歴史上の有名人との関係2020年08月03日 06時48分52秒

今度はこの書面。ここにある「三条実美」ってどっかで聞いたことがあると思ったらこの人だった。京都以外では知らない人も多いかもしれないけど、時代祭にはその名前があるくらいの人。
うちのご先祖様は警部補心得(これで役職名)をしていたみたいだけど、その時に賞金をもらったことが書かれている。
「警部補心得として勤務中に九州地方の騒動に際して尽力したので、その賞金40円を下賜する」。

明治13年というのは西南戦争のあった明治10年より後。実はご先祖様は西南戦争でも九州に派遣されている。当時は「西南の役」といったみたいだけど。
画像処理をしているのではなく本当にこういう模様色の紙に書かれていて非常に読みにくいのだけど、「明治十年 西南の役に徴募 巡査として九州地方守備に行きし時に所持せし記念手帳」と書いてある。そのまましばらく向こうに居たのかもしれない。この手帳には椎谷からの全出兵者氏名や当時の椎谷周辺の人口状況なども書かれていたのだけどそれは別の機会に。

賞勲局というのは現在でも相当の部署が内閣府にあり、政府からの勲章を与えるところと思えば大体あっているか。Wikipediaによると初代局長が三条実美。そこから賞金をもらったということを示す資料としてこれには価値があるかもしれない。

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