貴船河床(1)2015年10月02日 07時26分54秒

今年の前半に知り合いの2人ががんで入院し手術した。幸いなことに無事退院されたのであるが、その快気祝いにお呼ばれすることになった。8月はじめ、場所は京都は貴船。そこの川床料理をいただこうと言うことである。

河床と言えば鴨川が有名だが、貴船でもやっている。貴船の河床は鞍馬山の麓で貴船川に沿って存在する。そのあたりは川のおかげが夏でも気温が低く避暑できる。土地が狭いので別荘とかは(たぶん)なく、料亭のみである。
貴船や鞍馬山については前に書いたのでそちらも参照のこと。

それはそうと、貴船までは叡山電車で行く。このときは例のぎっくり腰の後で、ようやく杖なしで歩けるようになった頃。まだ全力では歩けなくて、それを考慮して出かけなかったので待ち合わせの電車の時間に遅れてしまった。まあ、貴船での送迎バスの時間には間に合うので問題ない。

出町柳駅に到着したちょうどそのときに待ち合わせの列車が出てしまった。なのでホームでしばらく待ち。叡山電車出町柳駅にはアニメ関係のポスターなどがいろいろある。

これは・・・誰だろう?なんかに漫画かゲームのキャラクターではあろうが、知らない。

こちらは「きんいろモザイク」の声優さんの色紙。「きんいろモザイク」では登場キャラクターの名前が京都の地名に由来しているから縁があるらしい。それでここにも来られたらしいと。
この色紙と記念切符についても前に書いた。こんなところに張ってて光学劣化しないのか気になる。

前回は運良く「きらら」号に乗れたけど、今回は普通の車両。でもこれは八瀬行きなので乗るのとは違う。
右のホームが鞍馬行き。

ポスターを見るとアニメのポスターが。「がっこうぐらし」。
7~9月期のアニメで、そこそこ人気があったようだ。このキャラクターからは想像できないような物語。、残念ながら私の好みではないので途中で見るのやめた(最終回は見たけど、救いがあったようななかったような)。

というところを見ながら、列車を待つ。

貴船河床(2)2015年10月04日 06時48分00秒

貴船口で落ち合って、宿の送迎バスに乗る。
なんか駅の待合が異常に臭いと思ったら、見るからに顔の腐った連中が悪臭を放っていた。そいつらも一緒のバスに乗ったのだが、高級な店で食事する連中が高級とは限らない、という証明。人間の品格は行動や顔に出る。

しばらく待って送迎バスが来たので乗る。満席。貴船の道路は狭い。ミニバスでもすれ違いは大変。この時期だけでも一般車通行止めにすれば良いのに。しかし、駅からは2キロ強あるし、バスはだいぶ手前までしか来ないので、一般車を閉め出したくても出来ないのであろうが。

今日は宿泊するので、夕食は直ぐではなく予約の時間;18:30から。時間があるのでまずは宿の部屋で休憩。聞くと1日2組(2部屋、各2名)しか泊めないのだそうで、ということは今日はウチラだけ。が、今回は私を含め5人いるので、人数の関係で、私は食事の後に帰る。まあ、京都に住んでるのだから、それは問題ではない。

貴船には宿も多くあるけど、夏場は(川床に忙しくて)宿泊をしてない所がほとんどだそうで。ここも3月に予約してようやくとれたらしい。

まずは部屋から川を見てみる。川を見ると言っても実際には川自体はほとんど見えず、河床が見えるだけ。ぎっしり並んでいるから。

あっ、屋根の上にルリタテハがいる。

しばらく待っていると、わらび餅を作ってくれたので食す。市販品ではなく自家製。

一口にわらび餅と言っても、わらびを使った本物とでんぷん粉から作った偽物の違いの他、本物でも食感がかなり違ったりする。私はどちらかと言うと、粘り付くような感じのが好きだが、ここのはぷっつり切れる系。
美味しい。

