しまなみ海道リターンズ(36)2015年06月09日 05時46分20秒

入場。
受付で、どこから来た、どこで知ったのかを聞かれる。私の場合はインターネットで知ったか。今回ではなく去年だけど。答えると粗品として塩の詰め合わせをいただける。

そして工場見学。写真撮影はできない。見学は2階で、一端奥まで進んだ後、戻りながら行程を、順序はばらばらだけど見ていくことになる。塩の山がたくさんある様はなかなかに圧巻。
自動化されている部分もあれば、手作業というか手動の部分もある。あんな塩の中でリストとか使って大丈夫なのだろうか。長持ちはせんだろうなぁ。
これがイオン交換膜法での塩生成なら、ほぼ完全自動の化学工場みたいな物だろうからおもしろくなかろう。

見学を終えたら1階でまずは伯方の塩入ソフトクリームを食す。300円。
塩ソフトは去年も他の場所で食べたけど、しまなみ海道のあちこちで売っている。しかし、ここのは別格だった。
クリームの味が良いし、ちゃんと塩の粒が入っている。形からしてフルール・ド・セルだろう。これがクリームの甘さを引き立てて絶妙。これを食べてしまったら、他の塩アイスなんて食べられない。オススメ度100%。

塩入石けんというのも売っていた。肌がしっとりするらしい。塩で固めてあるので水場においてもふやけることがないと。手を洗わせてくれたがなかなかのしっとり感。しかし、結構高いのでやめておいた。普通の石けんサイズだと2000円。通販(「こだわり商品」の中にある)もしているようなので、必要なら取り寄せよう。

さらに1階横には土産物屋がある。ここで作られた塩各種と、その塩を使った地元を中心とした食品類だ。散々悩んだ挙句、近日東京へ行く(これが高尾山登山)のでお土産に塩の詰め合わせを、その他自分用に塩を2種類と塩せんべいを購入。

ここで大変なことが発覚。お金が心許ない。
今回、交通手段については予め切符を購入済み。宿代は持ってきていた。しかし、お土産台という物をすっかり忘れていた。クレジットカードは持ってたけど、郵便局のカードは忘れた。こういう所ではクレジットカードは使える場所は少数だ。宿も使えなかった。
昨日柑橘類の購入にだいぶ使ってしまって、これから先必要な食費(お昼と夜)などを考慮するとほぼぎりぎりの状態。高いお土産や入場料は無理。
こうなると、昨日の耕三寺やさっき大山祇神社の宝物殿に入らなかったのは極めて正解だったと言える。というか入ってたら、この先食事抜きになったかも知れなかった。危ない危ない。

外に出ると、雲はまだ多いが晴れていて暑い。なので上のウインドブレーカーをリュックに詰める。入口の右手の階段を登ると、2階に展望所があるのでそこから海側を撮影。


ちゃり号に乗って出発。おみやげはリュックに入らないので別かばんに入れる。
次の目的地は「流下式枝条架併用塩田」。

しまなみ海道リターンズ(37)2015年06月10日 08時00分48秒

なんか最近、保存や公開しようとすると「メッセージがすでに書き換えられています」というエラーが出て保存できないことが多い。今回のネタを書き上げる間に2回も発生してしまい、同じ内容を3回も書く羽目になってしまった。結構長かったのに。ぐったり。ちゃんとシステム管理してください>ASAHI-NET。

・・・それはそうと・・・

流下式枝条架併用塩田へは、マーレ・グラッシア大三島の手前を左手に行ったところにある。
あっ、桜が咲いている。
今回のしまなみ海道では桜は殆ど咲いてなかったので、満開の桜は貴重。

ちょうど工場の裏手にそれはあった。
看板らしきは、その前に立つと塩の袋に入ったように写せる物。
手前にベンチがあるのでそこにカメラを置いて撮影。本当はミニ三脚を持って行ってたのだけど、一眼レフカメラの重さに耐え切れなくてあえなく崩壊。JustSystemsの粗品でもらったのだけど、使える粗品ってないよなぁ、とつくづく思った次第。

