博多総合車両所見学(12)2017年02月23日 06時15分29秒

車両所本部の中はこうなっているらしい。今回公開されるのは1階。それに屋上から眺めることも出来るらしい。

1階の展示室はなかなかに盛りだくさん。これは総合指令所の模型。一応本物と同じらしい。
新幹線は世界で一番高度に監視された中で運転されているのである。どこぞの国の様に速いだけとか何かあったら地面に埋めて隠蔽するような、猿まね鉄道とは根本からして違うのである。

横にはNゲージのジオラマがあった。Nゲージは私の子供の頃に出来た規格だったと思うけど、日本の狭い住宅事情も相まってそれまでのHOゲージに取って代わられたような感がある。最近は種類も増え価格も下がったから楽しかろう。
この中にはN700系、ドクターイエローの他、500系TYPE EVAも走っていた。ホームの所に留ってる。

一方で、HOかそれより大きなサイズでの歴代車両の模型も展示してあった。
上から100系、0系、奥が300系。

これはWIN350。500系の前に作られた試験車両。
東海道新幹線乗っていると米原付近で線路沿いに見ることが出来る。ところが(以下後のお楽しみ)。

そして上がレールスター、下が500系。

こちらはその中間くらいのサイズの6両編成。これがHOゲージかな。

今はもう持ってないけど昔は鉄道模型も少し持ってた身としてはなかなかに嬉しい展示。昔は厚紙と家にある素材だけで模型を作ったりしてたんだけどね。昔は根気も手先の器用さも、それに細かい物を見ることが出来る視力もあったのに。今はもうこの体たらく(T_T)

博多総合車両所見学(11)2017年02月22日 05時57分12秒

車内から見えていた、人の多く集まっていた建屋の前に到着。

中に入ろうとしたその時、なにやら前に人が集まっている。しばらくすると「奴」がやってきた。500系TYPE EVA
エヴァンゲリオン色に染められた500系。あるというのは知っていたけど、現物を見るのは初めて。

前面から見た感じが初号機の顔に似ているから作られたらしい。やっぱみんなかっこいいと思うんだ。

今日は日中何度か基地内を往復するそうな。たまたまその時間に居合わせたのだ。ラッキー。

本線上では1日1往復しか走ってないので、狙わなければ見られないので余計。

今回の公開での1つの目玉なんだろうね。
ちなみに4月から5月末までは点検に入るのか運休らしい。


博多総合車両所見学(10)2017年02月21日 06時00分00秒

さて、ドクターイエローの横を通り過ぎて先の洗車場の前に来る。
線路を渡るときは「左右指さし確認」。「右良~し、左良~し」。
まっこと困ったことに、このあたりの全景や先のドクターイエローの横のテント群は撮影し忘れた。どうも写真に抜けが多くて。現場で気がつければ良いのに。

さっきの2両は、前で記念撮影出来るみたい。
今はパス。

さっきの洗車機。こうなっている。

また別の列車が入ってきた。N700A系。洗車機は動いてないみたい。
デモンストレーションの列車なのか、本当に車庫に入ってきているのかは不明。

向こうに見えるは車庫内での牽引用機関車か。
煙突が見えるからディーゼル機関車だろう。こういうのは量産されない1両1機種なのかもしれない。

別方向を見ると半分に切られた新幹線が。いや、これは語弊を生む言い方(^_^;)編成を切り離された車両が。
最近の新幹線は連結器部分も幌で覆われているからこの部分を見ることは出来ないので、実はこれは非常に珍しい写真。

いやぁ、出だしから珍しい物いっぱいで興奮してくるねぇ。

博多総合車両所見学(9)2017年02月20日 05時58分18秒

ほんでもってドクターイエロー。
看板はなぜか青。黄色にすれば良いのに。

ドクターイエローとは、この車両色から名付けられた通称。新幹線の軌道や架線を走りながら調べる試験車両だ。
その昔は0系のドクターイエローがあったのだが、今はこの700系をベースにしたものに変わっている。速度が上がったので検査時間も短縮できたのだそうな。かつては夜中に2~3日かけて検査してたのが今は日中の走行で出来るとか。

なんかちまたでは「ドクターイエロー見たら幸せになれる」というジンクスというか噂があるそうな。わ~い、今日は幸せだ。

このドクターイエローの前にはそれはそれは非常に多くの人がいて、なかなか良い角度で撮影できなかった。
実はこの写真の左側に地元のおみやげとか観光案内、JRのいろんなブースも出てたので皆が皆ドクターイエロー目当てじゃないだろうが。乗ってた列車内では女性1人の割合は非常に低いと書いたけど、この前にはそこそこいた。女性一人、もしくは数人のグループ、しかもかなり若い人が撮影してた。美人さんもいて、「こんな人が鉄ちゃんなんて、時代が変わったなぁ」と思った。昔は鉄道好きはおっさんの趣味だと思ってたけど。