先に書いた川を見るだが、部屋のベランダからである。

ベランダはこんな感じ。ここには窓ガラスが入っているのだが、これがまたものすごく透明度が高くてよく見ないとあるかどうか解らない。この写真では電灯などが映り込んでいるが、実際に見るとほとんど解らない。特殊なガラスなのだと思う。でも、ちょっと危険じゃないかなとも思う。何せそのまま出ようとしてガラスに衝突しそうになるくらいだから。、

時間までまだ少しあるので、休憩。

Mac OS X El Capitanの問題2015年10月05日 15時55分58秒

1台のMacにMacの新OS;El Capitanを入れてみた。

基本的にはYosemiteと似てて使い勝手の面では慣れが必要な部分は少なそうなのだけど(少なくともYosemiteと同じ操作ができる)、1つ大きな問題を見つけた。


・ディスクユーティリティーでNTFSのディスクの修復ができなくなった。 


El Capitanのディスクユーティリティ

見た目がiTunesでiPad/iPhoneなどをつないだ時の画面に似てる。


今までは、BOOTCAMPでWindowsもインストールしている場合、このディスクユーティリティで、Windows上のSCANDISKでは復旧できない問題も修復できたのだが、それができなくなってしまった。El CapitanではNTFSのドライブに対してはFirstAidのボタンが有効にならない。


NTFSはディスク内容をしょっちゅう破壊するダメダメフォーマットで、なおかつSCANDISKはWindowsシステムが入っているドライブに対してかけられないので(SCANDISKに限らず、私の知る限りWindows上に存在するすべての同種のプログラムで不可)、この機能がとても重要だったのだ。まあこれでも100%ではないのだが、ほとんどは直してくれた。


システムディスクに対するSCANDISKは再起動時にかかるように予約できると思われるかもしれないが、それもディスクパーティションを切っていると動かない事が多い。BOOTCAMPでWindowsを入れている場合は100%だめ。SCANDISKもしくはパーティションを切るプログラムにバグがあって、SCANDISKがエラーで止まってしまうのだ。


Yosemite(まで)のディスクユーティリティ

(上のマシンとは別。)


ということで、一旦入れたけどYosemiteに戻した。El Capitanのインストールに1時間かかり、戻すのにもそれくらい。それでもTimeMachine1発で戻せるから、Macはすごい。


Appleにしてみれば自社のOSでは作られないNTFSをサポートなんてしなくても問題じゃないというところなんだろうけど、こんな重要な機能削らないで。いや、SDやUSBメモリに対してはNTFSフォーマットできるから、必要なんじゃないか?


ということで、BOOTCAMPでWindowsを入れている人、さらに、NTFSの復旧をさせている人は、少なくとも今はEl Capitanを入れないように。


2015年10月7日追記:

「EI」かと思ってたら「El」~ELなのね。解りにくい。

貴船河床(3)2015年10月06日 11時33分50秒

時間が来たので川床へ。そうそう店の名前を書き忘れていた。今回連れて行ってもらったのは「兵衛」というところ。
貴船河床の中でも最上流から2番目に位置する。貴船の川床は、最上流が最上級で、以下下流に行くに従って普通になっていくようだ。それは景観からして違うのだけど、特に広さが異なるようである。料理の内容はどうだろうか。

ちなみにこちらが最上流にある「左源太」。有名なお店である。
この日も多数のお客がいた。たぶん満席。

兵衛の河床はこんな感じ。この中でも一番上流が一番良い席の様子で、宿泊者席。
鴨川の河床は、川の岸から舞台のような物をせり出している。川面からの高さは1メートルはあると思うので、雨はともかく少々の増水には耐えられる。が、ここ貴船は川面のすぐ上に床を作ってある。逆に言うと、座っているところのすぐ下を水が流れている。4月にここに来たときの写真に出したが、冬場は川の中に支柱を立てるところだけが存在し、4月末にここに床を敷き、屋根を作る。

