しまなみ海道3「魂は燃えているか」(6)2016年04月17日 05時38分32秒

尾道1つ前の駅は東尾道だけど、その駅間は非常に長い。車掌さんが検札に回る位。いよいよ尾道に近づくと、車窓に千光寺が見える。

そして尾道駅。
隣がこの列車の終着、糸崎か。
糸崎の1つ先が三原。新幹線の駅でもある。尾道~三原間は在来線で行かせないという魂胆か。尾道も三原から戻った方が早いと思えるが、三原に止まる列車が少ないのと、「戻る」には別料金が必要なのがネック。

列車を見送ってから駅を出る。

尾道駅を出て土生港行きバス停は駅の左手すぐ。

駅の方を向いて言うと、右手。
駅前バス停の中で一番近い場所。

時刻表。この「因島土生港行き」(はぶこう)を待つ。とはいえ、待ち時間はたった8分。
HPならこことかここ参照。

このバス、土生港まで960円と高いが、多くは橋代(橋を超えると急激に上がる)である。尾道大橋と因島大橋の2本分。自転車は無料だから気が付かないけど、自動車は有料なのだ。

そしてバスが来た。
肉眼では気がつかないけど、LED表示板ははダイナミック点灯=常時点灯しているのではなく、実は細かい周期で点滅しているので、写真で撮るとこのようになってしまう。たぶんシャッタースピードを落とせば写るんだろうけどね。

ちなみにダイナミック点灯する理由は、LEDは常時電流を流すとすぐ寿命が尽きるから。より正確には電流を流すと発熱し、この熱による劣化が原因。だから、発熱する時間を減らすため電流を切る。LEDにとって発熱は、長寿命化のための必須対策と言える。赤色とか緑色の時はそんなこと余り気にしないでも良かったのだけど、青を、特にそれを大量に使うようになってそれが重要になったと。

実は蛍光灯とかも電源周波数(60Hz/50Hz)で点滅しているのだけど、実際に光っているのは蛍光塗料だし、白熱灯ではフィラメントは電流が切れてもしばらくは熱を持っている=光を出すし、そもそも人間の目には残像があるので気にならない。人間の目の残像はおよそ1/30秒位かな。これがテレビの画像の更新タイミングになっている。
でも写真やビデオに撮ると撮像素子には残像はないので、電灯下ではちらつきが出ることがある。LEDの場合はたぶんもっと高い周波数で点滅させているんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。

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