そう言えば、周りから聞こえてくるのは九州弁ばかり。男性はもちろん女性もバリバリ。やっぱり地元の人が殆どなのか。私みたいにわざわざ遠くから来るのはほんの一握りか。

このドクターイエローの正式型番は923系3000番台。
3001は先頭車。

殆どの人が車体にだけ気を取られているようだけど、ドクターイエローを見るなら台車を見逃してはいけない。
フェンスがあって余りしっかりとは見られなかったけど、隙間から見えた部分だけでも普通のとは違うと解る。
こちらは・・・普通?

こっちは軌道検査用。4両目、3004の車体の下。

反対側の先頭車。7両編成で各25mなので175m歩いたことになる。

引き込み線真ん前から。
このドクターイエロー、JR-WESTカードを持っていれば抽選で中に入ることが出来たのだそうだ。残念ながらこの日は持ってきてなかった。次会に来ることがあれば是非。

博多総合車両所見学(8)2017年02月19日 07時14分59秒

時刻は12時過ぎ。新大阪が8時発だったので、ここまで約4時間。
お昼御飯はすでに食べたので、お昼ぶっ通しで見学する。ここがあいているのは16時までらしいので、4時間。でもそんなに時間使うだろうか。この時はそう思っていた。

工場から外へ出る。「おかえりなさイ」じゃなくて「おつかれさま」。

外にいたのはこれ!!
ドクターイエロー。でも近づくのはちょっと後で。

おっきな看板が上がっていた。ずっとあるのではないだろうから、今日のために作ったんだろう。気合い入ってる。

ふと下を見るとかわいい花が。上だけ見ているとかわいいものに気がつかないぞ。
下ばかり向いているのもだめだけど。まして、スマホ画面ばかり見ていると隙だらけでどこぞの誰かみたいに暗殺されるぞ。日本は本当に悠長、もとい安全な国な事で。


博多総合車両所見学(7)2017年02月18日 07時47分31秒

8分ほど待って下車。何せ車庫内なので、本来乗客を降ろすような場所じゃない。故に、1両1両タラップを架け、人数を制限しながら下ろしているわけである。

団体専用!

工場内はこんな場所。
隣は九州新幹線にも入るタイプのN700系。青みがかっているのが見分け方。例の鳥飼基地にも1編成だけいつも留っている。鳥飼基地はJR東海の持ち物で、かつJR東海にはJR九州直通列車はないのになぜ?

運転台見学はこちら、だけど今はその順番ではない。

隣の車両でも見学があるようだ。

N700。こんな距離と角度で撮影できる機会はあまりない。
駅で停車中でも、先頭まで行って撮影するのは、なかなかに距離があって難しいから。まして角度的にはなおさら。

前から見るとこんな感じで2両が留っている。
なんかアニメやゲームに出てくるロボットの整備工場ってな感じ。

やっぱりかっこええなぁ。

ここではこういうことをしているんだよ、という看板。
ここは日常点検を行う場所。台車を外してとか言うもっと大規模な点検については後で見ることになる。

博多総合車両所見学(6)2017年02月17日 06時00分44秒

また動き出した。列車が並んでいる横を抜けて行く。


そして徐々に、写真で見るところの奥側の方に移動していく。

周りを見るとすでに多数の人=見学者がいる。こちらを撮影している人も多い。
向こう側にも停車している列車がある。そちらにも行くことになるのだが、それは後の話。

手を振っている人も結構いるので振り返してみる。解った人はいるかな?

人がどんどん増えてくる。

洗車場も抜る。

さっきの奥に見えていた車両がこんなに近くなった。700系とN700系。
上に見えている高架は九州新幹線。
「見ろ、人がゴミのようだ」ではないけど、想像以上に多い。

基地に入る直前。職員と思われる人の歓迎を受ける。

そしていよいよ基地内へ進入。

車掌さんもお出迎え。

ということで到着。
早かったような遅かったような。

博多総合車両所見学(5)2017年02月16日 06時23分14秒

などといろいろあるうちに列車は博多に到着。
これは駅直前、停留していた列車。ソニックか?側面のエンブレムは「つばめ」っぽいけど、今つばめはもうないのでは?→「AROUND THE KYUSHU」というエンブレムで、九州全域で使えるように、と言うことらしい。

