伊勢・志摩旅行(41)2016年03月27日 05時50分09秒

さて、食事後、14:15。帰りの電車は15:54鳥羽駅なので、時間があるとはいえ、それほど余裕があるわけではない。自分一人なら余裕と言えなくもないが、同行者が居れば無理は出来ない。

ということで、ミキモト真珠島方面に向かうことにした。島方面はまずは地下道を通っていく。

くぐると、観光船の乗り場があった。
これに乗っても良いが、周遊が約1時間、さらに待ち時間を含めるとちょっとぎりぎりすぎ。なので今回はパス。

ということで、ミキモト真珠島に渡ることにした。対岸のここが入り口。

入場券。
今まで真珠島は「有料」で「真珠の売り場だけじゃないの?」という思い込みから行ったことがなかった。

島へはこの橋を渡っていく。

渡る途中下を見ると船が通っていった。これが例の観光船だろうか。

観桜祭;お茶席2016年03月27日 11時38分26秒

観桜祭では、地元の高校や中学の茶道部がお茶席をも受けることがある。今回は、昨日今日とあった。毎回それを楽しみに行っている。

昨日は京都光華高校・中学の茶道部。
本式の茶道具一式。たぶん府庁からの貸し出しではなく、自前。やっぱり京都の学校には茶道部が多いのかな?

掛け軸は「日々是好日」。禅の、浅学な私でも知ってるくらい有名な言葉。生け花は椿。

お菓子はこちら。練り物というのかな。なんか食べたことがある味だと思ったら、八つ橋だった。聖護院八つ橋謹製。

席。実は前回は一番だったけど、今回は一番最後になった。席順じゃなくてお茶が配られる順番。最初の2人は実際にその場でたてられたお茶を、あとの人は別途いれられてお茶をいただく。でも私が飲んでいる間に終わりの挨拶をされてしまって「どうしよう?急いで飲まなきゃだめ?でもこのお茶って、一気に飲めない」と言う感じで焦った。
雰囲気的に写真もほとんど撮れずに残念。

この席で「始まるのが10分遅れてる。ちゃんと指導せないかん」とか「声が聞こえん」とかいうおっさんがいた。作法から見てお茶の心得はあるようだったが、どう判断すべきだろうかと思った。
昔ならこういう人は居たし、言っていることはまあ至極まっとうではあるけど、「頂きに来た」側からするとそれは言うべきなのかどうかと。

・・・

こちらは今日の府立鴨沂高校茶道部。
「かものほとり」と読む。学校の位置する場所にちなんだ席の名前。

お菓子はこちら。
一番気軽なお菓子ということでこれを選ばれたとか。

で、この落雁。これは鴨沂高校独特のものらしい。何でも木型から起こして作ってもらっているのだとか。
紫は学校の色(京都は同志社を始め紫が多い。やはり御所があるからか)で、Yの字は学校の存在する場所にちなんで;加茂川・高野川が合流して加茂川になることを、そして周りは山を表しているらしい。
現在学校は建て替えのため一時鞍馬口の方に移転というか校舎を借りているらしいが、本来は旧新島襄邸宅というか廬山寺よりちょっと南の「鴨川のほとり」にある。

ちなみにこの高校、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」に登場した「京都の女学校」は、ここの前身「京都府高等女学校」のことらしい。ドラマは来週で終わるみたいだけど。

こちらでは、野点の実演をしながらも、お茶自体は全員別途いれられたものが運ばれてきた。実演を見ながらいただくという趣向である。
掛け軸は、「春入千林処々鴬」(はるいりせんりんしょしょにうぐいす)と読むらしく、「春の気が林という林に充ち、至るところに鴬が鳴いている」という意味で、春の御茶会ではよく使われるものらしい。勉強になったね。

お茶はこちら。今日は写真が撮れた。
お茶っ葉は、昨日も今日も結構良い物を使っているそうだ。名前を聞いたのだけど失念してしまった。

お茶碗はなんかかわいい。うさぎ模様。色合いから見て、自作かもしれない。
学校ごとにいろいろと趣向があって、面白い。

今年の観桜祭の御茶会はこれにて終了。いや、今日は13時まであるけど、これを読んでいる人はもう間に合わないかな(^_^;)。
(C)おたくら編集局