これが流下式枝条架併用塩田。なかなかに大きな設備だ。
簡単に書けば、竹箒の先に塩水をかけて水分飛ばして濃縮する方法である(ただし、これだけで結晶まで出来るわけではない)。

これは伯方の塩が数年がかりで復活させた物で、工場の裏の敷地に設備が作られている。
昔の瀬戸内ではこれで塩を作っていて、この方法が一番味が良くなるらしい。
しかし、1971年に法律によって禁止されて以降廃れていた。1997年に専売法が廃止され、かつてのことを知る人の協力を得て、ようやく復活させることが出来たらしい。その過程については、先の見学の中にある。

説明書。



晴れてきて、奥の山も綺麗に見えてきた。こういうところで作られた塩というだけで美味しそうな気がしてくる。

ここに行くと、作られた塩を記念品にくれる。いつもくれるかどうかは解らないが、このときは私一人だけだったのでいただけた。

実は、先の売店でもこの塩は買っていた。150gで500円。普通の塩の10倍ほどもする。
試食というか嘗めることが出来たのだが、塩辛さが穏やかで、変な言い方だが、「塩らしくなく」まろやか。海水に近い辛さと味。魚介類を焼くのとか、煮物に使うととても良い味が出ると思う。家に帰ってから、これを入れて米を炊いてみたら、絶妙な塩味が付いておいしかった。高いのでおいそれとは使えないが、ここぞという時に使おうと思う。
後日、「塩なんですが・・・」と、料理をする人にお土産にあげたら、「いやいや、塩は大切」と言われた。まさに「たかが塩、されど塩」。

しまなみ海道リターンズ(38)2015年06月11日 06時45分37秒

さて、次。まずは大山祇神社方面に戻り、また峠を越えて宿近くに戻って海岸沿いに出て、後はひたすら南下して大三島橋で伯方島に渡る予定。

途中こういう所があった。

ところが、またもやここで道に迷ってしまい神社が解らない。またもや地元に人に聞く。すると全然違う方向に走っているらしい。
教えてもらったとおり戻って何とか神社前へ。
写真は、神社真ん前にある大三島美術館。

神社ちょっと手前横に大きな藤棚がある。去年そこが満開でとてもきれいだったが、今年は全く咲いていない。去年が4/29、今年が14日と約2週間早いが、この間に藤が咲き、八重桜も満開になるようである。今は山桜が散って藤も咲かず、除虫菊も咲いていない、一番花の少ない時期のようだ。

再び峠越え。
途中、落ち葉が濡れている場所で滑って危うく転倒しそうになった。自転車道は落ち葉などを取り除かれているわけではないのでこういうことがある。タイヤのごついマウンテンバイクとはいえ、要注意だ。

そう言えば、今はホトトギスとキジが居た至る所で鳴いている。他の野鳥も多い。ほとんど姿は見えないが、疲れた体が彼らの声で癒やされる。録音したいねぇ。次回はレコーダーを持っていくか。

峠越えの帰りは海が見える(神社方向は見えない)。海が見えるとほっとする。
この辺りは見通しが良くスピードも出せるので気持ちいい。

伯方島へ渡る大三島橋は多々羅しまなみ公園より南にあるので、一旦多々羅しまなみ公園へ戻る。

多々羅しまなみ公園から多々羅大橋を再撮影。うっすら雲はあるが晴れて綺麗に見える。
次の目的地は、海に浮かぶ城。

しまなみ海道リターンズ(39)2015年06月12日 06時11分58秒

多々羅大橋を超えて、大見島橋に向かう途中、海に3つの並んだ島が見える。多々羅大橋上からも見えていた。
ここは甘崎城(あまざきじょう)跡。海賊たちの海城の遺跡である。
遠目にはただの島にしか見えなかったが、そうらしい。そういえばアップにしてみると石垣らしきものが見える。

地元でもらったパンフレットより。
春と秋の大潮の際には潮が上がって歩いて渡れるようになるらしい。いずれ行ってみたいかも。

手前に見える砂州が伸びるのかなぁ。

ちょっと先にあった看板。海上と言われてもなぁ(^_^)