こちらは「白いつばめ」か。
「白いソニック」も同型車両だけど、青い筋が入る。ちなみにこれも2001年度のブルーリボン賞車両。

博多駅。
もちろんここでは降りない。

たまたま隣の車両も500系だった。
子供連れが多そうだけど、これもどこかへ行く企画列車だろうか。と思ってたら、そちらの方が先に、同じ方向へ出発した。ということはやはり博多車両基地か。500系は九州新幹線内は走らないし。1本だけじゃなかったのね。

博多駅で8分ほど停車の後こちらも出発。ここから先、博多南駅までは全くの未体験領域。九州新幹線は博多から鹿児島中央までだけど、この博多南はJR西日本の車両基地があるJR西日本の管轄。もともと、車両基地までの回送線だったのだが、基地近くの住民の人の請願により駅が出来たのだそうな。

基本的には基地への回送列車を使うか、専用列車で運用されているようだ。車両は当然新幹線車両を使うので1駅ではあるが特急料金が掛かる。それが先の切符。

ちなみに、かつては大阪にある鳥飼基地でもそういう要求があったそうな。今は大阪高速鉄道という名(でも速度は遅い)のモノレールが走っているので不要だが、昔はなくて、あのあたりは交通僻地だったから。JRというかまだ国鉄かな、が断ったそうだけど。

約9分で博多南と思われる場所に到着。駅は見えないけど。

横には先の列車と思われる500系が留っていた。すでに人の姿はない。私の乗る列車は車両基地まで入るが、その列車は博多南までだったのだろうか。基地で人を降ろしてここまで戻るには時間が早すぎる。

博多総合車両所見学(4)2017年02月15日 06時06分35秒

車内で切符が配られた。
行きはこの列車で車両基地まで入るので何も要らないが、帰りは各自博多駅集合である。ということで、基地の最寄り駅である博多南駅から博多までの乗車券と特急券。
山陽新幹線博多までは乗ったことが何度もあるが、この区間は初めてで、今回の楽しみの1つである。実はこの区間は全新幹線の中で最も安い駅間。JR西日本の車両に限るが、運が良ければ全種類の車両に乗れる「可能性がある」。

さらにもう1つ。N700系の運転台を見学できる整理券ももらえた。
厳密な時間指定があるので、それを考慮して現地では行動しなければならない。

しばらくすると今度はなにやら「枠」がやってきた。

今度も写してもらいました。今回の旅行では一切の遠慮はなし(^_^;)。

外を見ていると何か円形に留る車両群が。
昔の蒸気機関車の転換場をそのまま使っているのだろう。後で調べたら新山口(旧の小郡)駅のちょっと手前にある。狭い土地で短い編成の気動車を止めて置くにはこれが一番効率が良いのかな?

車内ではお弁当も配られた。
まだ11時台で、食べるのが早過ぎると後でおなかがすきそうなのでギリギリまで粘って小倉を過ぎてから食べ始めた。そもそもなんか忘れられてた様で一番最後になってしまったということもあり、周りはもう食べ終わった人がほとんど。

カンセンジャー特別弁当。
日付入りの特注品。

中身は普通の幕の内。
もちろん入れ物は取ってある。箱は会社に持っていくお弁当箱にするにはちょっと大きいけど、仕切りは絶賛再利用中。

そうそう、このカンセンジャーが持っている剣、パンタグラフがモチーフだそうな。レールじゃないよ。このクイズで間違った。

博多総合車両所見学(3)2017年02月14日 06時25分03秒

クイズ大会が終わってしばらく。音楽が鳴って「彼」が現れた。
カンセンジャーだ。
カンセンジャーはこの500系をモチーフにしたキャラクター。日頃は車掌「西旅人」として新幹線に乗車しているという設定だ。その設定についてもクイズ大会で出たのだが、「運転手だと何かあったときにすぐに駆けつけられないから車掌」だそうな。

ちなみにJR東日本にも新幹線トレインジャーというのがいるらしいが、かっこよさではカンセンジャーの方がずっと上だ。

大人な事情を書いておくと、彼はこの8両編成を端から端まで全部歩かなければならない。ここは5両目、さぞかし大変なことであろう。がんばれ。

求めに応じて一緒に写真撮影してくれる。

子供だけじゃなく大人だってOKだ。

私も「旅の恥はかき棄て」とばかり一緒に写してもらった。
私の年間写真撮影枚数は優に1万枚を超えるけど(2016年は実に4万越え!)、自分の写真はたぶん10枚もない。それがこの旅行では結構撮影された。年賀状にも使ったけど、結構珍しいので、もらった人は「お宝、もといオタクラからGetだぜ!」である。ある?(^_^;)

「ありがとうカンセンジャー」。
まだ3両あるけど頑張ってね(大人 ^_^;)。

(C)おたくら編集局