ということは、川が増水したら水につかってしまうこともあるし、屋根がこのようなすだれなので、雨が降ったら水浸しになる。実は、この日および前日、15時頃に夕立があって食事が中断されたそうな。そんなときは店内の広間でいただくしかない。そういえば、この前日も今日も京都市内では、遠くでかなり大きな雷が聞こえてはいたが雨は降らなかった。おそらくこのあたりで降ったのだろう。

この河床は入れ替え制で昼の部と夜の部がある。その昼の部が被害に遭ったわけだが、この夜の部では桟敷はきれいに整えられ、ちゃんと元に戻っていた。そういうことは織り込み済みである、ということだ。そういえば、上の写真をよく見ると奥3番目の桟敷に敷物がない。この影響かもしれない。

ここ貴船の気温自体が市内に比べ数度低いと思うが、川床はさらに涼しいというか寒い。上を羽織るものがあったほうがいい。一旦部屋に戻って丹前の上に羽織るものを持ってきたほど。結局アルコールと食事をしっかりいただくことで着なくて済んだけど、用意はしておいた方が良い。

「Windows10のアップデートをしないと休止をデフォルトで選択できなくしてやる」(意訳)というマイクロソフトの強要を退ける方法2015年10月07日 06時51分01秒

Windows7からWindows10へのアップグレードを申し込んでいると、(GWXによる)検査を終えるとダウンロードできるようになる。なるのはいいのだけど、そのインストールを強要するようになる。具体的には、休止ではなくシャットダウンさせてインストールしようとする。きわめていらんお世話である。

そうでなくてもWindows10ではWindows7で使ってた重要な機能が使えなくなるので移行できない。うちの場合、仮想XPとMedeiaPlayerによるDVD再生が引っかかる。まかり間違ってインストールしていたら大問題になってたところ。マイクロソフトには多数のクレームが寄せられているのではないかと思う今日この頃。

それはそうと、その強要を避ける方法。

1. スタートメニュー>「プログラムとファイルの検索」にgpedit.mscと打ち込んでEnter。
2. ローカルグループポリシーエディターが起動する。↓のように何かしらエラーが出るかもしれないが無視する(OKを押す)。エラーは複数出る場合もある。

3. 左のツリーからコンピューターの構成>管理者テンプレート>Windowsコンポーネント>Windows Update>Turn off the upgrade to the latest version of Windowsを選択する
4. そこを有効にして適用、OKしてからグループポリシーエディターを閉じる。

5. WindowsUpdateを起動
6. 「更新プログラムを確認」を押す(これが重要)

Windows7のエディションによってはグループポリシーエディターがない場合もあるそうだが、その場合は普通のレジストリエディタでも出来るそうである(それは調べて)。まあ、グループポリシーエディターがないようなエディションの入っている環境なら、Windows10にして困るようなことは少ないんだろうけど。仮想XPはそもそも使えないし。MedeiaPlayerの問題はあるか。

これでWindows10へのアップデートが抑制され、デフォルトで休止が選べる状態に戻る。
同じことで困っている人はどうぞ。

GWX自体の起動を止める場合はここここを参照のこと。
一様両方やったけど、後者の方が「番号さえ気をつければ」楽かも。

追記:
実はWindows10でも仮想XP環境を作ることは出来ないことはない。しかし、7の時と異なりXPのライセンスが必要になる。要するに、PC付属でない単体のXPのインストールディスクが必要。ほとんどの人はこれでは使えないと思う。

燃える御所2015年10月07日 08時17分52秒

それは一昨日の朝6時頃のこと。
御苑に行くとこの光景に出会った。

背景に見えるのは大文字山。手前が京都御所。
そこに朝日が絶妙にかかってこんな演出をしてくれた。
後光が差しているよう。

同じような時間に行ってもこんな光景に出会えることはほとんどない。
おそらく年に数度もなかろう。それに出会えたことは僥倖。

それにしても太陽を撮影するのは難しい。朝日にしても夕日にしても。
肉眼で見た風景はもっときれいだったんだけど、写し切れてない。
持ってたのがコンパクトデジカメだったので、余計に。
でも毎日一眼レフを持って行くのも大変だしなぁ。

