今回はここまでほとんど見ることが出来ずにいた。が、ここ、浮島湿原の裏手というか左手奥の場所にこのように残っていた。
前回この時期に来たときはもっと一面に咲いていたと思ったのだけど、今回はここまでほとんど見ることが出来ずにいた。が、ここ、浮島湿原の裏手というか左手奥の場所にこのように残っていた。
日光黄菅と共に、ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)もたくさん咲いていた。
ヒオウギアヤメは他の場所でも結構咲いていた。
他の花も結構咲いているのだけど、この2種類が目立つだけに気がつきにくい。
アップで撮り逃した花もあるかも。
アップで撮り逃した花もあるかも。
ニッコウキスゲは栂池の夏を代表する花。黄色で大柄の花が一面に咲いているとそれはそれは美しい。天国ってこういう感じかと思ったり。
この美しい花は、一日しか咲かないそうな。
でも花の数が多いから毎日一面に咲いているように見えるという。
それもこの時期にはもうこの程度しかない。後で聞いたら今の時期はもう遅いのだそうで、と言うことは、前回の方が花が遅くまで残っていてくれたと言うことか。
いつかはその満開の時期に見てみたいものだ。
でも花の数が多いから毎日一面に咲いているように見えるという。
それもこの時期にはもうこの程度しかない。後で聞いたら今の時期はもう遅いのだそうで、と言うことは、前回の方が花が遅くまで残っていてくれたと言うことか。
いつかはその満開の時期に見てみたいものだ。
園芸用朝顔 ― 2013年09月18日 07時02分16秒
去年もらった園芸用、というか観賞用朝顔。
今年は種を蒔いてもほとんど発芽せず、「今年は拝めないか」と思っていたら、
裏庭に移植した間引きした株の中にそれがあった。そして咲いてくれた。
今年は種を蒔いてもほとんど発芽せず、「今年は拝めないか」と思っていたら、
裏庭に移植した間引きした株の中にそれがあった。そして咲いてくれた。
去年もらったのはいろいろな種類があったが、今年咲いたのはこの種類。
紫の大輪で、花に白い斑が入る。
ちょっとしおれているのは、咲いてるのに気がついたのが昼過ぎだったから。
でも、その時間まで割いていると言うことで、普通のはその時間にはもうしおれているから、花が長持ちする性質があるとわかる。
でも、その時間まで割いていると言うことで、普通のはその時間にはもうしおれているから、花が長持ちする性質があるとわかる。
これは別の日の花。というか、これが今年初めて咲いた花。
まさかこんな場所に鑑賞種があるとも思ってなかった上に、
高い場所に咲いていたので気がつかなかった。そして驚いた。
この種類のもう1つの特徴は、葉にも斑が入ること。
逆に言えば、これを見れば花がなくてもこの種だとはっきりわかる。
これは別の場所で咲いた別の鑑賞種。真っ白で花の中に別の花が咲いているように見える。こちらも葉には斑がある。
でもこれは高さが30センチもない。鑑賞種は基本的に劣性遺伝で弱いようだから、その育成には注意と努力が必要そうである(だからこそ、それに熱中する人がいて、鑑賞会などがある)。
今年はかろうじて咲いてくれたけど、来年はどうかな。種が採れるかどうかわからないからなあ。
今年はかろうじて咲いてくれたけど、来年はどうかな。種が採れるかどうかわからないからなあ。
2013白馬・八方・栂池(25) ― 2013年09月18日 07時23分50秒
園内では、早い木はもう少し紅葉し始めていた。
これはウラジロナナカマド。このあたりで一番きれいに紅葉する(と思う)木。
これはウラジロナナカマド。このあたりで一番きれいに紅葉する(と思う)木。
ニッコウキスゲのあった場所では一時的に立ち止まったが、その後も猛スピードで歩き続け、この位置でようやく人の姿を見かけて、一安心。
本当は浮島湿原でも親子連れを見かけたのだけど、あの時間であそこに居ると言うことは泊まりかもしれないので安心できなかったのだ。
でも、その後も歩みは余り遅くせずにロープウエイの乗り場まで来てようやく休憩。
そのときの各種記録。
でも、その後も歩みは余り遅くせずにロープウエイの乗り場まで来てようやく休憩。
そのときの各種記録。
結局到着は16:10だから、展望台から55分ほどで戻ってきたことになる。
この位置の標高が1870mだから、高低差は190m。
気温は21℃。涼しい。(この時期の)京都市内との気温差は実に15℃くらいか。
この位置の標高が1870mだから、高低差は190m。
気温は21℃。涼しい。(この時期の)京都市内との気温差は実に15℃くらいか。
この時間では、もう土産物屋は閉まっていた。今日は人手が少ないと言うこともあろう。本当は帰りに「今頃の栂池の花の写真のパンフレット」を買いたかったのだが、買えなかった。残念(だからこそ今回、花の同定に時間がかかったとも言える)。
で、どんな靴の状況だったかがこれ。
そこの前の方がはがれてる。これで歩くと「ぺたんぺたん」と大きな音が鳴る。
人が居ないところでは鳥が逃げないか気になり、人が居るところでは迷惑だろうと思いながらも「勘弁して」と心で叫びつつ、という感じだった。
何にせよ、完全にはがれることなくよく保ってこれたものだ。
あとはロープウエイとゴンドラだけなので余り歩くところはないので「無事生還」である(もう1足靴は持ってきてるので、車の運転とかは問題なし)。
人が居ないところでは鳥が逃げないか気になり、人が居るところでは迷惑だろうと思いながらも「勘弁して」と心で叫びつつ、という感じだった。
何にせよ、完全にはがれることなくよく保ってこれたものだ。
あとはロープウエイとゴンドラだけなので余り歩くところはないので「無事生還」である(もう1足靴は持ってきてるので、車の運転とかは問題なし)。
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