貴船河床(3)2015年10月06日 11時33分50秒

時間が来たので川床へ。そうそう店の名前を書き忘れていた。今回連れて行ってもらったのは「兵衛」というところ。
貴船河床の中でも最上流から2番目に位置する。貴船の川床は、最上流が最上級で、以下下流に行くに従って普通になっていくようだ。それは景観からして違うのだけど、特に広さが異なるようである。料理の内容はどうだろうか。

ちなみにこちらが最上流にある「左源太」。有名なお店である。
この日も多数のお客がいた。たぶん満席。

兵衛の河床はこんな感じ。この中でも一番上流が一番良い席の様子で、宿泊者席。
鴨川の河床は、川の岸から舞台のような物をせり出している。川面からの高さは1メートルはあると思うので、雨はともかく少々の増水には耐えられる。が、ここ貴船は川面のすぐ上に床を作ってある。逆に言うと、座っているところのすぐ下を水が流れている。4月にここに来たときの写真に出したが、冬場は川の中に支柱を立てるところだけが存在し、4月末にここに床を敷き、屋根を作る。

ということは、川が増水したら水につかってしまうこともあるし、屋根がこのようなすだれなので、雨が降ったら水浸しになる。実は、この日および前日、15時頃に夕立があって食事が中断されたそうな。そんなときは店内の広間でいただくしかない。そういえば、この前日も今日も京都市内では、遠くでかなり大きな雷が聞こえてはいたが雨は降らなかった。おそらくこのあたりで降ったのだろう。

この河床は入れ替え制で昼の部と夜の部がある。その昼の部が被害に遭ったわけだが、この夜の部では桟敷はきれいに整えられ、ちゃんと元に戻っていた。そういうことは織り込み済みである、ということだ。そういえば、上の写真をよく見ると奥3番目の桟敷に敷物がない。この影響かもしれない。

ここ貴船の気温自体が市内に比べ数度低いと思うが、川床はさらに涼しいというか寒い。上を羽織るものがあったほうがいい。一旦部屋に戻って丹前の上に羽織るものを持ってきたほど。結局アルコールと食事をしっかりいただくことで着なくて済んだけど、用意はしておいた方が良い。

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