最近はデジカメでもHDR(ハイダイナミックレンジ)対応の機種が増えたけど(昔は監視カメラの機能だった)、それならもっときれいに写せるのかなぁ。

門と鳥2015年10月08日 07時25分27秒

御苑内を毎日歩いていると、いろいろな光景に出会える。

この日はサギの一種が歩いていた。
見ていると、そのまま歩いて行って御所の建春門(南西角にある門)の前まで来たので撮影。

どんどん歩いて行くので一瞬をとらえるのは難しかった。なおのことコンパクトデジカメはオートフォーカスが遅いし、1枚撮影すると次の撮影が出来るまでの時間がかかるし。
ミラーレスならましなのかなぁ?買えないけど。

ぎんなん2015年10月09日 07時49分53秒

近所(明確に書くと問題があるかもしれないので匿名で^_^;)に大きな銀杏の木がある。
そこでちょっと前からぎんなんが落ちているようなので、朝の散歩がてら拾いに行くことにした。

最初は少ないなぁと思っていたのだけど、探し始めてたら結構見つかって、結局これくらい拾った。約1.2キロで、100個は超えているだろう。
もっとも、果肉はとるわけだから、正味の重さは1/3くらいだろうか。

数時間塩水に浸して果肉をさらに柔らかくしてから実をとる。ゴム手袋して、水の中で絞り出すように果肉を外す。
作業自体は簡単だけど、水がはねないように慎重に行う。素肌に付いたらかぶれるし、周りに飛んだらにおいが付いてしまうから。
今回、ふと思い立って塩水にしてみたが、普通の水でも同じかもしれない。少なくとも今回は楽だった。

努力の結果がこちら。最後はお米をとぐようにして細かく残った果肉も落とす。

最後に天日干しして乾かす。
良い天気だったので、ものの1時間で乾いた。紙袋に入れて保管。

実は2年前にとったのもまだ冷凍庫の中にある。しばらく忘れてたのだが、最近おやつ代わりに食べている。封筒に入れて電子レンジで2分。なんか成分的に、1日にあまり多く食べるといけないそうだけどね。お酒もほしい。

ということで、秋の味覚Get!のお話。

貴船河床(4)2015年10月11日 06時46分47秒

それではいよいよ料理。

まずはこちら。じゅんさい、粟を入れた煮こごり?、ヤマモモ、笹にくるまれた団子、たらこを入れた煮こごり?、ピンクのは胡麻豆腐のようなもの。

大きく写す。
ジュンサイも地元の深泥が池の物だろう。

団子はこんなの。
煮こごりは層を作ってある。和菓子のような繊細な出来。

入れ物にも凝っていて、。側面は透かし彫りのようになっている。
味は聞かないで。「美味しい」としか書けない「3流グルメレポーター」レベルだから。私の語彙は少なすぎる。

次はお刺身。京都の夏といえば当然のように鱧。それに赤い身はマスだろうか。多分海の魚ではない。
京都に住んでても鱧を食べる機会なんてめったにないからね。いや、今の私には魚介類や肉類は滅多に食べられないんだけど。

貴船河床(5)2015年10月12日 07時04分15秒

次はこちら。茶碗蒸し?
かと思ったら鴨肉、里芋、後1つは何だったか。なすの煮物かな?

鮎の塩焼き。

よく見ると解るけど天然鮎。口がとがっているのが天然物。
香ばしくて大変おいしかった。真剣においしいと思った鮎は初めてかも。やっぱり養殖物とはひと味違うと言うことか。

実はこの鮎、石焼きされている。というか、たぶん炭火で焼かれた後、焼かれた石の上で保温された状態で出て来たと様子。竹の容器も焦げてしまうので、1回使い切りかもしれない。そう考えると贅沢。
写真はぼけてるけどね。


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