大三島橋の前はまたぞろ坂。登る途中で振り返ると、遠くに多々羅大橋が見えた。

大三島橋の手前にある小島。ミニ灯台がある。

大三島橋。橋の下の海流は見るからに速い。まるで川のようだ。
この辺りは狭いし海流も速いので、上のような灯台が必要なのだろう。船の通行も多いし。


しまなみ海道リターンズ(40)2015年06月13日 07時17分56秒

大三島橋。しまなみ海道;本四連絡橋はこの橋から始まったんだそうで。一番短い328m。とはいえ、完成同時は日本最長だったらしいけど。

上り道脇には八重桜が。まだ3分咲きくらい。

車道と人・原付き・自転車の道が分かれているのは他の橋と同じだけど、人の部分のさらに横(写真では右手)にも広い干渉領域?があって、橋から下が見難い。
比較的低い橋なので、飛び降りるような奴が居たらこまるからだろうか。

あっ、鳩の夫婦がいる。自分がそういうことには縁がないだけに余計に、仲睦まじいのを見ると微笑ましく思う。


海なんだけど、川のようにも見えるかもしれない。ここからでも海流が速いのがわかる。
橋を渡りきって伯方島へ。

ということで、今日の大三島内の走行ルート。
北回りとか南回りというコースがどこなのかがわかるように島全体を入れたのでちょっとコースが見えにくいかも。
櫓の先北向きに少し走っているのが方向音痴の証拠。たしかにぜんぜん違う方向に走ってる。

それにしても、GPSは単体ロガーを持っていってるのだけど、カメラの時刻が正確ではないからか、写真記録時間ととGPS記録時間から位置合わせをすると、おかしな位置になっていることが多々ある。なので、1箇所1枚は危険。

しまなみ海道リターンズ(41)2015年06月14日 06時05分09秒

伯方島へ。
そう言えば、「伯方の塩」というけど、見学した工場は大三島にある。でも発祥の地はここらしく、今でも小さな工場はあるみたい。見学は出来ないけど。

元々の予定ではこの伯方島をぐるっと1周するつもりだった。しかし、今の足とおしりの状況から行ってそれはほぼ無理と思われた。

一方、伯方島内には特に見たいところもないので、すんなり大島へと渡る伯方・大島大橋へ向かう。いや本当は伯方島の南西側においしいらしい塩ラーメン屋と喫茶店があるらしく行きたかったのだが、無理そう。やはりしまなみ海道は伊達じゃない。また、温泉は行って1泊したくらいでは体の疲れや痛みは取れない。島をゆっくり巡りたいなら、それなりの訓練をしてから行く必要がありそうだ。まあ、車で行けば楽だろうけど。

で、伯方島に入ったのだけど、ここでいきなり道を間違える。橋を降りて曲がる方向を真逆に来たらしい。何かおかしいので気がついた。紙の地図と周りの景色、GPSの地図で何とか気がついて戻る。一瞬このまま先に進んで島を1周するのはどうかとも思ったけど、そんなことしてたら、時間までに終点に戻り付けなかっただろう。

自転車を進め本来の道に戻ったと思われたところで地図をまた見ようと思った。が「ない」。胸ポケットに入れていたはずなのに、そして飛んでいった気配は全くなかったのに「ない」。どうやって出たのかは解らないが、落としてしまったようだ。これで伯方島の観光情報は全くなくなってしまった。

サイクリングマップだけが頼りなので、余計に道の駅「伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた」に向かうしかなくなった。それは伯方・大島大橋のすぐ手前にある。

ここには前回も停まっていて、柑橘類を買ったり、塩アイスを食べたりした。芋けんぴを買ったのもここ。塩アイスは工場で食べてしまった以上、他では食べられない。やはり別格。

今日はだいたい晴れてはいるが、風はきつい。ここでは数グループの自転車野郎共を見た。また女性の一人も居た。でもスカートにストッキングでは風にあおられるだろうし力が抜けて大変だろうに、と思った(ストッキングは踏ん張っても足底が滑ってしまうので力が抜けてしまうから)。まあ、街道全てを走る気はないんだろうけど。

