京都迎賓館(9)2016年05月07日 06時14分30秒

池の端に船が停泊している。「和船」(わせん)という。
池に出て舟遊びをするためのもの。京都に迎賓館を作るなら貴族の舟遊びを再現しようというのは当然の考え方であろう。
見ても分かる通り底が浅い船なので、比較的浅めのこの池でも行けるのだそうで。でも、開館して10年、まだ4組しか使っていない(NHKの番組ではその少ない1回を写していた)。一応全ての人におすすめはしているのだけど、分刻みのスケジュールの要人が多いので、実現まで行かないとか。
ということは、ずっと水に浸かったままになるのだけど、桐以上に水に強い「槇」(まき)という木材なので大丈夫らしい。「槇」は極めて入手困難なだそうだけど、こういう時のために入手して寝かせておいたものを使ったとか。
ちなみに、館内の洗面所にも槇が使われているらしいが、非公開なので見たことはない。

和船の停泊している前の部屋。奥に屏風が見えるけど、此処から先は前回も今回も非公開。
GoogleEarthで見るとこの奥にも建屋があるけど、おそらくは宿泊施設などがある。公開されることはないかな。幾つかは写真で見たことがあるのだけど。

ということで1周終了。ゆっくり回って1時間のコース。

玄関。このテーブルはなんだろう?

玄関扉の引き手。ここにも細かい細工が施されている。
七宝焼らしい。七宝焼って、名前は知ってても工法は知らなかったのだけど、金属の素地にガラス質の釉薬を焼き付けてるくるのね。てっきり陶器だと思ってた。

もっとアップ。七宝を知っている人によると、この直線の出具合は信じられないレベルだそうで。それほど高度な技術ということ。

その横のガラスにはこれがある。

この角度から見るとわかったが、立体的なものが貼り付けてある。
これ、実は衝突防止のためだそうで、要人の人は当然玄関扉から入るけど、SPなどは横から先に入ろうとし、そのガラスが透明度が高いので衝突することがある。なので、ガラスがあることがわかるようにこれがあるらしい。

とにかく、隅から隅まで、最高の技術が集積されているのがここ京都迎賓館なのである。それがおもてなしの心とともに賓客を迎えているわけであるが、果たして、どれだけの人がそれに気がつくだろうか。ヨーロッパの人は気が付きそうだけど、アメリカとか赤の国の連中にはもったいないんじゃなかろうか、などと思ったり、思わなかったり。

玄関を出て、

スロープ降りて、

これが地下。広い。
迎賓館は地下1階地上1階建て。公表上は。
あと、あまり知られてないというか、今回の説明でも出てこなかった話でひょっとしたら秘密かもしれないけど、いざというときの避難場所(シェルター)もあったりする。某筋から聞いた情報。きっと脱出用の(以下国家安全上の懸念により削除^_^;)。

そういえば、この右奥手でDVDが流されていたのだけど、それはこれ。
前回の特別公開時には売られていたのだけど、今回は売ってなかった。値段は510円と安い。先日友人が来た時に一緒に見たけど、使われた技能の紹介だけなので、細かい技までは解説してない。また、織物に関しては紹介がなかった。加て、迎賓館全体の解説もないのでちょっと物足りない。そういうDVDも欲しいなぁ。あまり館内を細かく写すとまずいのだろうけど。

そういえば、前回の公開時には土産物が売られていたのだけど今回はなかった。今回こそ人が多いから売れば儲かっただろうに、なぜ?

というところで、迎賓館見学ネタは終わり。

・・・ではあるけど、思い出し次第追記していこうかと。自分の記録としても。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
今年は西暦何年?(全角で2020)←更新しました

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://otakura.asablo.jp/blog/2016/05/06/8084421/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

(C)おたくら編集局