ここで昼食。「しらす丼」。しらす魚をご飯にのせただけの物。760円。塩ラーメンでも良かったんだけど、何となくラーメンよりこちらの方が気になったので。
大きな皿のようなどんぶりで出てきたのだけど、これがまた見かけ倒しでものすごく浅い。なので量も多くない。自転車乗っている最中なのでこれくらいでも良いかもしれないけど、ちょっとなぁ。

しまなみ海道リターンズ(42)2015年06月15日 07時23分08秒

マリンオアシスはかたの前にはきれいな浜がある。
出発前に芋けんぴとまた2袋ミカンを買う。今日は持って帰るので小さめの。
さらにトイレにも行って出発。しまなみ街道沿いには比較的トイレは多いと思うが、それでもどこでもというわけにはいかないので、行けるときは済ませておかなくては。

写真でもわかるが、次の橋「伯方・大島大橋」はすぐ近く。
ここはしまなみ海道の橋の中では比較的上り道が短い。

これが伯方・大島大橋。

こういう場所。
次は大島・・・に行く前に橋の途中にある「島」に行く。

しまなみ海道リターンズ(43)2015年06月16日 06時28分26秒

さて次。大島に行く・・・前に「見近島」という所に行く。この島は、伯方・大島大橋の途中にある。
橋の途中に降りる場所があった。看板が小さいので、気をつけないと見落とすかも。
この島は「今は」無人島らしい。「今は」の意味は後で分かる。

入口から降りると、どえらい下り坂がある。橋の下をくぐってぐるぐる回りながら下る。
途中いろいろあるけど、とりあえずまずは一気に降りきってみる。

途中にあった石碑?
ここには「伯方橋」「大島大橋」とある。それが正式名称なのかもしれない。途中で橋が切れているような場所はなかったけどね。

下りきると浜辺が見えた。とても美しい浜。
ここからは先の道の駅マリンオアシスはかたが対岸に見える。
青くとてもきれいな海。本州にもこんな海岸があるのね。驚き。

浜の前には野営場がある。今日は管理の人も居ないみたいなので詳細は不明。
いつかは泳ぎに来てみたい。今日は気温も高いのでちょいと泳いでもいいような気もするが、後が大変なので(野営場にシャワーでもあれば考えたけど)。

しばらく眺めてたくさん写真を撮ったあと、島を1周してみようと思い出発する。
いや、したんだけど・・・

今年の初あさがお2015年06月16日 13時09分33秒

5月1日に種を植え、その後支柱を立てたり網を張ったりしてその時を待っていたあさがおさんが、今日咲いた。

昨日、ゆりの横に小さな蕾が膨らんできていたので、そろそろかなと思っいたら、今朝咲いていた。

今年の一番は白馬朝顔。濃い紫の花を咲かせる。「ひさしぶり!」という感じ。

今年は、というか例年かもしれないけど、つるの成長は早くてもう2階に達しているのだけど、花はなかなか咲かなかった。でも、調べてみると去年は7/1が初開花だったようなので、半月ほど早い。さらに言えば、去年の初白馬朝顔は8/23なので2ヶ月も早い。まあ、去年の白馬朝顔は、その前の年に咲いたものの種がたまたま落ちていて開花したもので、今年は去年の種からちゃんとまいたから、土とか生えている位置とか違うのだけど。

これから5ヶ月間くらいは楽しませてくれる。

いよいよ夏が来た感じ。

しまなみ海道リターンズ(44)2015年06月17日 07時46分08秒

きれいな海の前で記念撮影。今回のお供自転車。

しばらく写真撮影をしてから先に進む。トンネルがある。
くぐるとぬかるんだ土の地面に。

あっ、橋が下から見える。
伯方・大島大橋をこの角度から見られるのはここだけ。

更に進もうとするが、道は行き止まりになる。島1周は出来ないようだ。多分歩いても。
この辺り、ゴミが落ちている。この辺まで来る人は少ないだろうし、ばれなきゃいいと思っているのだろうか。愚行は己の魂を汚す。気をつけよ。

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